夏のあの日に舞い戻り
やり直そうと
君に言った
君の手が白くなるまえに

繋いだ手が雪にふれて
離れてしまう前に
君をぎゅっと
掴んでいたかった

なぜ 笑ってるの
無言の君の写 ....
生まれた季節は冬の冬
 年の最後のどん詰まり
 暮れ行く年の落し胤
 雪もはらはら降るような

生まれた街は底の街
 上の街のとなり街
 違っているのは人の色
 違っているのは家の ....
朝日に曝される夕べの残滓

そんな粗雑もたまにはいいか

長い目で見るって

時間レベル?

たましいレベル?

生きているうちに結実するものなんて

成功か失敗しかないと思う ....
各村の長が
たいまつを掲げ
占い婆の元に
かけつけた
ときがきたのだが
口を開いたのは
一刻たってからだった

   これから起こることを
   聞いてくれるね
   みんなも
 ....
風が
静かになりました
背骨が曲がったまま
切り取られそうな
刃物を持った風が
止みました


世界では
他愛ないことですが
いまのうちに
背筋を伸ばして、
伸ばして
僕のこ ....
腹いせ紛れに
近所の女に
愛を語った夜
夢の中で
大きな力が
渡ってはならない川を進行した
大群で
歌を歌いながら
さながら王朝末期の
十字軍だった

愛の名のもとに
人が人を ....
年末のおだやかな影が

笛を吹く六人の蛇つかいのようだった

蛇つかいたちが笛を吹くと

蛇たちはつぼから頭をあらわし

舌をちょろちょろさせていた

笛の音がなかったら

蛇 ....
あと1時間で
仕事に行きます

感性に酔いつぶれた
千鳥足の心は

とりあえず脱いで
おきます


なんでもありと
そうでない世界の


僕だけの鳥居を
 ....
目覚まし時計のコチコチ音が急に大きくなったような気がして、そうじゃない、周りが静かになったんだと何秒後かに気付く。真夜中。時計には重要な役目が二つある。一つは時を告げること。もう一つは、時を刻むこと。 .... 枯れ木の山は

ところどころが日なただった

そこだけ獣の香りがしてそうだった

粗雑だなと思う

そこ以外は青灰色の山肌だった

ぼくは風邪ではないのに

声が日に日に出なく ....
 夢だった
 ロマンスぶりの抒情詩人が

 砂漠を渡り
 海を越え
 港々で娼婦を堕とし
 都会のサロンに死を持ち込んで
 その芳香でマダムたちも

 この青年は悩みもせずに
 即 ....
スッピン知ってる俺の時より
帰省の化粧は気合いが入るとか
親戚のおじちゃん、おばちゃんに
「いやぁ〜、アカ抜けたねぇ」と
言われたいためだけに
いつもの百倍厚く塗る

気張って作る西洋料 ....
背中さすっているうちに
うとうとするような
物語の子供にあこがれて

クリスマスにはシャンパンを
抜く音にこわがってみたかった

あの日落としたすいかは
私の腕に重くて まっぷたつに割 ....
ねこが外から帰って来た時

抱き上げて

頬を近付けると

優しい鼻息が頬に掛って

香りを嗅ぐと

枯れた木と

灰の香りが心地よくて

たまに

イ ....

hen
koke kotuko
朝を
告げよ
梅枝で
そら
もうすぐ
朝だぞと
トサカが
素敵だぜ
きょんくりん へん
夏の思い出
台風の帰り道
みんみんを拾いました

踏まれるよりは
木にでも置いてやろうと拾い上げると
意外にもみんみんは力強く暴れて
暴れて飛びついた先が私だったので
服にくっつけたま ....
ニョロニョロなんかが一体、二体
時々ぽてりと落ちてきて
街中にこそ舞い降りませんが
ムーミン屋敷は空を飛ぶ

ムーミン谷があるのは実は
一箇所だけではないのです
誰かが築いたおさびし山の ....
君にとって光るものが僕には光らない
難解な言葉は冬の窓ガラスに消え
奥歯の奥に冷気が浸み渡っていく
アイ・ワズ・サッド
アイ・ワズ・サッド
形のない想いじゃ不安だから
あなたは言葉を持ったんだ

