フランスには手に余るほどの著名な画家がいて、彫刻家や、音楽家、詩人も多くいたけれど、フランスの地を強く踏んだところで、彼らに出会えるわけでもなく、彼らの文学作品を、ああと、手にとったとしてもフランス語 .... 熱が下がったのだろう
うつら、うつらしていた

私は碧く底の知れない
淵に浮んで
水の深みを見ていた

耳もとを太陽の光が筋になって
淵の彼方を目指しているが
その光の筋の先は
揺 ....

車を走らせていると路面には
頭から脳漿を垂れ流した犬が
しんでいるのをよけつつ
あたらしい仕事を探そうかなどと
ニールヤングを聞く
ちょうどいい音楽だ
ちょうどいい音楽なのに
「h ....
きみを抱きたい

でもそれはデリケートな問題らしくて

うまくいってない

きみは降水確率0パーセントの晴れの日か

降水確率100パーセントの雨の日にしか出掛けないの


いま ....
2009年8月1日、新宿。
人はタマネギの皮みたく剥ける。
とかいって、男は舞台上で着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。

2008年の猫道の中の
2009年の猫道の中の2011年の猫道。
赤土 ....
鬼がやってきたので 福豆を袋ごと投げつけた

クイックモーションから全力で投げた

「 俺が大殺界だってこと、わかって来てんのか! コラ! 」


鬼に投げつけた袋を拾うて ほぼゼロ距離 ....
彼女は
丘の上に
住んでいて
彼女の家のまわりには
花がたくさん
咲いている
冬も
夏も
秋も
春も
彼女は
そこに座っている
おはなばたけ
とても
きれいで
おはなばた ....
ずっとあなたを想っている

例え授業中でも

例え周りがどんなことを言おうとも

例え好きなことを否定されようとも

例え離れ離れになってしまっても

ずっとあなたを想ってる
あなたの言葉だけが

今の私の支え

あなたの声が

何度も

私の頭の中をよぎってる

あなたのしてくれたことが

私の誰にも言えない秘密の思い出
私は今

学校のパソコンを使ってる

放課後のこの静けさ

この緊張感

体に震えが走る


私の好きな時間
大きな河がある。
河原の茂み越しに夕日が沈む
大きな赤い夕日が沈む
川沿いの巨大な倉庫の
グレーのシルエットを引きずりながら

大きな河がある。
河原の水際にホームレスのホーム
ホ ....
びっぐばんならいんふれーしょいん
ちいさなゆらぎがありました
つまづいただれかひやあせかいて
さいしょのさいしょがはじまりました

もやもやがはれてすっきりしちゃって
むらむらがほしになり ....
吐き気がする

汚いこの世界で
自分だけが美しくいられるわけもなく

汚れていく

毎日が繰り返され
無意味なものによってこの世界に繋がれているのに

無意味なものに
 ....
かつん、とネジが落ちてきて
気づいたの
あの銀色の月は
機械仕掛けなんだって
 
黒い蝶が
りらりら羽ばたいて
夜の甘水を渡っていく
 
世界が
どんなに張りぼてだって
眼に映る ....
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている

とても
大きな
桜の木

風も
少し
吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
ラッコが
海の上を
すいすいと
泳ぎながら
横たわっている

貝殻を
手にしたまま
海の上に
身体を
浮かべて
眠っている

すやすや
すやすや
気持ち
よさそうにして ....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし

なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でないのに
傘を頭に
かぶっている

畑の
作物を
荒らされないように
誰 ....
口から出そう、切なさ
時々やってきた
痛みだけは教えてくれた
まぁ、本音というか…

あの人なら言うだろう
つまんない、って
こだわりとは
…うん、あしらい難い

自分ではそのつも ....
ただ一つの世界だから
ただ一人の僕がいる?

路行く無数のゴミ
溢れかえる無能な猿
こんな汚いはきだまりで
何を求めさ迷う?

ただ二つの僕の眼
ただ二つの僕の手

それで一体何 ....
 
