すっかり寒くなってきましたね
こんな季節はホットココアが美味しいです
どんなに気をつけていても
きっと、
これからも、
かなしい思いは
すると思います。
それに
いつかは ....
宙から糸を引くように
いくつもの魂が
みちびかれてゆき
草むらのコオロギもまた
静かに時を止めた
ゆっくりと過ぎてゆく僕の時間も
に包まれて
黄金の金糸に引かれてゆく
冷え ....
気分がやけに良くて
胸のつかえが取れた心地だ
手足は冷たくともとても穏やかで
失った人のことももう全てどうでもいい
届かない彼のことは忘れよう
手を伸ばしてもかわされて冷たい雨
遠い目をし ....
あなたに優しくできない私が
あなたの子供なんです
後姿老いましたね おかあさん
何度も思い直す行く道で
せめて逆らわない
怒らない おさえて おさえて と
窓の景色が流れるのを
....
家に静けさが降っているとき
五人の家族の顔は
お互いそっぽを向いている気がする
わたしはひとりで居間にいて
天気が悪いからって
掃除機をかけようかどうか迷っている
母は体調が悪 ....
また 低気圧がやってきた
気分が乗らない
何もする気がなく
だらだらと眠る
ジャージャーと
水の音
またあいつ 手を洗っている
もう30分以上も
イラつく
なんで
....
舞う花びらはどこへいく
いつかはこの地に落ちるのに
しっかと根付いた木から離れ
ひとひら ひとひら
散ってゆく
たとえふうわり飛べたとて
風のきまぐれにまどわされ
たとえひらひら飛 ....
寝起き
たとえば朝7時に目覚ましが鳴り
「あと、あと5分だけ・・・」と目覚ましを止める。
5分経った頃に
時計を見たら
7時5分 のはずが、
7時5分どころ ....
ウーさんとサーさんが
小声で話をして 叩き合ってわらっているね
不幸そうなンーさんが近づいて耳をそばだてているよ
眼光鋭い 腐りかけのクーさんが
ウーさんとサ ....
手首を拘束して
気が狂ったかのように叫び続けて
流血塗れで愛の言葉を囁いて
「僕は生きてる」と呪文を呟いてみて
静かな部屋で枕を濡らしてみても
世界は何も変わらずに
僕の存在を消そうとする ....
夕焼け空
朱に染まる
黒い飛影を残し
高みを一心に飛ぶ鳥
一羽の孤独
生きる事の痛みを
悼む
酒に酔うて
人に酔うて
乱雑な物言いをして
おれはこんな所へ居る者では無い
もっと高い所へ居る人間だ
そんな事を宣って
あらケンさんその通りだわよ
あなたは私か ....
夏のそらばかりが 身をせめる
南風の吠ゆる 島の岬に
母のかたみの 赤い櫛で
髪を梳く
罪を乞うでなく
罰をあがなう 身にもあらず
まばゆく うれしそうに
紺碧色に待つ 海 ....
そろそろ髪を切らなくちゃ
雨の続く毎日だから
くせ毛の君がつぶやいた
ちいさなリビングに椅子一つ
君が体育座りで目を閉じる
僕はハサミでばっさりと
栗色 ....
アメリカを好んだ
わたしから
アメリカを除くと
わたしだけが残った
アメリカが
わたしなのではなかった
フロリダも
シスコも
ロスも
わたしが好む何かではなくて
それは ....
星の輝く綺麗な森で 
ふたりの影が踊ってる 
それは一枚の絵画の様な 
光り輝く光景でした 
語らう二人を陰で見つめ 
私は破裂しそうで ....
麻薬売りの女の子に道を尋ねた
明日に行くにはどうすりゃいい
麻薬売りの女の子は答えた
これを煎じて飲みなよ
僕は彼女にもらったものを
すり鉢で煎じてお湯に淹れて飲んだ
苦く ....
一人の、
永遠を殺した、
1900年生まれの永遠を、
一人残らず殺した秒針が、
また泣いちまう、
一秒、
駆け抜ける間に見えなかった事実が、
結果的には、必要だった、
今日死んでいく人 ....
窓を見ていると、
空が傾いた。
ぼくの部屋で
夜は目を覚ます。
平成21年11月11日
利用者各位
○○企画
公園設備の更新のため
3ヶ月休園いたします
利用者の皆さまには
ご不自由をお掛けいた ....
「はじめて神様にお会いしたのは、あたしが五歳の時でした。
あたしは小さな森の入り口に立っていました。そこは、とても暗い、お月様もお星様も見えない夜の森。その森の奥に神様のおうちが建っているのです ....
もうすぐ別れが近づいている
どうも最近そんなことばかり
引きちぎられるように離れて
二度と会えぬ場所というか時間性にゆく
伝えておくべきだったということが
きっと直後には次から次へと現れ ....
そして/あるいは君の弱さを愛す
目に見える形にして示すことが出来ない
あなたが優れているから
僕があなたを愛したのではないのに
僕が眠っている間に世界は
あなたという宝石を見出した
宝 ....
遠いといわれた惑星に至り
それほど悪くはなかったと
ヴェランダでこれまでを振り返っていると
遠くから差していた光が翳っていく
君の強さを
そして/あるいは君の弱さを
それは人目を引いて ....
この言葉は 行方も知れず
この言葉を 放っていく場所を
僕だ 探していた ひとり 木陰の道へと
トロトロと流れる川に 凝視した
トロトロと トロトロは 僕と
僕自身の陰を見ているみたいにして ....
延々と続く太陽は
僕がこの国にやってきた証、
石畳のこの路地にはすれ違う人も無く
この黙々が太陽と続くだけなのだ
カメラを捨て
僕は生業すら忘れ去ってきた
日本の戦いの壮絶さ、
地下 ....
セックスがまだ下手糞だったころの話をしようか。
学校帰りには毎日本屋に寄って
ゲーム週刊誌から現代小説まで立ち読みした。
田舎だったあの町には
本屋くらいしか暇を潰す場所がなかった。
町 ....
【生きるが故に激しく揺れる、この胸の中にある痛み】
目を伏せても耳を塞いでいても流れ込んでくる
凍てつくような尖った感情
晒された心は ....
贋物の舟をだして
ほんものの海をゆく
実際は泳いでいたのだが
贋物の舟にのってることにした
海をゆくディティールは
泳ぐ者のそれだった
海は偶然にみちていた
....
声とは
思えない、そのような
声。
響き、
沈黙の、
うたえる
歌が、あるのは
むこう、
声じゃない
声、
の
かなたが
電話をかけてきて、
....
3532 3533 3534 3535 3536 3537 3538 3539 3540 3541 3542 3543 3544 3545 3546 3547 3548 3549 3550 3551 3552 3553 3554 3555 3556 3557 3558 3559 3560 3561 3562 3563 3564 3565 3566 3567 3568 3569 3570 3571 3572
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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