電車のあったかい座席から

山っかわの景色を見つめていた

藍色のそとが黒に変わろうとしている

藍色は僕たちの精神のカルテだ

藍色は黒へと変化しながら

マイナスイオンをだして ....
ひとつの
カッターだけが大切なだけの
何もない
一語として響く
ボールで くすぶりの
草原 そんな
皮 池に
江戸川としての僕のヒレ 
わたしとの境界線

それを引けないあなたは

自分をプロットできない
砕けた枯れ葉がアスファルトに揺れている

きみはもう雪に降られているのだろうか

街明かりがくっきりとしてきた
藍色になりきれていなかった夕やみが
目をやるたびに濃くなってゆく

俺は ....
時は、人の死さえも 
やがて必然の穴へ 
ゆっくり、納めてゆくだろう 

時は、生々しい傷口さえも 
やがて不思議な包帯で 
ゆっくり、包んでゆくだろう 

もしあなたが、今 
頭を ....
少し前に雨がやんだ
吐息のような匂いがたちこめている
冬というものは罪の意識の現われのように悲しい

ガソリンの足りない車のように
とまる心配ばかりして生きる
走りながらとまることを考えな ....
葉牡丹
公園の植え込みなんかで
冬は他にないからというような使われ方をしていた葉牡丹
今は冬にも花が多くなったし
葉牡丹そのものも種類が増えたけど
三つ編みのベンジャミンみたいに茎で芸当させ ....
 凍える戒厳令下の冬。

圧倒的な武力によって民を統治する狂信者が叫ぶ、
人民に必要なのは日常的な流血と惨事である
もはやパンの配給や馬鹿げた奇跡の捏造などではない
果てしなくつづく粛清によ ....
誰にでも越すに越せない川がある

その川を越えようと試みるもよし
はなから越すことなど考えもせずに使い古しの釣竿一本
かの太公望になった気分で日がな一日

立ち枯れの葦原を渡る北風は冷たく ....
大切だから、

突き放す覚悟が必要で

幸せだから、

奪い合う覚悟も必要で

心と心を繋いだら

手と手を重ねたら

その言葉の意味が分かる気がして

この ....
{引用=こんばんは
こんな関東平野の真ん中でも
毎年必ず雪は降るんだよ
見渡す限りの田んぼは
一面真っ白になりました
まずはそのことから書きましょう}

 *
彼女からの返事が来ない
 ....
私は
すきで
すきで
堪らないんだ。

寒空の下
疾風の如く駆け抜ける
あの瞬間を。


人間の身体って
なんでこんなにも美しくて
危うい均衡のうえで成り立っているんだろう。
 ....
車を降りて、ドアを閉めたら 
いつのまにか 
窓もボディも薄っすら泥に、汚れてた。 

気の重い出勤の朝は会社へ 
年の瀬に風邪をひいた今朝は病院へ 
けだるくアクセルを踏めば 
只、エ ....
目が痛くてもうホンジュラス
目が痛くてもうホンジュラス

かさばった生ゴミを
モデルルームに棄てたい
シルバニアファミリーの
末っ子とデートしたい

あなたのやり口は腐った ....
鼓動はやすらぎをもとめるものに平安を与えない
耳の奥でいつまでも小さく鳴り続ける戒厳令
風が霧を吹き払えば一面に悪臭が充満した
エメラルドグリーンの湖水も美しくさえある

何をしていても何を ....
5−3はいくつだ
そんな事知らなくても生きて行ける
赤ちゃんは何も知らないけど
生きている!

