ほんとうはみんなと一緒に遊びたかった、カメラのフィルムをあげるからこっちにおいでよ、何て言っても伝わらないよ、これはえいえんの法則、です、ほんとう、ねえしんじて、くれ、ってあたし何言ってんの泣きそう、 ....
声を拾い集めてみます
盲目の私には広々としすぎる
歩くことさえ困難なこの街で
途方もない結果を残したい
私の耳がぎゅうぎゅう詰めになるほど
たくさんの声を繋いでみたのなら
....
言えないことがある
幸福だと 断言できるわけではないの
話したいことは たくさんあるの
あなたに伝えたい言葉
探して 探して
見つからないまま 最寄り駅で電車を降りる
....
あしたからさくら咲くころまで
毎週ゴルフ場にゆくことになってる
ぜんぶ山んなかのコースだから
毎週自然に会いにゆくようなものだ
これから二ヶ月の山の自然の移ろい
季節とは ....
風邪をひくと
風邪の気持ちがわかる
希望がないのだ
夢を見ることはできても
悪夢ばかり
風邪は子供
もう会えない人が
夢の中にいる
もう会えないとわかってるのに
また ....
つやつやに濡れた黒目にくっきりとわたしの顔が映っていて、わたしは映っているわたしをじっと見る。黒目が黒目だということを忘れて、視線は感じなかった、お前の視線と私の視線が一本の筋のように交差していて金色 ....
暗い暗い帰り道
一人で歩くのは、恐いからあなたの手を握ってもいいですか?
絶望の手
孤独の手
さあ、一緒に帰りましょう
寒い寒い帰り道
一人で歩くのは、寂しいから
あなたと一緒に歩い ....
モザイク
ボクと君のたった一つの出逢い
甘いものが好きなボクと苦いものが好きな君の
小さな大喧嘩
都会の真ん中の小さな看板の喫茶店の店主は
甘苦いマンゴージュースを僕らの間に差し ....
いつからがいつまででいつもなの
普通に生き物が生きている時間
隣人はそろりとひそみ
悲しくなどないないと
はじけてしまう
つるりと 空が転んだ
雪と雪と雪 こんにちは
君の心の中の桜咲け
その心いっぱいにあるつぼみよ開け
寒い冬がもうすぐ終わる
春は来る
君の心の桜咲くとき
その希望と夢はもうすでにつかんだ
君はいっぱいの ....
あの坂を登ったら すぐそこ
鈍色の 動物園
誰もいない動物園
ライオンの檻の上
カラスが鳴く
もう冬がくる
風が吹く
アシカが鼻先をあげた
ああ 鐘が鳴る
誰もい ....
今日と明日を隔てる
月明かりの海峡
私は明日と言う名の向こう岸へ
小さな渡し舟に乗って
たどり着こうとしている
波任せの幸せな舟の旅
舟べりを叩く波の音が
たっぷんタップンと
耳も ....
{引用=
重いドアをから入ってきた日差しが、また去ってゆく
追い掛けてもだめ
太陽はおまえのものだけではないから
悲しげね
寂しげね
だから言ったでしょう
おまえは野の兎を捕まえるように ....
人は二酸化炭素の食べ方を知らない
円卓に白い皿をならべ
手に銀のフォークとナイフをもち
皿のうえの二酸化炭素をまえに人々はとまどう
いたずらに皿のうえでナイフがおどり
むなしくフォークが ....
いやになっちゃうわ
恋人と別れた後の帰宅途中
立ち寄ったブックストアで買い漁る
ファッション雑誌と少女漫画
恋占いの本だけ
あいだで隠すようにして
花が咲き散らばる
そんな一面な ....
子犬が母犬にじゃれる様子が
かわいいというあなたをみる私
あなたという母親を見る娘の目で
あなたが私を生んだことは確かですが
私は私の意志で生まれたんですと
いう機会はない
あなた ....
まぶたを閉じると異世界でしたので、
わたしはかんがえました
まっくらな空気のなかに
小さな街灯がひとつ、ありました
遠くにみえる微かなひかりは
観覧車でした
むこうに人影があり ....
繰り返してるのは
変える勇気が無いから
毎日繰り返しては
愚痴を吐く
繰り返してるのは
変わる自信が無いから
毎日考えては
涙が落ちる
流されて
転がって、転がって
大海 ....
例えば つゆと消えゆくものならば
呪いの一つも残しましょうか
いつかは消える 痣のよう
二度とは消えぬ 傷のよう
貴方に刻んで差し上げましょう
遠慮なんぞはいりません
....
燃え尽きたような落陽を懐かしい目で見ている
時の流れはひどく穏やかに僕の首に指をかけ
少しずつ呼吸を減らして眠りゆく
今から三日間消えてしまっても良いですか?
どうか探さないで下さい 僕はどこ ....
物語の始まりは誰かの涙
ハッピーエンドに憧れて歩きだした
シナリオ通りのゆるやかな展開
演じることに慣れてしまいそう
信じ続けることは残酷だけど
それを止めたら願いは叶わない
....
夜中に自転車走らせて
吹雪く雪中、白い闇
雪が覗かれた黒い路面は
地獄へと繋がる穴なのです
顔や、手や、耳や、鼻などは
既に凍りついて動かぬ
脚ばかりが無機質に動く
白 ....
1、
緑色と茶色の紙で出来た折り紙を拾った
なるほどこれは自然の色だ、生い茂る草原だ
どこにでも有り触れている色であって
この折り紙を持っている事はどうしようもなく下らない
僕 ....
太陽は何も考えていない無機物なのと同じで
僕も遠い国で誰が死のうが何の変化もなく
何の影響もなく何も知らずに明日という日を過ごせる
楽しいかもしれないし悲しいかもしれないし
それはわか ....
ぼくとかめきち
出会いは私が小学生の時だった
父ちゃんに連れられて
夜店で買ってもらったゼニガメ
ゲームにも出てきたような名前で
レベルやHPとかあるのかなって
当時は子供心をくすぐら ....
苦しみから
楽しみ
楽しみから
慈しみ
笑顔から
始まる。
優しさから
感謝で終わる。
意地悪は大嫌い
楽しく素直に
真剣に
喜んで
敬って
常にサプライズ
い ....
白い波間に 漂ひながら
をいをい泣くのは どこの子か
紅い波間に 繋がれながら
こいこい招くは たれがため
揺らぐ 夜空の片隅に
この世の黒を残さぬよう
明き月はまだ消えぬまま ....
奇数行 奥主 榮
偶数行 鵜飼千代子
草むらにもぐりこみ
地平線がゆるむころ
息をひそめた虫たちは
オパールの海が{ルビ有明方=ありあけが ....
あなたは 私の舟に乗り合わせた
黒髪を潮風に任せ
ペンタックスのディジタル一眼レフを 波間に向ける
あなたは 私を羨ましいと云う
潮風に身を任せ
北の海も 南の海も 旅ができ ....
駄目なお母さんでごめんね
いつも我侭言ってごめんね
でもね あなたがいるから
お母さんは生きていられるの
とっても とっても 辛くて
遠くへ行ってしまいたいと思った時も
あなたの笑顔が止め ....
3440 3441 3442 3443 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3450 3451 3452 3453 3454 3455 3456 3457 3458 3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 3473 3474 3475 3476 3477 3478 3479 3480
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.76sec.