酔いに任せて
川を下り
逆行という逆行を
すべて成し遂げた。
僕は一羽の
白い鳥であり
羽は
すすけて汚れていた
年相応だ、と
誰かが僕に言った。

夕暮れから
夜に
世界が ....
人間たちは死んで、人間ではなくなり
何か名前のつけられないものになる
人間は罪深いのだろうか
こんなにも
この世に迷ってしまう
ランプ灯かりと
写真のフィルムと
思い出の混ぜ合わされた聖 ....
縮絨された暦に秘めた
敏く、哀愁を帯びた紅紫の日々と
愚かなる人々の美しくも艶やかな罪の数々
その淡い影と華やかな彩りに埋もれ

 古びた床へと無数の疵を残して

錦鯉の泳ぐ池のある庭を ....
川が流れていた

彼らはまだ海を知らないのに

ぼくは彼らが海に行くのを知っている

声などひとつかけてやろうか


ひとが土手を歩いていた

彼はまだ天命を知らないのに

 ....
ライラックの香りが飛び込んできました

車を停めたときには気づきませんでした
4月の夜のことでした

まわりを確認してから枝ごと花を盗みました
それを車のダッシュボードのうえに置きました
 ....
小雨の中の交差点
寒さ厳しく 小走りで
自動扉がウィーンと開く
その店に入った時から
異様な空気。

フロアの中央に
背の高いテーブルひとつ
天井にはミラーボール
窓際のカウンターに ....
俺の親父は子供が生まれたら一切タバコやめた
俺の親父は土建屋を経営してる
俺の親父は創価学会副会長
俺の親父はふーらふら〜
俺の親父は酒が好き
俺の親父は遊びの天才だった
俺の ....
上手く隠したつもりだったのに
見透かされていたと気付いたときの
戸惑いといったら
恥ずかしさで掘った穴にめり込むほどだ

浮かれてハイテンションな足取りで
酔い潰れる寸前のように
誰の言 ....
わたしは勿論あのひとを
大切に大切におもっているが
もしかしたら実は
あふれこぼれんばかりの
「愛したい!」という
エネルギーのかたまりを
ぶつけられる相手ならば
 ....
こんなにいいおてんきはうそなんじゃないかと

うそみたいな白い砂浜に座礁したのは

あれはざとうくじらかしら

おうおうとあしかのようなかけ声で

おとこたちが

丸太を ....
あ・うん の呼吸を探していたら
思わぬところに落ちていた
なんと
小学一年生で 宝の地図は
手にしていたのだ

あいうえお の 35文字を超えた時
や行が やってくる
いえ を重ねて
 ....
  ∞ おわりに


私はこれまで
数々の冒険について述べてきた
世界はかくも荒々しく美しいことを
伝えたかったからだ
最後に一人の青年
カントリーボーイの話を記して
筆を置くことに ....
 高村光太郎は嫌いだが
 高村光太郎風に
 朗読がしてみたくなった

 人間の口は
 そんな所についてないじゃないか
 人間の眼は
 そんな風に並んでないじゃないか
 人間の顔は
  ....
{画像=100104083022.jpg}


その時は
あなたのその手で いっそ
あたしを殺してくれますか

それができぬのならば
最初から好きにならずにいてください
恋心とい ....
 
 
夜半から降り始めた砂が
やがて積もり
部屋は砂漠になる
はるか遠くの方からやって来た
一頭のラクダが
もうひとつのはるか遠くへと
渡っていく
わたしは椅子に腰掛け
挨拶を忘 ....
切り倒したばかりの白木 刳り貫いて

