{引用=
春を待つ少女の さくら色の唇
それは いとおしく やさしげなもの
懸命ではあるが 滅茶苦茶な その色香を愛しては
氾濫する 崩壊する 享楽の轟きを聞くのは
彼らではない 彼女たち自 ....
ぼくは
どくしん
さいしなし
だから家族について息子の立場でしか語ることが出来ない


家族の間ではお互いの事について案外何も知らなすぎていたりする


母親は耳が遠い
46時中音 ....
決戦に臨む君たちへ
伝えたいことはたくさんある
でも今隣で見守ってやることも
行ってこいと背中を叩くことも
おかえりと肩を抱いてやることも
もはや出来ないわたしが
君たちに伝えられることな ....
車が水しぶきを上げて通りを走る
赤い車は人の歩く速さで流れ
水色の車はスピードを上げてカーブを曲がる
子供が声を上げる街の広場には
濡れたTシャツを振り乱して微笑んでいる子もいる
歩く人の横 ....
 
 
 
【残酷なる記憶 −fall down−】



 頭の中に広がる空間で
 記憶の断片が、生まれては、消えてゆく。

 あなたの瞳が
 あなたの口唇が
 あなたの声が ....
今日は神楽坂に行きます
ひかり、はベイビーです
休みを取っておそらく何年ぶりの人や
まだ見たことのない人や
知らない人と
セックスは月に1回
できればいいんじゃないかな
 ....
綺麗な月をみつけたら
君を探す。

星空が澄んでても
君を探す。

朝窓を開け
雪のにおいがしたら
にやつく君を想う。

そんなとき
なんで隣にいないのか
不思議にも思う。
 ....
あっかんべ

枕返しがあっかんべ

ぶんぶん舞う蚊をぺろりぴしゃぴしゃ

あっかんべ

枕返しがあっかんべ

純粋に邪に

枕返しがあっかんべ
炭酸水の海の中
身体全体から気泡が発生する
それはまるで
私が溶けていくかのようだ
お酢に入れた卵の殻が
いつの間にか無くなってしまうように
私の身体も人魚姫の最期のごとく
 ....
梅の花が咲き始めた
彼らは驚くほど丸い
つめたい雨の降るなかで
やわさと桃色が
暗黙の春の境界を築いていく

るるるるると鳴く猫は
スプリンクラーに驚いて
もう寄り付かなくなっていた
 ....
夜がちぎれた

ちぎれた夜の裂け目から
かすかな光があふれだした

まるでスライムみたいに
どろどろと

夜は夜でなくなり
ただの黒い紙切れのようにあふれる光に震えている


 ....
               100211

  


弾かれた音速の脅威を
忘れたかのように
滑走路から飛び立つのが
習慣となった
石油が無いから
空気を燃料にして
今日は ....
今度出雲大社に行くんです

早く良い人が見つかりますように…

拝みまくってきます

良縁の神様ですから

きっと良い人を探してくれるのでしょう

そう

きっとそうだ

 ....
うそか
ほんとか
ネズミは「根住み」なんだそうですよ

根の国
地中深く
その鳴く声もチュウ、チュウと
黄泉の国の住人

うそかほんとうか
どちらといえるようなことではないけど
 ....
 
 
みかんをむいて父に食べさせると
ぼくはみかんではないのに
お礼を言われた

咳をするしぐさが
父とぼくは良く似ていた
植物に無関心なところも
石鹸で洗う指先の先端の形も
他 ....
揺らいでいる空の一端から
ある程度の意味を受け取ろうと
眉間に皺を寄せているわけだけど
どうにもこうにも…
それは啓示で
ジメジメした現況を変えてくれる
大きな力なのだよ

彼のナポレ ....
硬い
石の群れに
たまに
私も呼吸を忘れる
人肌の
暖かさも
しばらく
思い出していない


交わるようで
交わりきらないのは
きっと
全てのことに当てはまるようで
母の胎 ....
南風が吹く夜は 木戸が震える
通りの向こうの 防波堤の向こうから
波音が聞こえる

