きみはいま雪を見ているのかな
ぼくたちはいまどこにいるのかな
世界は閉じているのにまるで
ばらばらだからカケラだから
リズム、メロディ、ハーモニィ
ひとのいいところには助 ....
甘いだけのスゥイーツは、もう沢山だ。
頭にクるBGMも止めてくれ。
俺は、もうマシンガンでもモデルガンでもないよ。
レトロでビミョーな空気銃。
色気の無い女。
満月だ気が散る。
....
明日、死のう
明日は必ず死のうと思って、今まで生きてきました。
ものごころついたときから、ずっと
ひたすら命を絶とうとしています。
戦争があり、革命があり、
結 ....
眼がねが
見つからない
とりあえず顔を洗う
いつもしない
丸眼がねでヒゲを剃る
自分を眺める
ジャケット半乾きは
いたい
ヤニの匂い落とそうなんて
あわてて
失 ....
鉄屑の中で暮らす僕達は
私利私欲の中に閉じ込められて
それを誤魔化すための言い訳ばかりが
会話の中で花を咲かせる
愚か者同士が誉め合っているのは酷く滑稽で
天才を知らない彼等の欠 ....
一番大切なものはお金じゃないわ
クレジットカードよ
うん、絶対にそう
だってお金はすぐに無くなっちゃうもん
迷いのない眼差し
彼女を絞め殺す日は近い
走り込んだ
息が上がった
呼吸を整えて
力を抜いた途端
おなかが
ポコンッ
ありえないと
目を閉じた
いっしょうけんめい人生に絶望して
暖房の効いた部屋で
死にたい
と記してみる
死ねばいいのに
と答える
死にたくない
と泣く
泣くふりをする
涙も出ないのに
....
感覚をすり減らしたことを悔やみ
できれば吐き捨てたいと
いらないものなら どうか土の中で眠っておくれよ
選びきれないほど溢れかえる世界と
失ったものを 天秤にかけて
揺らめく僕の心の ....
もーいーかい?
まーだだよ!
ウチはいつでもオーケーなんやけどな
刃零れ落ちたらサヨウナラ
片目瞑った砥石、仕舞ったままではただの物質
尚更、問い質したい頑なな意志
尖り続けようとすればするほど
肩に力ばかりが入ってしまって
鈍る切っ先、僕らの ....
今日も一日正しく回ったね、世界
くたびれかけた黒い革靴に
青とオレンジの夕暮れが映る
帰れる場所があって、ありつける夕飯がある
好いてくれる人はいないけど、誰も嫌ってもいない
それはとて ....
どこに自分をなくして失っていくのだろう
座り込んでいる
ひとりですらない 僕は
居場所すらわからない
けれど 風は流れるだけだ 確率は少ないのだろう
確かな体はひとつの場所にさせられて ....
射しこむ陽が壁に{ルビ日向=ひなた}を作り
そっと今を忘れるとき、想うのは
別れ際のプレゼント、忘れられた約束
または、これから出会う誰かのこと
晴れた日は
ひとりでいると少しくるしい
....
彼らはそれをしらない
しかし
彼らは それを する
わたしたちは
夏が好きです。
海の色が一番美しくはえる夏が
好きです。
太陽の光の中に
海辺の砂の輝く夏が好きです。
そし ....
冬の夜道に
息を殺して
息づく
痩せた空気
その感触は覚えている
街灯は僕の
視界のずっと先で途切れ
でもそこからも
きっと続いている
....
その言葉を言える人
その言葉を言える場所
確かにいるよ
確かにあるよ
いつも心に
いつでも此処に
オー、ジョン・ライドン、お前の毛根にまだこびりついてる砂糖水の匂いに
ぞろぞろと群がってくる小汚いアリどもを笑えよ
まるでそこにしか歩くところがないみたいに
お前の後をついてくるそい ....
あなたの命はあとどれぐらいなのか
私にわかればいいのに
最後まで離れないのに
あなたの胸の上下する動きが愛しくて
目が離せない
生きるということ しぬということ
あなたをみてると ....
私の苦しみは酷く透明に尖っていて、きっとアンタも傷つけちゃうわ。
それにアンタにも私の苦しみは理解不能よ。
ヒールで踵返す、ワガママガール。
それでも宜しくお願いします。
と、お手上げ ....
雪に落ちた足跡を辿り
君を追いかけた
延々と歩きふと気がつけば
足跡は途絶えて消えて
羽ばたきが聞こえた気がして見上げた空から
雪に混じって一片の羽が降る
そう
君は手の届か ....
この世には
絶対はないという絶対しかないっていう絶対はある
って、誰かが言っていたような気がする
どういう意味かと聞いたら、
意味なんてないことが意味なのだと、教えてくれた
僕にこの地球 ....
倦怠に縁取られた
無垢な黒い瞳
その瞳は
高い空を見上げることが無い
足元に絡んで踊る枯葉を
鼻先で弄びながら
右足と左足を交互に休ませ
歩き出す合図をただ待つ
広 ....
サングリア
サングリア
サングリア
三対一の割合で男の空気は無いに等しい
隔てたテーブルがまるで川のようだ
反対岸の草陰から覗いているような
そんな気分になる
女達は曝け ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって
静かに坐ってまゆつくる
まゆからでてきたからといって
羽根あるものになるでなし
わたしは ....
ねぇ、冬夜
雨はもうすぐ雪になりそうだよ
ほら、もう太陽の落し物たちは
息を潜めてしまったよ
だから、ね、冬夜
私の冷たくなった指先を
焦がすのは君の唇だけ
柔らかい ....
*1
宛先の無い便りがポストを探して彷徨っている
剥がれたかけた切手の刻印は遠い町の名が記されている
色褪せた封筒は数え切れない程の皺と手垢にまみれている
同封された写真には笑顔が ....
私がまだシロツメクサの繁る果てしない部屋の中で
喉は泉のように潤い
すべてが書かれている事すら知らなかった頃
とても小さな幸運を探す可能性を秘めていた私の朝
名誉でも報酬でもない景色が窓枠の内 ....
床に寝転がって
自分の手を見る
手の甲を見たり
手の平を見たり
小さな部屋
小さな自分
どうせちっぽけなら
無くなればいいのに
呟いても身体の向きを
変えても ....
子どものためにいるなど
誰が決めたのさ
長いローブを引きずるように、
白い髭を 凍てつく星空にゆらす
あなたは太った 赤ら顔の
エルフなんかじゃないはず
赤い毛皮の
違う そう、 ....
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