己が欲するもののために
大切なものを犠牲にして
螺旋地獄の世界に飛び込んだ
人生は夕暮れを迎えようとしている
午後のお茶の時間は
終わったのだ

陽が沈みゆくのを
ただ見送る
うわのそらに陽が沈む

わたしはわたしを
解らぬまま
ふわふわ
夕暮れを歩く
僕にとって手首を切ることが
唯一の生存確認方法だった

「間違ってる」と言われても
「気持ち悪い」と言われても
「やめなさい」と泣かれても

もう逆らわないから
だから僕のことを壊さな ....
まるで奇跡だった
人生において敗北者だった僕が手に入れた{ルビ贈物=きみ}

この手を離しはしない
誰にも渡しはしない
壊してしまわぬように大事に包んで

ドレスを着せて
白い箱に閉じ ....
だから

暗中模索・徒手空拳で

俺はIBをつらぬいてゆくぜ


結果がすぐでることなんか積み重ねても

そんな遠くに行けるはずもないだろうから

暗中模索で全然OK

徒手 ....
日本のことなら俺に聞け

これがいいでしょキリギリス

ひねもす松の木ノ下で

寝ころびのっぽが死んでいる


あした越える夢はもうきょうは夢じゃない

女の悩みひとつ聞いてやれ ....
くるっても
いいのだろうか
という言葉をおしころして
公園へむかう

身ぐるみはがれる
とはこんな気分だろうか
この身をくるんでいた
ものたちはどこにいるのか
いまも元気で
やって ....
絵の具のついたレコード 二階の窓貼り付けたまま
君が好きだと歌った曲は 今日も誰も寄せ付けはしない

ビーカーの中で混ぜた欠点 薄くなる所か濃いくなる
それをまた飲み干しては染まる僕を 君 ....
生きるということをうたうことは
今の私にはむずかしい

でも
生きているということは
当たり前のようにここにある

私がそれを阻まない限り
なにかがそれを阻まない限り

その
な ....
人間ははかないものですね


今私がたってる
この場所からいっぽ空へ足を踏み出すだけで

人間は消えてしまうのです

これまでしてきた勉強だって
必死にとりつくろった人間関係だって
 ....
反発だけして時が過ぎ
なにか変わってしまったのかと
確かめたくて戻ってみた
私が出て行きたかった場所へ

母は老いて変わらず
村は古びて変わらず
人の目が変わらなく見えるのは
私が変わ ....
一、「海底摸月」

指の間から零れ落ちる月の音。


※※※


二、「七対子」

なかないで。片割れを探して。
私たち一人じゃ生きられない。


※※※


三、「 ....
今どこにいるんですか。

そういって探しにいきたい。

あなたはあの日から全く姿をあらわさなくなった。
こんなに伝えたい言葉があるのに。

あなたが来てくれないから
あたしの贈り物は
 ....
「メーデーメーデー」


無線から聴こえる小さな機械音のあとに呟いたあの声。
耳の中にこだまして
私たちは動き出した。

天使の矢を改造したライフルで
あのこの胸をぶち抜いて
桜色の ....
ねじれた幹から腕を伸ばし
まるい目のような光を孕み
銀色の匙の上に
頑張って浮かぶよ
髪が抜け
カラメルの天井からみて右横に壁に
僕の影があって
左手に温かい飲み物の人
眠いんでみんな ....
うすももいろの{ルビ襦袢=じゅばん}の
冬に{ルビ纏=まと}えば
きぬの{ルビ温=ぬく}さ

衿をくいと抜き
腰ひもをきゅうと締める
そのうえに伊達〆をきゅうと締める

足元に着やすく ....
富士山麓の天然水を飲んだ後
私の体内で生成されたる尿を
君は汚水と言い張るつもりかね
そんな事を言ったら逮捕されるから
私は絶対に言いやしないけれどね
でも君は実際のところどう思う
汚水な ....
くたびれた顔でうつむき
若さが足りないと呟く君の
その横顔に7歳と書いてあげたら
恥ずかしそうにはにかんだ君に
何か鈍器のような物で殴打された
雪男を捕獲したいと思う人は
雪の中に大勢の男を放って
思う存分捕まえれば良いと思う
ゴロゴロと
腸ゆする
人も居て

