明日の光が見えぬから
今日は息ができるのです
明日の仕事を知らぬから
今は休める羽なのです

凍るよな空気に震えつつ
温度を上げないのは
死んでしまうからです
希望の言葉たちが

 ....
僕は少しだけ強くなりたくて
地面を蹴って歩き出した
つもりだったが

昨夜の雨のように
地上に散らばって光っている
星のように

蹴った地面はぬかるんでいて
思わず見ることになってし ....
錆びた時間が牙を剥いて喰らいついてくる、かわせよ…それが肉に食いこんだら外すのは相当に厄介だ、すべてのことを後回しにしてそいつの軌道を読むことに意識を集中させた方がいい
牙から錆が入る ....
ひかりの泡を
手のひらに受けて
きらきらと
さらさらと
透き間から流れてゆく
涼やかな風を
見守りながら
 
 (ミドリノ紗綾 ヲ)                /サヤ
      ....
ひとつの結論を落とし
君というページを閉じる

すがりたいこの手を
あっさりと切り落としながら

終っていった
君との関係がまだ 僕をとどまらせている

君との時間の流れの中で
紡 ....
手のひらを重ねるたびに
わだかまりが解けて行く
すでに基底された過去と
咀嚼仕切れぬ 含有物と
同じ手のかたちを持った
私たちは 逢わせる為に
分けて造られた者なのだ
言葉を ....
ひざからしたはスネだらけ
ひざからうえはモモだらけ
スモモモモモモモモノウチ
スモモモモモモモモノウチ
かたからつづいてウデだらけ
かたからつたってワキだらけ
ウキウキ スルノモ イマノ  ....
ゴリラの戦闘員は防災訓練に参加して居たが
途中で気分が悪くなった
俺ってさあ唯の戦闘員なのにアマゾンの野郎
いきなり第一話からスーパー大切断使って
俺の両手両足ちょん切って仕舞いやがったの
 ....
抜け道を勇猛果敢な鳥が空の刀へ
腹の曇天を裂き明日へと逃げていった。

だれもいない
君の言葉にはもううんざりだと言う人も

靴ひもを結べ、
それが君の手

裏道には、ガラス瓶の猫
迷惑そうに、ぎち ....
そこに愛があったから

恋人達は ほほえみあった


そこに愛があったから

        
                
               私はあなたが好きだけど

               あなたも私が好きだけど

               
    ....
知ってるかい?

モールス信号は 言葉から派生したもんだから

言葉がないと成り立たない事を


知ってるかい?

愛は あなたと私から派生したもんだから

あなたがいないと成り ....
森はやがて夜に飲み込まれた
それをこの眼ではっきりとみた
獣は闇の底で息を殺していたし
眼底にはまだ何も無かった

かいぶつ,

重い曇天の空に,風がびゅうびゅうと吹いて
「とても濁っ ....
13歳の彼女は頬杖をついてぼんやりと窓の外を見ている。
空を見ているようにみえて、彼女は空を見ていない。瞳に空が映っているだけ。
彼女は世界一の夢想家である。
彼女は彼女であると同時に、赤毛のア ....
 うたっている 腫
れは四つあって 猿
には片目がない あ
の草はらはぼくの腕
の内側にはぜている
今も 白い土と赤い
石が落ちている 腫
れているので穴は塞
いでしまった 探し
 ....
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ....
中身を取出し
包んでいたラップと
アルミ箔をそこらへんに
ほうる

どのくらいたったろう

年下の友達はまだ来ない

何かを聞きたい

年下の友達が戻った
耳が聞こえなくなった ....
いつものように、公園のベンチで朝の瞑想をしていたら、目の前を異様なものが移動していく。そんなものが目に入るということは、いかに瞑想がいいかげんであるかということだが、その瞑想の原っぱを横切ったものは、 ....  知らない夜が混ざり合っている、波は薄い肌を挟み込むように叩く、Eの弦の音、倍音、ゆるやかなビブラート。内側外側から揺さぶられて、破けた皮膚から薔薇、芯に守る赤、は香っても、ひっきりなしについてくる足 .... 瞬きをしたとき
虹色鳥がマラッカ海峡へ飛び立っていた

