親バカならぬ爺バカかもしれんが、我が孫ヨシオは将来が楽しみな天才野球少年。
俊足巧打の内野手で、運動神経抜群。
打てばホームラン、守ればファインプレー。足の速さはウサイン・ボルトよりも速い。
....
言葉は時々嘘になる 
心は時々嘘をつく 
優しい嘘であって欲しい 
悲しい嘘は不安になるから 
君の癖 
嘘をつくときの癖 
....
もしもちゃぶ台返しができたなら
私はその場でその必殺技を繰り出したことだろう
それ程にそのカレーは不味かった
しかしながらその煮込み料理は
今時に似合わず親切なご近所さんからの頂き物
無下に ....
君の細い指を
とても美しいと思う
その指がいつか
あたしに触れればいいな
君の白い頬っぺたを
あたしはちょっとつっついた
千年くらい前に
君とここであった
君はまだ動けなかった
大地に根を張っていたから
四百年くらい前に
君とここであった
言葉は交わさなかった
水の中にいたから
五十年くらい前に
....
白さのどこか
傷ではなくなっていく
空ではなくなった 草として 葉に
僕は誰かの海なのかと 手に
誰かに そうではなくなって 誰かの手ではなくなった
角に僕は 誰かの一人の街なのかと 僕自身 ....
カマイルカの背中のような月
山の端に突きささって
高層大気ただようクラゲ
明るいクラゲがやって来た
透明なクラゲに覆われて
ユーラシア東端の島弧からはひどく水色なシリウス
泳ぐようにス ....
青いパジャマ
肩のところ
涎だらけで
垂らし放題
湖できてるよ
枕
ぐっちゃり
まだ布団くるまって
丸まって
まるで起きる気ねえだろ
だってさ
そんな状態で
「おはよう坊や」っ ....
月曜から火曜にかけての気分は人生で1・2を争うくらい最悪だった
自分の好きなことさえやる気が起きないくらい真っ白だった
明日が来るのが不安で眠れない
そんな1日だってあるさ
何をやったって ....
もう死んでるんだ
この子には 乳が 必要だったのに
七百の言葉だけが 乱舞する
さようならなど
言えるはずがないのに
For Your Ones Girl
あなたと張り合えるほどの勇気や
あなたと奪い合えるほどの自信を
私は持 ....
雨を見たい
そんな日に雪がふって
こころは冷え冷えと
白くにじむ
どこかで少しだけ擦れ違った
なにか と かにか は
必ず意味を持って目の前に現れるのだと
....
朝から肌を切るような寒さだった
だけど空はいつもよりずっと水色を豊かにしていたし
風は空気の1番すてきなところだけを選んで運んでいるみたいに気持ちいいにおいがした
今日が晴れでよかった、と私は満 ....
1度5分の差が開く
爪の長さ一つ取っても違う
長く細い指で
私は拾い上げる
そして捨てる
1度5分の差が開く
奪っても奪っても
差が縮まることはない
私の温度をあげましょう ....
生命を軽視して
ぼくはいきている
煙草を吸うし
お酒だって飲むし
眠たい論議と
他人行儀な親近感で
いつまでたっても
あしどりは重い
たかが芸術さ
たかが言論の自由さ
そう ....
製本工場に着くと
まず掲示板の自分の名札を見た。
忙しい時期は学生のバイトのやつらが
掲示板の前に群がった。
若い女の声と声。
キムラって誰。話したこともないよ。
どう ....
誰かといっしょは
めんどくせー
誰かの言葉は
うそくせー
ぼくのせいは
一度きりだよ
君がどこに行っても
探さないよ
ぼくのせいは
一度きりだよ
出来合いの嘘ほど
よ ....
*
*
*
*
*
すもももももも
すみずみまでみずみずしい
ほしふるよるに
ビクターのいぬ
*
すやすやとやすらかに
....
もうおれは
めんどくさくて
なにもできねーよ
さむいけどあるいてる
眠くはない
つかれてるだけ
眠くはない
負けてるだけ
ひとにあいたくて
ここまできたけど
ぼろいじぶ ....
雨の音を嬉しそうに耳を澄まして聞いているのは
咲き誇ることを諦めた花の声が届くように
したたり落ちる滴の行方を、指先でなぞる
少しだけ深爪の先を
赤く色づいた唇に含んでしまいたい衝動を抑え ....
無い物ねだりする人は
どっか悪い人に見えるらしい
でもね、当たり前の事だろう
隣の芝は確かに青い
もっと欲しいと言う人は
強欲だとののしられ
でもさ、当たり前じ ....
くるしいと口にするとき
「くる」という音の流れがキレイ
やわらかい弧を描いて
昨日あなたが吸った舌が舞う
コスモス咲き乱れる公園を
ふたりで歩いた午後のように
夜を上っていく長い長いエ ....
拳を掴み ひどい こゆびちゃん 真夜中の回天
人のかいてん夢のなかのまま かたち
かたまってうごくことのできなる 氷の炎
円玉の 穴から何がみえた
あたたかいものか あたたかいものか
白い羽をつけた
暖かい地球か 暖かい地球か 雨粒は尿だ
死の淵の
沼の中から浮き上がり
息を始める餓鬼の手があり
幽霊の ように生きるアナタ 目の隅に
ひとつふたつ みっつよっつと あてもなく ....
通用しないんです
燕尾の服 の おきゃくさま 萌えた茎に
毒を塗る
ドレミの人差し指が たちどまる しゅんかんに
くったりとした 花を さしだされ
五億人が なぞるであろう
....
感光しすぎた白い写真を持ち歩き
生まれるひびに影が走った
ふかまらないよう
いっていたカレーパンのため (弱火の
コクはゆげを捨て
ぼとり
日陰についた/落ち葉はもう
外ではなく
....
窓の外は真っ暗で、では部屋の中はどうかというと、これまた深淵のような、重力が不自然に働いているような錯覚がおきる場所だった
だからテレビが一日中つきっぱなしで、わたしの視野がますます狭くなる ....
あたしは都会に行ったことがない
友達のえりあしは屈託がなく、溜息は山並みに同化する
おんぼろな校舎の3階からは特に何も見えない
はるか彼方に水平線が5cmほど臨めるが、
手垢だらけの教室内のほ ....
3523 3524 3525 3526 3527 3528 3529 3530 3531 3532 3533 3534 3535 3536 3537 3538 3539 3540 3541 3542 3543 3544 3545 3546 3547 3548 3549 3550 3551 3552 3553 3554 3555 3556 3557 3558 3559 3560 3561 3562 3563
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.13sec.