 
ぼくが遺書を書く
きみがそれを紙飛行機にして飛ばす

そこかしこに光は降り注ぎ
そこかしこに影をつくっている

紙飛行機が草原に不時着する
文字の無い白い翼のところを
蟻が ....
忘れてた 今日も何も出来ないって考えていて
いつもひとりだと思っていて
たぶん誰かのためにいきたいと考えていて
ひっしでうたうあんたをみて 
ひっしではなすあんたを聞いて
今日はな ....
目覚めて闇 朝
まだ夜の明けてない六畳の部屋で
叫びたくなる
何かをしらせたいのではなく
ただ叫びたくなる

背中をつき破って羽化したいんだ

人がひとでなしになるのは
あまりにも世 ....
{引用=

目にするものは、すべて
縮小された世界 ほそい指先に
絡まる色糸の道と煩雑なブロック
意識ばかりが拡散して、
すぐに ほんとうの姿が分からなくなってしまう
この街をあんなにも ....
行き会へる不幸を悼むものあれど
生まれの幸を思うものなし


 *


嗚呼
漸く伸ばしたって泥濘みの底の
銀色が三日月の切先なら
それで何に成るわけでもなし


虚の中は暖 ....
それにセピア色を真似た懐かしさが付きまとうのは
彼らの体内をひたすらに過去ばかりが巡っているからだ
未来など入り込む隙もない

彼らは、悲しいことを共有出来ない
悲しみの痛くない場所を知らな ....
お誕生日ですわね

アナタ検索でヒットした
ブログの情報達を手がかりに
あなたがアップしていたお部屋に
今からお伺いしたくなりました

心配はしないでくださいませ
住所を知る必 ....
君と僕はずっと
一緒に育ってきたから
君はいまだ僕のことを
幼い頃の
あの何も知らないバカだと思い込んでいる
10年前は僕もバカだった、君もバカだった
同じぐらいかないいや
君のほうが少 ....
 
 
ポプラ並木があった
ポプラ並木は
ポプラ並木でしかない
そのことを
証明しているかのようだった

ポプラ並木があった
根っこのあたりを
無数の蟻が歩いていた

ポプラ並 ....
さびしさは針金のように折れ曲がり息を低くひそめていた、キーボードを叩いてもaやoの母音は狂っているから、わたしたちは正しく夜を装飾できない、室内灯ひとつで照らしだせる安心の内側でねむってい .... モグラがぼんやりと地中深くをさまよっている。でこぼこになりながらまっすぐに伸びていた。緑色なのはプラスチックなのかもしれない。中には、赤い魚だけが泳いでいた。子供がまた一人、その前へと通り過ぎた。
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
昨日の僕とフランスと番田 010/2/6 17:35
光の筋みずまくら510/2/6 17:28
星空を見上げるフミタケ7*10/2/6 16:45
きみを抱きたい吉岡ペペロ710/2/6 16:17
素顔猫道310/2/6 15:42
節分に 鬼がやってきた北大路京介14*10/2/6 15:01
10イシダユーリ810/2/6 14:52
想ってるありす3*10/2/6 14:33
秘密510/2/6 14:28
好きな時間310/2/6 14:25
ホーム・スウィートホーム……とある蛙9*10/2/6 14:15
天の窓辺海里310/2/6 13:43
眠ろう一酸化炭素1*10/2/6 13:11
メイプルシード佐野権太15*10/2/6 13:11
桜吹雪そよ風さん5*10/2/6 13:04
ラッコ1*10/2/6 13:01
かかし4*10/2/6 12:58
ぺインあおきつね010/2/6 12:39
ただ一つ逆鱗社長1*10/2/6 12:14
ラブレターたもつ510/2/6 10:03
フルーツバタフライ。十二支蝶010/2/6 8:05
今日も空は青いじゃないかwithin7*10/2/6 7:55
「地図の街」月乃助18*10/2/6 6:39
白道めぐり古月2*10/2/6 5:22
彼らやや1*10/2/6 4:36
「控えめな言葉」でオンガシ5*10/2/6 2:11
『こころ』〜『何をいまさら』真島正人1*10/2/6 2:06
ポプラ並木小川 葉110/2/6 1:17
ドライ、ドライ、ドライねことら610/2/6 1:08
水族館の地下世界番田 010/2/6 0:49

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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