るるるるるるるるるる る トロイメライの草いきれ
揚げ花火の調べ
命の水源から零れ出す、フラクタルな哀しみと
誰にでも、生きている限り、幸せになる権利がある
ということ


花火が落ちた焼け跡の空にも
 ....
シタールの音が哀切を持って
時を切り刻んでくれるような気がする
立冬を迎えた土曜日の夕暮れには
今年はついぞ聞くことの無かった
ヒグラシが似合うのだと思う
枯れ草を燻す煙がどこからか ....
結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
無理して 笑っていたのかと疑心暗鬼

光のさす場所を突き止めて
香りの漂う源を追い求めて
 ....
始まりと終わりは

いつも同じ場所な気がする


まるで

ブーメランみたいに


だけど

その距離は少しづつ遠のいていく




何処へ投げたか忘れるくらいに
 ....
寄せては返し
また来たカモメ
潮風が弾く小春日の{ルビ音符=ノート}

寄せては返し
裸足と駆け引き
影踏むステップ進行形

砂に謎掛け
空に法螺吹き
ほら、左腕
 ―お気の済 ....
全ての心に草冠をつけろ
そうすれば心が折れることはない
みんな王様だから堂々とするだろう
折れたら終わり 曲がったら終わり
そして人は硬く真っ直ぐ走り出すのだ
言葉を綴り始めるのだ
文字は ....
寝入りばな
夜の船に乗って
黒く澄む空を
たゆたっていた

静謐なガラスの船は
住むもののない水底の
果てない深さを
ギラリギラリと見せた

こわいよと口に出す
まだ眠りに落ちて ....
ぽとぽと
あめだま
おとしたのだあれ

ころころ
あしあと
あなにおっこちた

ぐらぐら
かんせつ
はずれないように

ぺたぺた
のりしろ
はがれないように
歩めば自ずと道がつく

普段こんな喋り方しないもんだから
しっくりこない
間違ってそうで心配になる

幸せは歩いてこない
だから歩いていくんだねっと

でも、
どこに向かって?
 ....
無機質なポリスが私を殴り、蹴り上げ、叩き落とした挙げ句に、いくつもの釣り針で私の身体を吊り下げた。
それで終わりかと思えば、おあつらえ向きのサンドバックだと言わんばかりにまた滅多矢鱈に殴りつけてきた ....
季節は甘いにおいをさせて
生きた痕跡を残していく
死は果実の着地とともに
再生の希望を託す

もし声が種子のように
どこかで芽を出すのならば
それは共振する
土壌の中がいい

次第 ....
君を思う気持ちに

理由なんていらない

香水に込めた願い 純心

触れた手のぬくもりと
未来の一ページを
つなげるように

涙も消せると
信じたあの夜


強すぎる雨も
 ....
組み立てて、組み立てたもの
を、ゆらして壊した
なぜだろう
ゆびのない夜がきみを
おいつめようとする


ゆびは、夜は、きみは、
どこにもたどりつかない
おぼろげな、消失点は ....
きこえるかい





描いた日々は拙くて
語ったことばは儚くて
揺らいだ瞳はどこまでも脆くて


指でなぞる唇の赤さ




きみを愛していたんだ




 ....
 *
もしも…


この世の全てが
この掌すり抜けて行く風の内に
記憶を留めるのであれば
私は此処に居て
風を嗅ぎ
風を聴き
風を噛み
風を観て
ただそれだけを糧に暮らすだ ....
陽の光が徐々に弱まり
空気も冷たくなって
そろそろ冬が来るのだと気付く
一人に慣れている私でも
この季節は人恋しい
人混みに紛れてみても
近くのコンビニの
おでんを求めてみても
寂しい ....
川辺に馬や羊を連れて
陽射しを浴びながら振り返ると
見渡す限りの豊かな草原の海