瞬きをしたとき
知り合いを乗せた救急車が通り過ぎていた

瞬きをしたとき
子供の頃のシャボン玉がパチンとはじけていた

瞬 ....
時が流れるのは
うれしいな
頭のもやもや
腫れてゆく
腫れて脹らみ
乳ぃ首みたいだ。
チューチューすって
忘れさせてよ
そしたら君は愛人だ

頭のもやもやとれたなら
うやむやだっ ....
錆びた鉄の階段を
なにもかんがえずに
ただ

のぼる


かんかんかんって
きもちのいい音がして
私を
惑わす


誰かがつくった水溜りに
ぽちゃんって

雨がわらって ....
水栽培のヒヤシンス

薄緑の蕾をたわわに付けた

水栽培のヒヤシンス

このままでは綺麗に咲いてしまう

そこで僕は

ちょっと意地悪になって

花瓶の中に

水銀を入れて ....
透明は無ではないのでしょうか

無というと暗闇のような気もしますが

無よりも無なのが透明なのではないでしょうか

透明とは無をも包む存在に思えるのです

最愛を失ったこの胸の穴ぼこが ....
世界は無数のありがとうでできている
よろけそうな日々のすき間で気づいたこと

けっきょく、結局が流れていく街の中
沈んだ気持ちで空を見上げたら
世界じゅうの声にならない言葉たちが地上 ....
 あの夏
 野球が上手くできないからと
 イジメられた

 大衆の時代

 ある夏
 野球ができなくてもサッカーができれば
 イジメられなくなった
 サッカーができなくても野球ができ ....
1985-
空に敷かれた黒いうろこが
ぽろぽろと剥がれてゆくとき
一枚が地に落ち
流れ出す水の音が聞こえ
また一枚が地に落ち
呼気が甲高く
一枚が砕けて
それはなき声と繋がって

 ....
彩られるものが
みな与えられた
土踏まずから
色を浮かべるべく
積み上げるなら
空白は胸元にわだかまり
高く屹立した
天蓋に設えた地平は
ゆらゆらと昇る陽も
沈む陽もゆらゆらと
パ ....
             君に会わせたい奴がいる

             泣いていたんだ
             ぼろぼろ泣いていたんだ
             涙がぽろりとこぼれたわ ....
買い物ん時は飼い主に
ポールに繋がれアンラッキー
道行く人がブザマな俺を
憐れんでくれるみたいだぜ

尻尾を振って愛想立ててりゃ
大抵愛には困らない
こいつら片手間だろうけど
こちとら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
低体温朧月210/1/17 22:24
僕は少しだけ強くなりたくて佐藤伊織210/1/17 22:18
錆びた時間の牙ホロウ・シカ...010/1/17 22:08
くぐり抜けて行く鵜飼千代子4*10/1/17 22:02
永遠の君へ朧月310/1/17 21:51
三角点鵜飼千代子4*10/1/17 21:48
すいきょうもののざれうた非在の虹010/1/17 21:46
ゴリラの言い分間村長110/1/17 21:38
 passageクローバー1*10/1/17 21:18
どんな時でもくろきた110/1/17 20:50
奥底410/1/17 20:46
知ってるかい?410/1/17 20:41
かいぶつ九重ゆすら4*10/1/17 20:26
Over the Rainbow楽恵6*10/1/17 20:24
猿のうた梶谷あや子510/1/17 20:02
思い川都志雄8*10/1/17 18:38
紙喰虫110/1/17 18:36
吾輩も猫であるyo-yo1*10/1/17 18:24
二重の空想依々れんこ110/1/17 17:20
コンマ何秒花形新次410/1/17 17:13
時の流れ (ドラえもんの敏感帯)真島正人1*10/1/17 17:00
私、離脱希望嘘而310/1/17 16:40
ヒヤシンスハイドパーク5*10/1/17 15:15
神戸から思うこと吉岡ペペロ1010/1/17 15:02
ありがとう小幡日美610/1/17 13:41
戦後史藪木二郎010/1/17 13:28
1978-水町綜助510/1/17 11:28
鏡面の川、水門の波形210/1/17 11:27
君に会わせたい奴がいる鵜飼千代子5*10/1/17 8:46
飼い犬のブルース葛西曹達210/1/17 8:26

Home 戻る 最新へ 次へ
3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 3473 3474 3475 3476 3477 3478 3479 3480 3481 3482 3483 3484 3485 3486 3487 3488 3489 3490 3491 3492 3493 3494 3495 3496 3497 3498 3499 3500 3501 3502 3503 3504 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.91sec.