二人の思い出が
ぼやけていく

握った手が
離れた速度で

君からの手紙は
まだ引き出しの中

揺れる日溜まり
あの日の歌を口ずさむ

望んでも戻らない
手紙を読み直すことは ....
子供等が
影踏み遊びに興じている
こんな遊び
いまでもするのだというかすかな驚き
無心に ときに真剣になって
人間をではなくて
影を踏む
という行為
(大人は心の中にまでも踏み込んでく ....
気が付くと音が止んでいた
いつもより時間が経つのが
早い気がする
雨はもう上がっていて
日はまだ差さないけれど
射し込む予感はあった
燃やされる堆積物に
湿った身体をそっと寄せる
釣り ....
空に憂いをうたい
こんな風にこんな風に
雨に涙を想い
そんなことでそんなことで
歩けないような息ができないような
か細いことが美しいとおもってしまふ

君と僕らはどこが違うか

海の ....
きみは気まぐれ
あれは雨だれ
彼は、(かはたれ)
どれも春の終わり

(一人でおいでね)

きみも月
そこに針
きみの秋
ぼくも鯉

グレコの空
稲光り 
水流る 
―押 ....
この国という名の
この国としての二十四時の
人の溢れかえる ホームは
俺の街ではない この場所は
ほかにある 場所は
ここではない 場所は
この俺のどこかに ある
目をさまし、またUターンする枕元まで

人が居ない時間帯、ベランダから見える薄青の寒さがいい

体の一部と自分とが、2秒くらい離れてきた

記憶荷物積みあがった出鱈目な歴史の部屋。鉛筆、使 ....
あぁ
こんな所にも汚れが

なんて微笑みながら君は僕の掌を一生懸命に拭いている

僕が他の女の子を抱いた日大抵君はこういう風になるね

僕はそんな君をボンヤリと眺めて
まだ大 ....
高層ビルの屋上で
見渡す限りビルの腹
それはまさにビル野原
野原ビルは25歳
母=日本人、父=生コン
出会いはタンクローリーで
会ったその場で基礎工事
生コン新婚成田離婚
シングルマザ ....
{引用=今日は今日を生きて
生きていることに少し感謝しました
少ししか感謝できなかったのは残念ですが
明日は明日を生きて
今日よりも少しだけ多くの感謝をします

ほんの少しだけか ....
君が雨の向こう側へといってしまう
私の指は君の枷とは成り得なかった

どこにも行けない手紙を持ったまま
消えない空を追い求めていた君の
首筋の匂いがいつまでも離れないでいるの

不思 ....
はじけ散ったオレンジ色の広がる時間がソコにある
乾いていくアスファルトの匂いが過ぎていく季節を
惜しみながら少しずつ少しずつ遠ざかる

ね、あの日
空は何色の雲を纏っていたの?

ね、あ ....
小学三年までと二十代後半を東京で暮らした
いまも出張で月にいちどは東京にゆく
きょうは機械の立ち合いで東京だった
加工テストが順調だったので
そこの社長に言ってちょっと散歩に出る
狭い道に風 ....
雪はまだ降らないのにユキムシ
羽のある水色しっぽのアブラムシ
立冬とんとん飛んでいくけど
君の母さんの木はどこにある?

しぐれて雨が降るけどアメムシ
雨は天だろう天降り
星飛沫まきちら ....
人の言葉を話さないと
人間あつかいされない
じっと警戒して息をひそめていると
けもののように狩りだされる
人ならば人の言葉を話してみろと
けだものの牙が服の下で闇を集める
それは罠になり穴 ....
ある例えがある。

地球上に、二人の人間が背中合わせに、まるで一体であるかのように立っていたとしよう。
お互いが、もっとも近くにいるにもかかわらず、お互いの顔も知らない。
しかし、二人は絶対的 ....
無数の命の灯が

煌めき、瞬き

生まれては、消えてゆく。



それら一つ一つに想いは在って、

それら一つ一つに望みが有る。



愛されたいだとか、認めら ....
海のビタミン吸い込んで
さざなみに抱かれたいの
君が新しいワンピースを着て
ベランダで僕を見てる

ピアノを海に投げ込んで
遠い世界に歌を贈ろう
今年初めての海を
あなたと見られて良か ....
湧き出る水のある川をめぐって
ダムという池をつくるそうです
下の村では 水がとぼしく
水よ 水よと叫んでいるそうです