この地平線の遥か向うのずぅっと遠く
微かに白く朧気に見える
万年雪に包まれてそびえ立つあの峰は

草も ....
届かない
目にするものすべてが

もう駄目かもしれない
明日は
いつ来るのだったか
ずっと待っているのだが
入れ違いになってしまったのかもしれない

目の前にいるのに
行き過ぎてい ....
 土方がそんなに自慢かよ
 だったらなんで
 こんなとこで編集者なんかやってるんだよ

 お前は土方もできる
 編集者もできる
 それでも土方が自慢ってわけだ

 お前の奥さん
 小 ....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない

新しいセオリーなんて
存在したこと
あったのだろうか

すべては既視感に
満ちていて
それは瑞 ....
 淡く褪せた
  印画紙
 残る影を
  指でなぞる
     同じように求めてしまう
    というベクトルを
  忘れずに
  それを軌道修正
  していくこと
落としたなんて
嘘をついて
まだ持ってる
アレ
「冥王星が死にました。」
炭酸ジュースに入れられた少女は、僕を見てそう言った。


不透明な観覧車にのって
星と廃棄物に包まれた
この街を、見る。
2秒間だけ目を瞑り、
世界の ....
 ?.徹底的に磨きぬかれた散文のような絶望

   /徹底的に磨きぬかれた散文のように絶望が
    この世の輝きを蹂躙し、闇を敷き詰めていった。
    ぼくは部屋の中から黙ってそれを見てい ....
犬や猿などを連れて、鬼ヶ島へ向かう桃太郎御一行。
舟を漕いで海へ出る。その直前のシーン。

1匹の亀が桃太郎に近寄ってきました。

亀:「桃太郎さん、ももたろさん。いまなら、きびだんご ....
ある日あの人は

私に標準を合わし

世界最強のミサイルを放った

ためらいなく
目には見えない感情を
言葉のミサイルに詰め込んで

放った

反撃する余地もなく

わ ....
言葉を家へ持って帰る
言われてしまったことを
言わずにおいたことを
持って帰っても
家の人には言わない
代わりに別のことを言う
家の人が安らぐことを
自分の気散じになることを
そうする ....
少女のような
その逆のような
真ん中かも知れない
だけど男ではない

助けを呼んでいる
キュンキュンきてる
アマリア・ロドリゲスの
歌声は無垢な群れ


路面の電車、壁と見まがう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
竜の落とし子の集団下校サトタロ109/11/29 0:18
トロイメライの夢[group]しろう109/11/29 0:08
ヒグラシのヴィオロン109/11/29 0:07
愛されなかったひとのためのソナタ瀬崎 虎彦509/11/28 23:48
七行の手紙5*09/11/28 23:32
渚の時制都志雄209/11/28 23:08
新守山ダダマ109/11/28 22:48
眠りによせて瀬崎 虎彦409/11/28 21:34
くっつく209/11/28 20:14
先生さようならミナサンさようならよーかん109/11/28 20:09
ニュートラル(ノルマ1)uwyeda009/11/28 19:57
朝のシンフォニィが奏でられる瀬崎 虎彦209/11/28 19:42
truthユメミ リル109/11/28 19:12
遺産ねことら309/11/28 18:53
ウツセミなるせ109/11/28 18:52
同胞Shaka109/11/28 18:19
ポケットミツバチ6*09/11/28 17:27
山を讃える歌の向こう板谷みきょう1*09/11/28 16:36
帰りたくない木屋 亞万1*09/11/28 16:24
悪循環藪木二郎209/11/28 16:02
抽出される世界kauzak8*09/11/28 15:08
長谷川智子4*09/11/28 14:26
0*09/11/28 14:23
1*09/11/28 14:14
最後の人類が笑った日嘘而409/11/28 13:22
まるで神様のような今日の夕暮れ草野春心2*09/11/28 12:35
昔ばなし 桃太郎 ばっさりカットされた部分北大路京介6*09/11/28 12:30
別れ話くゆら109/11/28 10:00
創書日和【謝】謝辞[group]大村 浩一7*09/11/28 9:52
無垢な群れ吉岡ペペロ509/11/28 8:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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