ホーホケキョと
下手な歌声笑われて
来年こそはと
梅の実囓る
味噌漬けが
ケキョケキョと訓練するまに
ネズミの兄貴が逃げ出した
チチチと雀が飛ん ....
鋳型に鉄を
溶かし込む

除かれた雑分は蒸発し
冷めて固まるあらたな
ものにまとわりついた

みがいて輝き取り戻す
依然と同じ硬度を保つ
石のかたちに似せた鉄

その誇りゆえ ....
僕は何にもなかった
ポケットにはなけなしのティッシュペーパー
いくつかのコインたちの軽み
電波のすでに立たなくなった携帯電話
君を 僕は考えていた
いとしい白さの 君の
目がいとしい 君の ....
何にもない手に
言葉として 何にもない
体があった
僕だった 触れることとして

閉じこめられて 電車の中に フレームを行く
風景を見ていた
赤や黄色のよどみを
どこかに 目の眺めてい ....
冷たい雨が降る

雪にはならない

人は優しくもあり

冷たくもあり

人を信じすぎるから

とても傷つき

コートを着ても

古傷が痛む



晴れた日は眩しいが ....
ウサギが跳ねてる
なんのその
指先かじかむ
なんのその
船長の罵声
なんのその

今日は乗り合い
沖日和

しぶきがかかる
なんのその
しょんべん跳ね返る
なんのその
電動 ....
家から外に出ていったときに、UFOが
いかにもブリキで作ったような感じでとびだした。
だからそれをみて僕は小説をかこうとしたんだ。
題名は浮かばなかったけど、「スイスイととびだした。僕のこころは ....
自分は間違っちゃいないんだと
そんなことを言うのは難しくて
そういう感覚の儘
腕の傷は消えないな
わたしの肌の下に埋まった青い言葉たちが
解読出来るほどに器用じゃない頭で
恋してる、世界中 ....
ボロボロと
崩れ落ちる感情

重力に逆らえず
氷山の一塊のように
暗い奈落の底まで
消えていく

歪なカタチは
溶かされていく
存在が水と同化する

ギリギリでしがみつき
少 ....
あの日から
淋しいときが減った

夜と朝の間に
笑顔の在り処を
探して

優しさの交わる
メールは
なめらかな
生クリームで
飾りつけ

スポンジの中の
いちごみたいに
 ....
片栗粉をといて麻婆豆腐にいれる
たっぷりネギが甘くなって
挽き肉のだしもでて
最後にまとめる片栗粉

火があればまとまるよね
誰かやんわり私をまとめて
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
中毒朽木隼人309/12/4 23:23
浮遊する近衛天涯109/12/4 23:20
自慰行為朽木隼人109/12/4 22:57
プレゼント109/12/4 22:22
スローガン吉岡ペペロ4*09/12/4 22:21
日本のことなら309/12/4 22:07
樹木岡部淳太郎509/12/4 22:04
Vo.黒乃 桜209/12/4 21:41
背徳の烙印朧月209/12/4 18:37
人間BOC009/12/4 17:28
廃村の川朧月309/12/4 16:47
連詩・『十三不塔』東雲 李葉009/12/4 16:26
いいわけ空都1*09/12/4 14:22
たすけて009/12/4 14:08
おやすみなさいしべ209/12/4 13:26
仕度笠原 ちひろ18*09/12/4 11:27
罪状認否セガール、ご...209/12/4 4:08
ヤング309/12/4 4:08
ゆきお209/12/4 4:07
東尋坊あおば2*09/12/4 1:50
可能性ふるみ309/12/4 1:26
駅前で番田 109/12/4 1:15
009/12/4 1:15
冬の日にyoyo109/12/4 1:05
沖釣り乗り合い戦北村 守通209/12/4 0:43
小説をかいていると、原子力発電所がうらやましいパラソル109/12/3 23:58
機関銃を抱いてあぐり5*09/12/3 23:46
溶ける海 猫009/12/3 23:25
すくうユメミ リル209/12/3 23:11
まとめて夕切り209/12/3 22:28

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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