ふりあげた手に握り締めているのは
あれは種播く人の姿
オリオン

秋の夜中
秋の夜長
宇宙塵たちのゴッサマー

去年のそれはとても良く走ったようです
光る尾を長く引きながら

フ ....
貴女の雫の溜まった沼に
私の身体を投げ入れた
赤い月夜の酔う晩に
蒼い夜露に濡れる葦

貴女の雫の溜まった沼は
澄んだ水色 月明かり
藍より深く沈む我が身の
淡い心は宵の口

貴女 ....
あきれるくらいに騒がしい日々

今日もだるい体を無理矢理起こした

歴史の教科書は重くて

過去の寸劇をかきしるしていた

落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた

更新 ....
白の人は煙草を吸っておりました
一息吸ってはゆっくりと
口から引き出された煙は
、そして、ゆるやかな渦

雨が降っておりました
さら、さらさらさらさらさら、さ

白の人は煙 ....
 
私は…
自分をつねに、
明るい方に向けて生きて行きたいと想っています。

夢を目標にしようが〜現実を受け入れようが〜

明るい方に向けて生きて行きたいと想っています。

夢を目標 ....
              他の誰かが言ったなら
              あまりのクサさに
              気絶してしまうことや
         
              ....
朝起きて湯を沸かす
洗濯機を回し
仏壇と神棚のご飯を変えて
玄関を掃く
するといつも通りに学生が登校し
その向こう側では山が欠伸をする
洗濯物を干し
朝食を食べ
珈琲を飲む
夫を送り ....
             クリスマスにわたしの愛情240個
             窒息しないように穴あきの箱で送ったのに
             少しは自分で食えばよかったじゃんよって
  ....
強く
ゆびで押すと柔らかく凹むほどに
紅く、
林檎


食べ頃をうっかり
逃してしまったものだから
どうしたものかと
思案している


その薫りやわらかく
そのかたち未だ林檎 ....
オヤジノオナカにまたがって
灰色の沼を見下した
鯰が3匹泳いでた
あれは家族と泳ぐさま

オヤジノオナカにまたがって
赤色の空を見下した
水母が13落ちてくる
あれは下僕 ....
彼は走り続けます

遠く、遠く
どこまでも、どこまでも


馬鹿な猫と呼ばれた彼は

遠く逃げる様に


“黄昏ノ君を探して”





遠い昔、昔、昔

貴女は ....
兄さん、あなたの期待を私は裏切りました。あの娘は死んでしまった。心中の片割れだったようなのです。私ではない。お願いだから信じてくれますね。やっと立ち上がったかと思えば、その先には真っ赤に錆びた柵。それ .... なんかちょっと曖昧にしてたら男が逃げた
いいかげんにはっきりしてと言ったら母親が逃げた
みんなどっかへ逃げる癖があるんだろう

どうするつもりだっていうから私は逃げた
私だって逃げてもいいと ....
隠れた月、光と闇
一つに混ざり合う時
何処にあるか、何もないか
それも定かでない夜

海も枯れて、土地も絶えて
新しい世界の主
唯密かに、舞い戻るは
輪廻が委ねた箱船

沈む夕日、 ....
  時は満ちすぎ腐り果てた
  集うはずのものが散らされ
  世界は再生にもう遅い

太陽より宇宙を照らす
金色の槍を持ってして告ぐ
己にある
人間よ天使よ悪魔よ
混血し己に目覚めよ
 ....
もう壊れてしまったから
捨ててしまうのですか?
ぼくの紡いだ時間の縦糸が
ぷっつりと切れてしまいました

重たい
川に入ると
そのままでは浮かんでこれない

壊れ物だけが集まる遊園 ....
さよならの野生
ナイフのエッジできりきりと裂いていく
さよならの野生
悲しみを等価性のある液体に移して
さよならの野生
夜の星の硬いまたたきをかぞえて
さよならの野生
今カイエ・ソヴァー ....
強く流れていく
この僕の波たちのような この僕の
見させられた風ではない
海は それは 
リズムだ 波たちとしての 存在だ
華麗な死よ
だから君は、この何かの思いは体だ
でも知らない街の
この寿司屋の前の潜めているのだろう、ふふ
しかし中の自殺をやっているダンボールかい 
詩が何のためにあるか
詩っていますよ