上辺だけの言葉じゃ嫌だから
あたしは想いを生んだんだ

それだけで

それだけで足りてるハズなのに

ないものね ....
すると老いた悔やみが内部に広げる鷲に監視さ
れた輪がもうそれを好む人の指は白い平行な炭
の点滅せぬ直線に犯されながら高級既製服は主
人を危険な追い風に歩かせるまるですべてに対
して正当な理由を ....
しわすになれば
吐く息白く
声もそぞろに
うつむき歩く
枯木の枝に
すずめ幾羽か
はらりと土へ
あてなくつつく
合図のように
からす一声
飛び立つすずめ
裸の枯木
やっと見上げ ....
あんたとあたいの50センチ

近いか、遠いか、

あたいしだい
山之口獏の詩集を買って
毎日お経のように読んで朗読がうまくなったらと
朝夕 勤めている

口がカメレオンのようになってきた
口だけではなく 舌も

もう口からは言葉はなく
ただ ぺろぺ ....

くるしい
口づけ
悔い
苦しみ
食い合う唇
エッシャーのように
連続し接続し食い合う
食いちぎる
唇を吸う
吸い合う
吸い寄せあい
吸われ
ここに座れ
そして耳を
耳 ....
ひかりのバルーンに頬ずりされている
ヌードになった庭の柿とモクレンよ
さぞ指先はつめたかろうなぁ
おらの手足が血の意図に反しているように
でも
息を律する背伸びまでしなくていいんだよ
地竜 ....
泣いてハイおしまいって

それじゃあただの弱い人だから

泣き疲れたあとに笑えたら

そしたらあなたは強い人だから

私の前で笑ってみせて

きっとあなたは強い人だから
バケツに咲いた線香花火

ジュッと鳴って焦げた香り

あなたの隣にいたいだけ

私の好きな音

私の好きな匂い

私の好きな人
しまうまと空で遊びたい

ひげもじゃのイカおじさんと海で泳ぎたい



そう念じて

チューブに入ったわさびを握る



わさびはどどんとあふれ出し

手はねとねと ....
でっかい好意のかたまりが心の中にあります。
でもいつまであるのかわからない。

恋人の関係になってコンスタントに会いたいのかといえば、
そういうものではない気もする。
ただ、たまに会って話が ....
アンダーグラウンドで格付けされてちょっといい気分の俺は
阿呆の休日に溶けながら冷めたインスタントの珈琲を飲んでる
晴れのち雨の天気予報はいささか疑わしい感じだったが
カーテンの向 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
光り朧月509/12/28 12:59
はじまり[group]……とある蛙16*09/12/28 12:55
ボクらの轍吉岡ペペロ809/12/28 11:03
黙示録からのラブソングりょう509/12/28 9:01
銀猫11*09/12/28 8:36
パブロ真島正人2*09/12/28 3:10
蛇つかいたちの行進吉岡ペペロ509/12/28 2:41
向こう側へ北星三天109/12/28 2:11
習作散文詩  無題rabbit...509/12/28 2:00
枯れ木の山吉岡ペペロ309/12/28 1:37
酔いどれ部屋藪木二郎109/12/28 1:23
田舎モンの厚塗り西天 龍4+09/12/28 1:17
決別朧月209/12/28 0:48
抱き上げて・ネコ・2009・冬しだ  よう3*09/12/28 0:26
あさをつげる やつドクダミ五十...109/12/27 23:52
緑のみんみん海里5*09/12/27 23:51
空飛ぶムーミン屋敷1*09/12/27 23:51
かなしみCAMILL...109/12/27 23:38
ありあまる幸福秋助1*09/12/27 23:09
必ずしも裸体として判別できぬ形式により井岡護009/12/27 22:36
越冬歌テシノ009/12/27 22:23
50センチ殿上 童4*09/12/27 22:20
カメレオン八男(はちお...109/12/27 21:36
ハロー/アイラヴユー 大全瀬崎 虎彦2*09/12/27 20:41
色(しき)は匂はず信天翁209/12/27 20:36
あめのあと秋助1*09/12/27 19:59
花火と真夜中の光009/12/27 19:57
おどるのじゃ八男(はちお...109/12/27 19:16
ラブレターチカモチ209/12/27 18:31
どんな理由をつけたってやってることはたいていお見送りなのだホロウ・シカ...1*09/12/27 18:07

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