船をつくろう 船をつくろう

亡くなった人の骸を入れるため

船の棺に入れて 愛しい亡骸を入れて

白浜へ挽いていこう 海まで挽いていこう ....
かえる 跳ぶ 柳の下
かえる 届く 柳の枝
かえる 折った 柳の枝

おとな かえる どなる
こども かえる どつく
かえる とんだだけなのに

かえる なく
かえる あるく
かえ ....
元旦の朝
目覚めると
枕もとに息子が
座ってました

いつからそこにいたの
と尋ねると
わからない
と笑うので
不思議な気がしました

それから
お雑煮の餅を
小 ....
モノクロームの
夢を見た後は
必ず
部屋に月がぶら下がっている
月は
蛇みたいに
神秘的だと思う

胸の空白に
薄い風が吹いている
風で砂漠の砂が
少し飛ぶと
君の心に
届く ....
   コーヒーを飲んで、ふと思った

   抱きしめればよかったのか

   抱きしめて、抱きしめられて

   そうすれば

   ふたりの間のなにかを埋めることが、できたかもし ....
この世界に折り合いつけて
清く正しく生きるタメ
今日も“理性”をちゃっかり
すっぽりっ。とカブってる

なのに

フィットしないなカブリモノ
無性に心地悪くてさ
バランスなん ....
失われた日々として手にした
暖かな季節の外で
言葉を遠くにさせられていた子供の頃から
僕は書かされたそんな
抱いているものを


少しだけつまずいて 人が見ているうちは
おどけた顔して笑って見せて 誰もいない場所で一人泣いた

何処までも続くストーリー どうやって進めば正しいのか
知らされぬまま旅は続く 立ち尽 ....
君のことが好きで

大好きで

好きずきて


怖い。。。







君は居なくならないよね?

僕より先に逝ったりしないよね?

大丈夫だよね?
 ....
たべること、の行為性から公式を導き出せ

抱え込んだまま手放せない負の負債
線になりえないまま描かれたグラフ
点の散逸は戸惑うばかりで
「くずしてよ」

倒したグラスが
反転した世界か ....
私の魂というものは 
量りにのせて 
測定することはできません 

たとえば眠りの夢に落ちる時も 
たとえば悲嘆に暮れる日さえも 

私の内的生命は 
一本の透けたアンテナを立て 
 ....
高すぎる温度は猫舌には無理そう
少し飲みやすくなるまで
数分間の画家になってみる

キャラメル色の狭いキャンバスだから
そう大層なものは描けないけど

白いらせん 溶けて
甘いらせん  ....
砂肝一本
獅子唐
銀杏

俺は今日まで
何処に居た?
何処から何処まで
何処を通って
この焼酎の
お湯割の
湯気の向こうに咲く
花の

花のような貴女の笑顔の
記憶を辿 ....
音楽はやまない
いつまでもその唇から
風に
風に乗って
その唇に

やわらかい草のゆれる
広い野を越えて
人々の雑踏を超えて
あなたの街を超えて
音楽は続く

とどまる場所があ ....
文字達を咀嚼しようと思って本屋へ
沢山の活字たちに囲まれて気分高揚


どんな文章に出会えるかが楽しみで
どんな自分と向き合えるか嬉しくて


明日はどんな私になっているのかな
そん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
琥珀の壁真島正人1*10/1/4 17:51
エリクサー010/1/4 17:43
お正月の歌atsuch...12*10/1/4 17:42
海と天命吉岡ペペロ410/1/4 15:56
ライラック通り310/1/4 15:44
待ち合わせ感……とある蛙6*10/1/4 15:01
まめ鬼長谷川智子1*10/1/4 14:23
修正項目210/1/4 14:04
そらおそろしく ゆめのまにまに笠原 ちひろ810/1/4 13:27
こんなにいいおてんきにくじらはtutty210/1/4 13:25
あ・うん鵜飼千代子5*10/1/4 10:49
冒険の書   著 エンディ・スタッドりょう3*10/1/4 10:19
ピカソ藪木二郎110/1/4 10:18
「恋情」月乃助12*10/1/4 8:23
記憶たもつ1610/1/4 7:48
船葬楽恵13*10/1/4 6:06
かえるのうた伊織3*10/1/4 3:48
天使の演習小川 葉510/1/4 2:25
エピデンス真島正人4*10/1/4 2:17
Coffee Break、Heart Break逢坂桜7*10/1/4 2:14
カブリモノオンガシ3*10/1/4 1:23
番田 010/1/4 0:45
itukam...2*10/1/4 0:09
好き。ほのか2*10/1/3 23:45
公式石黒あきこ110/1/3 23:11
魂の器 服部 剛9*10/1/3 22:40
休息風恋誦210/1/3 22:26
やきとり流儀ふくだわらま...410/1/3 22:13
あなたに届けよう瀬崎 虎彦6*10/1/3 22:00
美味しいランチの後らぐ1*10/1/3 21:55

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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