一人では広すぎる部屋
蛍光灯は 行き渡らない
障子の穴から 壁の隙間から
夜が覗いている

黙った ....
「すいません、住むところをさがしてるんですが」
と言って、仮面ライダーがお店にやってきた。

はいはい、いらっしゃいませ。どのような物件をお探しで?
ふんふん、バイクが停められて安めの物件。
 ....
グースかグースか
北京ダック
よく寝る
疲れが出てきた

時間があると
とにかく寝る
時間が経つ程
元気になる。

できなかった事が
できる様になる。
少しずつ片付く
穏やか ....
あなたの頭蓋骨を、かき抱く
この胸に熱く
柔らかな髪に包まれた後頭骨に
私の上腕骨を回して
冷たい額の向こうの前頭骨に、頬骨を寄せる
あなたが考えていることが、私の心に伝わってくる
 ....
家出少女がピンクの小さなリュックをロッカーに。
少し思い詰めた顔で化粧を直して笑顔を作って。
100円が ちゃりん と音を立てて吸い込まれる。
胸ポケットに鍵をしまったらどこかに電話を甘えた ....
 
 
 
 
 小学生の頃
 
 うちのネズミ捕りにかかった
 
 一匹の親ネズミを
 
 
 母親は
 
 バケツに水をためて
 
 ネズミ捕りごと沈めた
 
  ....
存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。
            100211

ティーアールといいながら
気短なキーボードを叩く
打つのか押すのか
気軽なボードは応えない
冬の空は本格的に押し黙り
今から雪を降らせるつもり ....
掌が傷だらけ
彼女はきっと キスだらけ

巣くわれた 巣窟な躯は
昨日も 架空を跳んだらしい

チョコレートシロップに
足を染められたなら

ホワイトソースばかり
作りすぎてし ....
孤独を研いで研いで研いで研ぎ澄まして
誰一人いなくなってから僕は
ヨーロッパへ向かう飛行機に乗る
後に思い残すことはもう、ない

まぶたの裏に懐かしいバラハス空港を思い描く
地下鉄に乗って ....
いつものように射精のあと

胸にはひんやりとした粗雑

おとなしく貼りついている

心もそれに慣らされている


生きてゆくという事は

ただ生きてゆく

という事ではないの ....
好きなひとに甘えられるとかわいいと思う

ふつうのひとに甘えられると

どうしたらいいのか分からなくなると思う


秋の空ではなかった

つめたい風に春が匂った

頬を耳をそよう ....
カシオペアの音楽
ベースの音
コーヒーの匂い
香水の香り

コートをかける
白い服
赤い服
ハイヒール

話はつきない
時間だけ経つ
心地良い空間
余韻に浸って
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
鋼鉄のカノン高梁サトル8*10/2/12 2:45
家族アフェアフミタケ7*10/2/12 2:29
決戦に臨む君たちへ智哉310/2/12 1:34
街を歩いた日番田 010/2/12 1:28
残酷なる記憶 −fall down−綾瀬たかし110/2/12 0:59
かわいいもほどほどに。いとう8*10/2/12 0:58
定期便こころゆくま...2*10/2/12 0:53
民宿八畳間短角牛010/2/12 0:43
黄味の心麻生ゆり2*10/2/12 0:14
春の空木屋 亞万1*10/2/11 23:56
夜明け舞狐110/2/11 23:32
ぼくたちの失敗あおば2*10/2/11 23:03
伽茶110/2/11 22:58
根の国の慈雨の子守唄小池房枝710/2/11 21:57
空の切れ端たもつ1010/2/11 21:46
アルカロイドOz110/2/11 21:25
異邦人さき1010/2/11 21:06
無題アマメ庵110/2/11 20:11
仮面ライダーの部屋探しあしゅりん3*10/2/11 19:58
ねるかそるかペポパンプ5*10/2/11 19:45
骨まで愛して楽恵16*10/2/11 19:40
『コインロッカー』東雲 李葉3*10/2/11 18:04
【 逃げ回るネズミ 】豊嶋祐匠5*10/2/11 17:52
_sh7*10/2/11 17:42
TRあおば3*10/2/11 17:40
デンティベス黒乃 桜210/2/11 17:35
亡霊瀬崎 虎彦410/2/11 17:34
気持ちの責任吉岡ペペロ210/2/11 17:08
おんな心6*10/2/11 15:38
コーヒータイムペポパンプ9*10/2/11 14:48

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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