永遠なんて存在しない
全てはいつか消えて無くなる。
変わるのが時間
時間は戻らない。
慰めなんていらない。
信じるものを離さずに
負けない。諦めない。
流されない。
人間である ....
ささった棘が痛いから
もう歩かないよ
だれもかれも追い越してけばいい
くじいた足が痛いから
もう動かないよ
だれもかれも見下ろしてけばいい
人に価値があって
人にえらいとか 強い ....
新月の深い闇夜はいつも
晩夏の有明海を思い出す
まだ19歳のひとり旅だった
熊本長洲港から最終間際の有明フェリーに乗船し
対岸の長崎国見の多比良港に渡った
フェリーに親しげに ....
シャボンが ぷ・か・り
ぷ・か・り
洗濯物きれいに
乾いて、乾いて
昼まのお月さん
こんにちは
お嬢さまハンカチの落し物
蜂の大群の大移動
....
星が瞬く理由は、
オーロラの正体は、
生きてる意味は、
花火の後の残骸は、
僕らは醜さの上に成り立って
また明日も笑えるような気がした
{引用=
おんなのこってなんでできてる?
おんなのこってなんでできてる?
おさとうとスパイスと
すてきななにもかも
そんなものでできてるよ
『マザー・グース』より「おとこのこってな ....
あなたはしっかりしているはずで
私は頼りないはずで
そんな二人ならうまくいくはずなんです
なのにあなたは なぜかタバコをやめられないのを
私のせいにするんです
そんなあなたの後姿になにか投げ ....
さぁその角で天を突け。
空を破れ。
湾曲した、その角は雨を降らす為にある。
大移動は、あまりしたくないだろ。
アメリカバイソンは人に狩られ絶滅危機さ。
お前等が一番かっこいいのにな。 ....
降りしきる雪に
運命を委ね
去って行くのですね
白い肌は
景色に吸い込まれ
後ろ姿が美しいから
何時までも見ていた
触れあった
指先の温もり
覚えてますか
手渡しで与えあった
....
けっこうウザく
思われるかもしれませんが
構内全面禁煙と
太いゴシック体の赤字でプリントされた
間抜けなチラシが等間隔に張られた
ヒトまばらな
長い駅の端っこで
帰り道
....
踏台昇降の結果がやたら
長距離走を進めてくるので
試しにやってみたら
ずっと痛くて
静寂を破る号令を待っても
美味しいおやつの夢で誘惑してても
青空を吸い尽くさんと砂の上に転がってると ....
私が築き上げた世界なんて
積み木のようなものでしかなくて
それでも高く高く重ねては
バランスなんて気にしなかった
子供みたいに無邪気になれるから
崩れた責任を問わずにい ....
振り返ったっていい
逃げ出したっていい
チョロQだって
パチンコ玉だって
引いてから前に進むのだ
もしも、あなたが
ダメな人間なのだとしたら
どこがどうダメなのか
問題はそこにあるのではなく
あなたという人間の総体がダメなのであって
また、そんなあなたを含んだこの人類すべてが
ダメなの ....
実家から送られた
みかん箱
食べきれないので
ざくざく捨てた
ああ
言葉だってそうなのだ
あなたの声が
古びていく
やさしさも
心配も
やがて
甘やぐ果汁になって
....
ここだけの話
寂しそうな家の前を通ると
文字のない手紙をポストに入れる
いつも笑顔の少年が
この町にいるという
行く先々で配る手紙で
肩からかけている袋は
いつも重い
どれくら ....
「もしもし」
「もしもし」
「”煙と工場”ですか?」
「はいそうです」
「生きてますか?」
「生きてます」
「どうやって」
....
卓袱台が乱舞して
クリスマスが始まります
踊り場に回転扉
理科室の彼女くるくる踊る
つぼみは
クラインのつぼみ
螺旋は
肉と心を纏ったままの人骨のらせん
一つメビウス
二つ ....
金切り声で笑う。
禁煙は良い調子。
スーパーカーも笑いぱなしだ。
ニンフのエコーは声だけとなってしまったけどね。
ミシェルのクルクルとした毛は美しい。
冬の街のイルミネーションなんて ....
何の脈絡もなく泣いてみましょうか
オタオタするあなたの顔をみたい
目薬片手に、そんなこと思ったよ
はじめての優しさが、ぬくもり
長いあたたかみ
夢を見て、とびだした
意味があるとするならば、この日の為に生まれてきたんだ どこまでも
走るよ!!!!!
ちぎれそうな手足をひき ....
否定するだけじゃ何も変わらない
っていうこの言葉も否定の一種なんだよね
じゃあ何も言えない?そんなのは悔しい
ただ信じている思いだけを伝えたい
周りに好かれるためにキャラを演じてみ ....
いつも踏んでいる
カゲ、自分の暗闇
それを許すことは
ひなたとひかげの境界線
いつもひかげの側で
忘れてしまおうとする
冷たい金属にひたいを当てる
なにかに熱を伝えたくて
....
ヲウスの心は壊れてゆく
白鳥になんてなりもせず
国から父から捨てられて
峠の大きな大きな木の下で
故郷を想い死んで逝く
ヲウスよヲウス
父の嫉妬に兄殺し、
それを父に疎まれて ....
僕は静かな瓦礫の上に立って
消したいもの
弱らせたいものを
蛍光灯の輪の中にいれようと躍起になっていた。
7時の鴎は鷹揚に息をする。
ただのЩとして成り立つために、僕達はどうしたらよかったの ....
あたしとあなたがもしも
もしもの例えだとしても
結ばれたら幸せなのかしら?
報われない関係も嫌いじゃない
掬われない言葉も伝えてほしい
あなたは優しすぎるから
あたしが ....
ほころぶ朗らかさ
ゆるんだ、とろけた心のそばから、身が弾み、
新進の気骨を誕生させる、横揺れパワー
胸の内からわき出る気分が、草花や自然風景ととけあうよー
胸を押し広げ、どこま ....
美しい夜の匂いに身を震わせその全てを溶かすのだ
染み込む様な水の匂いに甘いカラメルの様な薪の匂い
刈りたての柔らかな藁が夜気を含みいっそう柔らかになる匂い
遠くに見えるオレンジ灯りは学校の宿直だ ....
真夜中の台所の暗闇を手探りでさがして
やっとみつけたスイッチを押したら
なにも起こらなかったとき
なにかを間違えてしまった気持ちになる
アイボリーのしかくいこれには
スイッチ以外の名 ....
{引用=
兄が
妹に言う
(おまえは冷血動物だね)
ああ、そうですお兄さん
そんなことをあなたはいまさらいうんだね
あなたが温かい血の塊を全部貰ったから
わたしのものはもうと ....
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