ずっといたい
君の興味を乱暴に触る
君を敏感に関知する
乗れない雲が冷たく広がる
恐怖は熱い人肌空気のにおいがする
遠い日付 新しい言葉
固まったガムシロップを君がふくむ
微弱な ....
おれが自室で退屈しのぎに何となく詩を書いていると
胸に直筆で「神」と書いた名札をつけた男が現れて
いきなりこんなことを言った「選べ。」
「おまえの言葉はいい加減すぎる。それ ....
やはり感傷的なものはだめなのかなと夕焼けを見ながら思う。感傷だけでは心を引き止めることはできないのかもしれない。強い細部があるからこそ感傷に強度が生まれるのだろう。綿密に書き込まれた現実がなければリア ....
針葉に刺されたのはまつぼくりに触れた所為
松の位のあたしを挿した
一切れの時を過ごしたひと
嗚呼つぎがあるのなら
宿に収まりきらないほど
大きな線香を用意するわ
九州十 ....
舐めて顔がなくなったサンタクロースにさよならを言う。今日わたしがきちんと成し遂げたことといったらそれだけ。石油ストーブが空気を換えろとうるさいので窓を開けた。冷たい、冷たい空気。山茶花の薄いピンクに西 ....
起きしなにワインを飲む。目がさめたから起きた。9時間前に眠くなったからベッドにはいった。ちょっとセックスしたいななんて思いながらチョコレートを一粒食べる。「ひとり」になりすぎて誰とも目が合わないだろう ....
aoi青い
umi海
sizumu沈む
yuki雪
しゃべれないから
なにも言えない
言葉が無いから
想っても伝わらない
僕は僕に興味なんてねーよ
君も僕に興味なんてねー ....
あなたを中心にして
その円の中の全員と
しました
あなたが好きだったから
笑う笑う 彼ら笑う
我が子の手足をバリバリと
食らう母親擁護して
笑う笑う 彼ら笑う
餌食らうだけの物言わぬ
片端にされた子らを見て
笑う笑う 彼ら笑う
善意の行い ....
うふふ
みんな、知らないんだろうなあ
朝起きてご飯食べて仕事して
帰ってご飯食べてお風呂に入って
家族と会話して、ネットして、疲れて眠る
それだけのことが、こんなに
こんなに幸せで楽し ....
雪や氷柱(つらら)や霜柱
たくさん積んだ荷馬車を曳いて
二月の親父がやってくる。
その音聞こえぬ ふりをして
年が変わったと大騒ぎ
嫌なこと できれば忘れよう
初めの一〇日は騒いでいる ....
庭に
かまきりがいた
目が
大きくて
黒かった
草の上に
止まっている
バッタを
じっと見ている
あっという間に
つかまえた
そして
食べ始めた
私は
バッタが ....
一人ぼっちの夜
忘れたい夜
こんな時は
ギターを弾こう
ギターを
弾いていると
すてきな
メロディが
心をなごませてくれる
まるで
僕を
はげましているように
ひとりぽ ....
風船を
もって
歩いていたら
風が吹いて
手から
はなれた
空高く
風船は
飛んでいく
遠く
見えなくなるまで
飛んでいった
悲しかったけど
ちょっぴり
う ....
うたうことで
なにかが変わるのだろうか
私の 今日も
信じるか
信じないかを論じることは
生きるか
ゆくかを 問うことに似て
どちらの答えにも納得できず
赦されたいという
....
しっかりしなくて大丈夫
しっかり食べて
しっかり寝て
しっかりウンチしてれば大丈夫
生きているから大丈夫
それだけだって凄い事
それだけ出来れば大丈夫
僕は本を君に聴かせながら、窓の外を眺める。
星は今も流れ続け、夜空が部屋に入り込む。
無音の60分間、でも確かにこのテープに星を
録音した。彼女が僕に銀色のヘッドフォンを
貸してくれないから、 ....
わたしは秋に還る
いつから此処を
ふるさとと呼ぶようになったのだろうか
紅葉した楓の葉を見て
ああ やっと きたのだね
忙しかった夏の終わり
(それはあまりに急ぎ過ぎて)
....
君の笑顔はマニキュアの様だ
つき抜けた先に鏡があるような気がした
思い出がこそばゆいなんて
良い人生だな
不埒な本性がなかなか出てこないから
いつの間にかこうなった
右 ....
その昔、私は東急田園都市線沿線に住んでいて
学校が水道橋にありましたから
神保町は庭みたいなものでした
毎日のように行きました、古本を買いに
詩集?いいえ、詩集なんか
一冊も買ったことありま ....
燃えている
縁石の終点に
黒い羽が溜息をつく夕暮
空の家路は幽玄に。
私は 夜へと
瞬く
視線は途切れ途切れに
冷えていく
支柱にからんでいる
朝顔は枯れてゆく
深く 夜へと
実 ....
瞳の中に鳥が住む
求める実をみつけると、鳥は飛び立つ
こんな光の白い日には
たくさんの鳥が飛ぶだろう
鳥はよびよせられない
そのくせ、いつか瞳の中に入りこむ
眠っているときにでも、 ....
君よ愛き人よ
挫けし其の涙
自ら払い給え
君よ麗しの人
暗黒の夜にも
朝陽は明けん
あるがままに
貴方のままに
己を愛し給え
咲き誇り知り
目を開き見て
吾を叶え給え ....
ゆっくり静かにしゃべる人がすき
頭を撫でてくれる人がすき
音楽が大好きなひとがすき
絵が上手なひとがすき
少し寂しそうなひとがすき
黒髪がすき
メガネが似合うひとが ....
最終電車の最終駅
薔薇の花束を抱えた君
憂いた瞳に何思う
前に座っていた男
広げた新聞取っぱらい
切り立つ魔羅を見せつけた
意気揚々とたちあがり
片足ピンヒール脱いだ君
....
君が机に腰をかける
音楽室から
ソナタが聴こえてくる
かすかな息遣いが聞こえる
誰のものだろうか?
君のものでも
僕のものでもないような気がする
ソナタは
構成が巧くいっていない
ほ ....
癒やされ萌えのケセラピストたち
厳冬峠は
ぱりぱりの星夜
けせらせら、らっせらー
けせらせら、らっせらー
{ルビ等圧線=アイスバーズ}は
あいもかわらず
ピンストライプ・ストライ ....
壊れそうな心を
花弁はそっと受け止める。
癒される。
また明日も頑張る。
壊れそうな体
空中分解寸前
苦しみの連続
それでも未来を夢見る
壊れそうな人生
首になって
路頭に ....
夜死
海風、光
鳥、無、宙
宇彼方指、爪グレー
、指破片、ばり
ら散ら、ば散
、り指手先
店からの人、並んでいる
スーパーマーケットを人にありふれた店が流れている
光景には今日流れている様子に僕
立ちつくしているようなのが今日朽ちた財布をレジで打つ
数枚ものコインもこそぎとる女を横 ....
3469 3470 3471 3472 3473 3474 3475 3476 3477 3478 3479 3480 3481 3482 3483 3484 3485 3486 3487 3488 3489 3490 3491 3492 3493 3494 3495 3496 3497 3498 3499 3500 3501 3502 3503 3504 3505 3506 3507 3508 3509
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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