来年も再来年も
あいにきてね
例のごとくうまく
伝えきれなかったけれど
涙が出るほどうれしかったの
こういう時にちゃんと
涙が流せればとおもう
わたしはもっと
あらわせる人になりた ....
もう香りがのこる
残り香が横断する道路の
ど
道路の
広すぎる
歩幅を足がちぎれるほど
振り出し
わたる
わたったあの環状道路
青く雲がたなびくあの
勾配ある町の向こうには
排気 ....
楽しいこと は まわる(こと?)
まわる から たのしい?
わらって
だれでも いいから せなかに のせて
おなじ ばしょを
おなじ りずむで
ぐるぐるまわる し ....
たぶん私たちは恐れを忘れてしまった
チェスの駒で現実を語り、物語は日々陳腐になる
弾幕で煙たくなった目は配分する力を失っている
大声で吠えるものたちだけが跋扈して
誇りと情緒不 ....
胎内回帰するということは
生まれる前に
だから
死ぬということだ
焼け野原に相応しい
焼死体になって
あの
焦げ付いた口授に
相応しい
呼吸すらしていない
未熟な身 ....
何もないのなら 言葉が必要だろう
何もない心を満たすための声だ
暗い五反田の高架下には立ちつくしながら
山手通りの向こうにある目黒には 見つめていた
五反田のその後ろには僕を粉々にした マンシ ....
世界を言葉で殺しにかかる
(喉元にのびる手)
無名の、しがらみのない、無名の作品(殺人事件)
一日目、今日で四日目が終わる
三日目、
お尻をかいてると ....
頭ん中
ぐるぐると
どんな
未来を想像しても
全てに
ピンとこないの
数え切れない程の
道 を前にして
呆然と
立ち尽くしているみたいだ
心から溢れ出ん限りの言葉を尽くして
わたしがあなたに言えることはたった一言
短くて、簡単で、誰でも知っている
小さい頃から教わった、単純明快な
そんな一言しか
愚かなわたしをずっと見 ....
今生の別れを告げよう
グッドバイ
さらばだみなさん
グッドバイ
さよなら さよなら
グッドバイ
グッドバイ
グッドバイバイ
おやすみの、後の 跡
夢の中では丸裸
情熱がさめきらない朝が来て
火照りきったパジャマと ひみつ
焼け終わったトーストは甘い香り
漂わせて 塗りたくってあげたい
口 ....
噛みしめる土の
味は自分の
「これはあなたのために裂かれたわたしの」
追われる獣の足の打ちすえる
大地のたわみが五体をひしぎ
蓋がれた目に緑に赤に灰色に
やまず眼窩を巡る体液の囁き
....
ピンク色のサラマンダー
ウーパールーパーのライフサイクルは
いろいろです
おとな、こども、おとなこども
おとなこどものこども
おとなこどものこどものおとな
おとなこどものこどものお ....
豊洲から有明へ
ゆりかもめ沿いに
豊洲駅を東へ歩く
すぐに現れるガス資料館を抜けると
広大な空き地が広がる
新開地とはこんな
空っぽの場所を指すのだろうか
遠景は遠すぎるが故 ....
空っぽだったボトルビン
今はゴミ捨て場のホームレス
生まれ変わるまでの
待合所なのだ、と
顔を曇らせたまま 転がっている
緑黄色の足は
海水に浸りすぎたせいか
ふやけていそうで
....
おいらは地球の絵を描いた
どこもかしこも平和だらけ
みんな笑顔の地球を描いた
だって平和がすきだもの
だってそれを目指すんでしょう?
おいらはみんなの夢描いた
困っている人助け ....
カルテに書き込まれた
真実
けれど君は
世界を愛して止まない
ならば私は
君が愛するこの世界が
壊れぬよう
言葉で
視線で
抱擁で
君に一枚の
フィルターをか ....
歯を食いしばって壁を撲った
撲ったことにすっとした
撲った右手が腫れていた
本当は私は誰を撲ったの
腫れた右手に湿布を貼った
湿布は冷たく気持ち良かった
剥がれないように手袋をした ....
昨日にさようなら
今までの全てに
全ての関係に
さようなら
いつかね
またね
もう
僕
から
関わる
事は無い
けどまたね
明日 ....
カーテンを閉め忘れたらゴリラに追跡されて仕舞った
ゴリラはウォークマンで掛かって居る音楽の内容を
遠隔探知出来るらしく私の興味関心をそそった
道路をゆっくり走って居たら
家の前の曲がり角で ....
夢とやら希望とやらがない場所に
袋に詰められ
ぽいっと投げ出されてしまったよ
夢とやら希望とやらを喰らって生き続けてきたからさ
飢え死にしろってことなのか
しかも袋詰 ....
みつけてほしい。
祖父が死んだ
ほんでもえらいわ
そう言って祖父は私の手を頼りに起き上がった
寝ているままでいい
そう言う私を制し
それは昨日のことだった
いつものようにコンビニで
祖母のおに ....
コスモスがコスモス色に咲いてて
ススキがススキのように揺れてる
土曜の朝
私鉄沿線の住宅地を
ぼくとたあくんは歩く
めずらしく陽が射している
建物の影が舗道をおおって肌寒い
ぼく ....
雨の音に気づいて、
薄暗い転寝からわずかに目を醒まします
ひざのうえには猫がいました
雨は屋根から滑り落ち、壁をつたい、
床を這って、そして、
じわじわをわたしの胎内にしみこみます
ぴちょ ....
夏のかすれた孤独のいろは
黄色いキズだらけの女の顔
ひとりかそけき偽物の怒り
哀しみが募集されている
夜の電車が紙を震わせる
カレの家を見に行くほど
俺はイカレテい ....
藤沢周平の小説に殺すなというのがある
中二のとき国語の先生が授業で朗読してくれた
先生はいまの私より十歳下だった
先生の野太くて明るい朗読は
鹿児島なまりの抑揚で歌うようだった
不埒な中 ....
わたしは大人に 道を閉ざされた子供
あの人達は わたしの道を閉ざした大人
子供に道を与えない 大人
大人に道を与えてもらえない 子供
だけど
わたしもいずれ
....
あいつ等は わたしを虐げた人達
わたしは あいつ等に虐げられた人間
あいつ等は 加害者
わたしは 被害者
でも
いのちの重さは
おなじ
やりたい事なんてないよ。夢も望みもありゃしねえ。そんな俺は今でも、こんな世界にムカついてんだ。
世界は僕の手に落ちた。
笑ってんだろ?俺の事。
そんな目で見んじゃねえ。俺の脳みそ大回転だ。
....
3456 3457 3458 3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 3473 3474 3475 3476 3477 3478 3479 3480 3481 3482 3483 3484 3485 3486 3487 3488 3489 3490 3491 3492 3493 3494 3495 3496
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.23sec.