同じだけの脳味噌
使い所が違うだけ
どんぐりの背比べ
タイガーウッズだって人間だ。

 ....
あるく
アルく
歩く

ただ只管
歩き続ける

いつからなのか
いつまでなのか
そんなことは
疾うに忘れた

ならば
ただ只管に歩き続けよう

過去も今もこれからも
 ....
冷たい風がとまる
匂いも闇もとまる
 とまる

泣けない光が
そこの隅にそっと身をひそめる
開けて下さい
開けて下さい
精一杯の囁きが
裏側を超えた耳元で木霊する

 ....
煙草消す

灰と葉と火の粉

ああ、地球

灰皿があおい
今までそこにあった熱が
布にうつり
やがて消えるとき


滴の風が片脚を打ち
向こう岸に
点滅する音


かたむき かたむき
火は水に傾き
指は到かず
水 ....
心に空いた穴を 埋めるように
空を見上げて 唇を突き出した

凍りそうな蒼を垂らして

震えながら 私の唇を掠める

冷たい あなた

酸素を求めて 口を開けば
柔らかに 咥内を舐 ....
{引用=

風花が舞っています
ほんの少し顔をあげて
少女が 見上げる
( 幼さをふりおとした横顔は、りんとして )
おぼろげで 消え入りそうな
白い半月が、南の空たかく
午後のクリス ....
言葉はわかり合う為の      
道標ではないかと        
思うのです           

ドアをあける前の足音で     
ただいまの一言で    
きょうの元気がわかるのは ....
 
 年の暮れです。

 「知り人の逝く人多き年の暮れ」

 この11月頃から、
 例年以上に欠礼状が届いてきました。
 だいたいが、知人の実の父母、
 義理の父母のご逝去によるもので ....
ずっとずっと遠くまで私を背負ってくれたあの人。


あんな公衆の面前で
無茶なお願いをした私に
仏頂面のまま
それでも、背中をさしだしてくれたのは何故ですか。

その薄くて柔らかな皮膚 ....
 遠吠えするのは狼だと決めつけ
 犬である僕は
 遠吠えすることを自粛してしまった

 そうすることで
 僕は自分が
 遠吠えする犬よりマシな犬だと思えた

 負け犬の遠吠え
 なん ....
疲れなどは放っておいて
創造主のなかを転げまわってやるさ

宇宙での生活は退屈だった?
退屈ではなかった!

自分以外が優先されていたから
退屈な時間などあろうはずもない

この星で ....
未来はこの手の中にあるなら
どうして僕の手は冷たいの

冷えきった両手で
僕は何を掴んで
何をすくい上げる

自販機で買ったホットコーヒーも
すぐに冷えてしまった
早く飲めばよかった ....
俺が酒を呑むのは
なにも
寂しいからじゃあないんだ
たとえば春の
野の花の
咲く丘
走る
君の笑顔
思い出して
思い出して
思い出して、ふと、気がつけば
君はもういない
ここに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
藍色の車窓吉岡ペペロ009/12/30 1:39
部屋番田 009/12/30 1:13
ヒレ009/12/30 1:11
境界線殿上 童4*09/12/30 0:07
俺らしくもない吉岡ペペロ109/12/30 0:02
時間という薬 服部 剛4*09/12/29 23:19
終る夜朧月309/12/29 23:08
食べられない葉牡丹小池房枝209/12/29 22:55
△6℃atsuch...11*09/12/29 22:37
年越しのひと恋月 ぴの20*09/12/29 22:31
0.5秋助3*09/12/29 21:59
雪魚都志雄2*09/12/29 21:40
空都5*09/12/29 21:10
愛車に捧げる詩 服部 剛1*09/12/29 20:28
マクノウチCAMILL...209/12/29 19:59
The END瀬崎 虎彦2*09/12/29 19:37
有限な脳ペポパンプ6*09/12/29 19:29
独歩河井 曉雲109/12/29 19:21
進む道川口 掌309/12/29 18:16
ああ、地球瑠王1*09/12/29 17:27
川岸の呪座木立 悟309/12/29 17:16
愛の代わりに、愛心6*09/12/29 17:06
午後の月月乃助10*09/12/29 16:23
あたりまえの言葉は 声は鵜飼千代子10*09/12/29 14:59
年の暮れ籠球太郎009/12/29 14:57
記憶の感覚空都6*09/12/29 14:04
遠吠え藪木二郎109/12/29 13:47
帰還吉岡ペペロ209/12/29 12:59
おいしくないや葛西曹達309/12/29 10:27
ふくだわらま...109/12/29 10:19

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