雪は雪に飛び
鱗の声は撒かれ散る
径に落ちたひとつの実
枝を曇を空を照らす実


腕は振られ
夜はむらさき
縫い針を失くし
捜す合い間に


造られすぎ ....
星の数だけ浮かんだそれぞれ孤独なロダンと
それぞれ頭の中で試されるモダニズム
泣きべそをかいた子供が唯一カギを持つこの城で
誰も知らない自分だけの
誰も知らない自分だけの
宇宙へと旅立ちます ....
 檻の中に
 駝鳥がいました

 詩の中に
 智恵子がいました

 旭川市旭山動物園は
 行動展示です

 智恵子抄は
 行動展示でしたか
星が流れる夜明け前
二人は無口になって
遥かな水平線みつめてた
流星尾を引いて空を行く
永遠を信じてここまで来たけれど
夜明けのファンタジア
教えておくれ
二人の夜はいつ明ける

海 ....
ゆうべ 私があんなに泣いたのに
月は何も言わない
ただちょっと 欠けただけ

こぼれた欠片がどこへ落ちたのだろうと
遥か異国の遠い海を
想っていると
必ず君は現れて
泣けとばかりに 笑 ....
夜明け前に起きることが 習慣になったこの頃
君がちっちゃいころに こういうふうに出来たら
朝お腹が空いて泣いても放っておけなきゃならないほどに
眠い薬を飲まないでいられたら
もっと君にいっぱい ....
背中を丸めて屈むぼくに

子供が飛び掛り

反対側へ跳んでいく

衝突しそうな予感

ぼくは縮こまり

両の腕でふくらはぎを抱え

ああ この一方的に受動的な恐怖  ....
君の祈りが膨らんで破裂したから、その海の中できっと君の声が淀んで底の方に溜まってるだろうと、君は目を細めていった .... 教えてあげる、秘密の中の秘密

ほんとは、みんな、ひとりぽっちだって

ほんとは、みんなも、ひとりぽっちだって
導き出されていく会社に失敗は
誰かの憎まされた僕に
君へと立たされた、一言も言わずに並んでいたのかと
誰かが音となっていく
言わされながら
頑丈な床が壊れる絶望の
金庫がよく売れる時代だ
固く閉ざされた扉の中に
僕らの未来や願いなんて
これっぽっちも詰まってない

そんなもんを守るために
今日も明日も十年後も
満員電車は休まず動く

ブザーが鳴 ....
娘には愛を受ける権利がある
娘には、すきなときにだっこをしてもらう権利がある


父親の記憶のない娘を不憫に思い
祖母は惜しみなく愛を捧げた
自分の娘に届かなかった愛もセットにして
両腕 ....
私のおっぱいは
今じゃ毛むくじゃら
立ってもわからない
メラニンが多い

私のおっぱいは
寄せても上がらない
レロレロされもしない
メラニンだけが多い


  二つつまんで
  ....
あたしの生き方間違ってるかなぁってのが口癖のマキは
溶けやすい製氷機の氷を適当にグラスにほうりこんで
バーボンを注ぐ
薄くなるのが嫌だから混ぜないでって言うのに
カラカラと音が好きなんだよ ....
空の彼方から落ちてくる色は
僕の上から鮮やかに身をひるがえした

ぐるぐる駆け回っている粒子たちが
君と手を繋いでまっすぐに空へ消える

さかさになった緑色は
地面の中で眠っている蛙たち ....
なつかしいには二種類あるね

遠くなって久しかったものに
また会えたとき
ずっと会いたかったものに
また会えたときと

遠くなって久しいものを
思い出してしまったとき
会えるはずがな ....
雨が好きだと 聞きました

コンクリートを細く打つ
水粒達の音を聴き
空間の糸筋楽しむよう
貴方は窓辺で薄い雨
気だるく眺めているのでしょう

お願いです

雨を愛で入る貴 ....
{引用=

雲の崖から
流れ落ちる虹

光は水に沈み
黄昏の彼方に
風は失われた
日々を呼ぶ


夜の匂いの中
思い出は座礁し
波のはかない仕草に
古い傷は{ルビ火口=ほく ....
今日
はじめて 自分以外の誰かのために
神様にお願いをしました


  霧たちのぼる早朝に
  ひとりで そこに踏み入り
  ひとりで 歩を進める

  人の手の 届かぬ領域
   ....
  どこにいますか、とうめいないま
  なにいろですか、ちらばるかぜ

編まれた雲のひとすじと砕いた虹の一音まで
まきとる古ぼけた糸車
つみあげる小さなてのひら
秘めたつぼみの膜を ....
箱の中の彼女を見つけてしまい


(彼女は彼女の理性の為に生きるだろう)