あらゆるものを
名づけてしまうことなく呼ぶために

どの言語も
単語のひとつひとつは
一々長ったらしく説明してられないがための
高速言語
符 ....
ゲゲゲの鬼多郎よ
ビビビのねずみ男よ
この花の名前はカランコエ
下駄の音に似てるだろう?
下駄の声だよ

花咲き山って聞いたことあるかい?
ゲゲゲの森では下駄さえ咲くのさ

お土産に ....
モノトーンの本棚に
黄色いちょうちょ
アルマジロはフランス産
きのこの鍵
ポケットにがま口
ゆりかごにコルセット
リンゴ チョコ コーヒー ドゥナツ 
ピクニクラララン

にわか雨で ....
どうしようもないことなんか
考えたくもないのに
どうしようもないことしか
考えたくない時間になる

昼間あれほど楽しかった想いも
すっかりふとんの中へ旅立ってしまったから

いい人ぶっ ....
以前のニュースで…
雪山遭難者が自力で生還したというのがありました。

その必死の想いの根本には〜

自分しか老いた母親の面倒を見る者がいない…
という強固な想いだったと言います。
 ....
雨がガラスに寄り添って
打ち明け話しているような

ひとりの私は指先で
つっとなぞってゆきました

地面をおおう水溜まりが
あまりに暗くみえたので
身をひるがえして逃げました
溺れぬ ....
しりしりと頬に 君からはぐれた氷の埃
ざわめいていたフレーデルが口を噤む
その間を抜け 濃紺の蜜に深く溺れる

針葉樹が冷淡に 自らを槍と仕立てる
芳醇にもたげようとする果実が 授業が始まる ....
こうやって真っ白な入道雲を見つめながら無人駅のホームで涼風にあたっていると
私は永久にこの季節の住人で
それ以外は旅しているだけなんではないかと思う、昼下がり


何もかも果てなく親 ....
 ある先生がある人に言ってた
 誰も言わんこったろうが
 それじゃあんたの
 ためんなんねえからと

 あんたは障害者を生きちゃってる
 それじゃ本当に
 生きてることにならない

 ....
車輪を空転させ
巻き上がった金色の砂埃の中で彼は踊るが
石に躓き足首を捻挫する

家でじっとする
永遠に陽のあたる家
しかし彼は照らされたくはないので
びっこをひきながら外へ出る
彼は ....
人がいる
そこにいる
しみじみ
しっとり
生きている

人がいる
今をいる
柔らかな光が
あまたを
包む





初出 FPOEM 2000.01.26
改訂
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
オリオン座流星群海里1*10/1/8 23:45
貴女の雫の溜まった沼仁惰国堕絵師3*10/1/8 23:02
夜の王様は朝の姫にこめ1810/1/8 22:56
煙草石黒あきこ3*10/1/8 22:13
明るい方へ籠球太郎110/1/8 21:30
他の誰かが言ったなら鵜飼千代子6*10/1/8 18:50
いちにちのへんか小原あき5*10/1/8 18:38
着きません鵜飼千代子2*10/1/8 17:53
つくえのうえの笠原 ちひろ910/1/8 16:53
オヤジノオナカ仁惰国堕絵師3*10/1/8 16:07
始まりの獣、鵺ユダ210/1/8 15:03
赤く錆びた柵井上新雪.1*10/1/8 13:43
逃げる癖朧月410/1/8 13:36
陰陽の月仁惰国堕絵師3*10/1/8 12:45
エデンへの道のりりょう4*10/1/8 9:46
コワレモノの涙within20*10/1/8 6:36
逃避せず瀬崎 虎彦510/1/8 2:38
なみ番田 010/1/8 1:18
店の前110/1/8 1:16
水脈と暗渠海里4*10/1/7 23:42
シーシュポスの秋1*10/1/7 23:42
ララランふるる8*10/1/7 23:08
雑念の時間朧月410/1/7 21:47
命を支えるもの籠球太郎310/1/7 21:27
雨の虜朧月410/1/7 21:25
モランヤ杠いうれ110/1/7 17:21
あかいつき靜ト7*10/1/7 16:32
先生藪木二郎110/1/7 16:11
AB6*10/1/7 15:34
てのひら鵜飼千代子8*10/1/7 15:12

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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