上の村では命の川と
崇めている老人は次々しんでいった

川はだれ ....
わたしたちの毎日が
こんなに離れてしまうなんて
ちっとも予想してなかった
離れても変わらないって思うけど
近くにいても
変わっていったことはたくさんあった
否応なしに

わたしたちの毎 ....
私たちは結構、頻繁に死ぬ


制服という名の戦闘服を着て

学校という名の無機質な箱の中で

学校という名のやわらかな戦場の中で

みんなお揃いの表情を貼り付けて


私たちは ....
意外と骨ばった肩に触れたとき、

全身の細胞が心臓にあつまって
核の中が真っ赤に染まった



今までだって
素敵な人は沢山いたけど、
後ろ姿がきれいなあなたは特別みたい

だっ ....
今迄痛いと思った事が

痛くなくなる寂しさに

掻き毟る様な哀しさを

僕は感じているのです
黒い服が

白い棺に近づいて

また会いましょう

約束交わす

今を終えたその顔に

ぽたりと雫は落ちました

口を歪めるその顔は

ほんのり笑っておりました
ファッション雑誌広げて

棒つきのキャンディー舐める

あたしのとこに来てよ

許せない嘘はこれ以上つきません

周りをぐるりと見渡したところで

騒がしいイベントが矢継ぎ早

 ....
誤差を狙って
群がる人達からは生の匂いがしない

相反するように
背を向けた人を指差しても
何が言いたいのか判らない

重苦しいことを
自慢げに喋る人達は
足下の影の伸びる方向にも
 ....
やさしく育った飴玉は
きみの笑顔に似てました
薄ぼんやりのはっかの味に
はらりはらりと花が舞う

いつも支えてくれたその先に
きみの言葉がありました
これでわたしは生きていける
そんな ....
あいという
あめだまをなめました
なんだかくすぐったくて
とけていくのは
じぶんのほうじゃないかって
ふあんになったので
はきだしました

すこし
こわかった



いぬは
 ....
狂喜!

嗚呼!
何もかもが空虚でしかない

吸い込んで
飲み下してやろうか

嗚呼、阿、
あああああ!

可笑しくて仕方がないよ
貴公の死に顔は

私が美しく ....
「赤い無花果は如何ですか」
「さあ!喰らいなさい、さあ!」

非現実でしかない其れを
どうやって愛せと謂うのですか


悲しいだけの贅語を紡ぐのはやめて


- - - - - ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
喪失ミツバチ5*09/11/13 13:16
影踏みKazu.1*09/11/13 13:01
Silencewithin7*09/11/13 12:40
彼方の君朧月309/11/13 10:08
月光都志雄309/11/13 9:00
彼方番田 009/11/13 8:38
フィクション猫のひたい撫...109/11/13 4:47
汚れ209/11/13 1:43
ビル木屋 亞万009/11/13 1:12
ささやくように歌っていますタマムシ8*09/11/13 0:45
終わる世界へ旅立つ君にジャイコ5*09/11/13 0:39
あいだいのせんと109/11/13 0:22
東京のふゆの風吉岡ペペロ1909/11/12 23:11
雪虫と雨虫海里209/11/12 22:31
喝采砂木5*09/11/12 22:04
歴史について夜明けまえの...209/11/12 20:54
命の灯と、小さな灯の葛藤。aokage4*09/11/12 20:54
さざなみと旋律瀬崎 虎彦509/11/12 20:42
私たちの川朧月609/11/12 20:41
こんなに離れてしまうなんて茜幸美209/11/12 20:39
戦士の憂鬱空都3*09/11/12 18:22
染色体の中で5*09/11/12 18:14
喪失雨流れ。1*09/11/12 17:43
喪に服す2*09/11/12 17:41
a dummymarica...1*09/11/12 15:40
生の匂いMélodi...009/11/12 14:55
きみがいてくれること山桜209/11/12 14:19
あめだま小原あき13*09/11/12 14:06
愚者の足掻きやぶさめ209/11/12 13:59
嬰児ホロコォスト009/11/12 13:58

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