僕は少し間違えた気がした


(いつも足りない何か)





君が左手ひっぱった日から ....
何にもない
空に
雲一つ
ポカリ

長閑だ
クスクス
洗濯物が
話する。

笑顔で
笑う。
何にもいらない
雲一つ
無言で参るお墓には
先祖が眠るとおもわれる
震えて見える母の指先
なにが思い出されているのだろう

泣いているのと尋ねれば
なにも言わずに首ふった
母の手には グラスがあった
琥珀の色 ....
ヤマネはねんね
寝る子はニャンコ
雪もそろそろ降り止みなさい
天と点と線は
空からのモールス

ムササビと山葵
繭玉のプラネ
失黒の宇宙からアバウトにポエム
千片の口づけの出口に
 ....
 
彼は言いました〜
真実について…

「どんなに
 辛い真実でも…
 隠されるより
 マシです。」

それを何気なく聞いていて〜
深く思ったのです。


嘘で隠された真実に ....
灼熱地獄
皮膚が焼ける
汗が流れる。
息ができない。
足が動かない。

くだらない番組は
面白くない。
嫌いな人が出てきて
強制的に見せられる。
魂を悪魔に売る。

食うに困り ....
君となら笑えるかな

それを考える僕の顔

すでに笑顔になっていた

それを君に話したら

すぐに笑ってくれたんだ
僕にとって足りないものは

君にとってありふれたもので

僕にとって必要なものが

君にとっていらないもので

僕にとって儚い距離は

君にとって平行線で

僕にと ....
年若い側近たちが

まじめな顔をして公文書を焼いていた

四月の夜だった

焚き火の明かりが

周りの壁に影をめくっていた

憔悴した彼がそこに立っていた

髭のうえの彼の鼻が ....
薬指の痛み
死の泡
剥がされた鱗
枯れた太陽
静かな海

ここはどこ わたしはだれ

白い雲
潰された片眼 灰色の空
黒い月 幸福の指輪はどこに
燃え尽きた光 割れた身体
拉げ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬と双子木立 悟110/1/5 13:29
toilet瑠王8*10/1/5 12:43
ぼろぼろなモチーフ藪木二郎0+10/1/5 11:02
夜明けのファンタジア未有花14*10/1/5 9:55
夜の必要性について考えたこときりはらいを...010/1/5 9:26
幸福桜 歩美110/1/5 6:56
うま跳びsnowwo...310/1/5 2:21
星の澱水島芳野110/1/5 1:45
教えてあげる殿上 童4*10/1/5 1:37
辞職番田 010/1/5 1:27
満員電車葛西曹達010/1/5 1:22
おやすみ伊織4*10/1/5 1:18
海面に阻まれているブルース北村 守通210/1/5 0:56
カバの季節について約束する[group]たりぽん(大...1*10/1/5 0:45
ばいばいニュートンジャイコ410/1/5 0:45
空の少しだけこちら側海里210/1/5 0:35
雨が好きだと聞きましたオンガシ4*10/1/5 0:23
… 一番星見つけた …まどろむ海月7*10/1/4 23:43
祈り伊織3*10/1/4 23:41
そらいろ石黒あきこ5*10/1/4 23:18
題名のない詩5*10/1/4 23:11
雲一つポカリペポパンプ6*10/1/4 22:09
お墓参り朧月310/1/4 21:25
雪に聞かせる子守唄海里110/1/4 20:07
真実とは籠球太郎010/1/4 20:05
砂漠ペポパンプ4*10/1/4 19:54
スマイル秋助0*10/1/4 19:48
最大公約数0*10/1/4 19:47
ヒトラーの焚き火吉岡ペペロ410/1/4 19:15
人魚姫の祈り[group]岡崎師110/1/4 18:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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