右乳首からお湯がでる
左乳首からはポンジュースがでる
調子にのって
捻り過ぎると
乳首切れを起こすので気をつけなければならないが
そうなっても
彼女にぺろりとしてもらうと
唾液の ....
革命はピンボール
現実はノイズ
空白はエピローグ
静寂はナイフ
冷蔵庫のブロッコリーには100年間が詰まっていて、
それが1日で10年ずつ老いて行く
可哀相なカリフラワーはしかし上海まで辿り着けなかった
レタスは春を夢見るあまり自分を花だと思い込んでいるけれ ....
2000年代物の胡桃をひとつ
と言うだけであらわれ
それは再現される
スタートレック
君は?
と訪ねられて
じゃあ、あなたを
2000年代物の
データ少佐を
あらわれたの ....
ぼいぼい!
大きな声で
声をあげてる
ぼい!
たぶん応援
夜中
寝付けなくて
旅館の腐りかけた天井を見つめる
海辺向きの窓から
漣の寄せては返す
穏やかな調べ
我慢していた心のひだに染みわたる
凍りついた気持ちを静かに溶かす
いつもより広 ....
フランスのどこかで暴行をうけている心持ちとしての世界観など今では笑いの種にぶちまけられていく微かな挙動としての反動にしてはただされていくどこかで ガットギターを弾こうとしている白さを眺め茶色の便せんへ ....
迷路の中みたいだ
ルートを探して歩き回っている 目は
数え上げた 地図の上に鉛筆がひかれていく
重なってはいない いくらかだった
売値は正確だ
いくつもの光を見た 商品とは
魚が釣り上 ....
闇のなかに消えた淡いブルーを思い出しながら家路につく
時計の針が最後に触れた数字を覚えてはいない
もちろんぼくが最後に触れた数字も覚えてなんかいない
川をまたぐ橋(バカみたいな表現だ)を渡るとき ....
100218
オキシダント濃度の悲哀を
感じないのがキリン
鳳凰の次に現れたキムジが
朝の顔を繕う傍らには
2匹の紛いウミガ ....
十年? いいや
もう少しだけさかのぼって
私があたしだった頃に埋めたもの
放課後の校庭の隅
老いぼれ花壇のど真ん中
誰にも相手をされなければ
景色の一環とも見られない
....
いつからそこにいたのだろう
しわしわの殻に包まれた
わたしの祖父
甘さと渋さを身に秘めて
日が暮れるまで
縁側の外を見ている
殻に閉じこもりながら
本当は外に出たい
....
僕は冷蔵庫みたいに冷え切っていた
僕は寒かった
僕は毛皮がほしかった
腰まであればよかったな
僕は口に煙草をくわえた
その次にしたいことは
いつも定まらなかった
丘の上から
弟が呼 ....
{引用=「首都高に入りました。」
カーナビは言う
しかしここは国道16号線だ
100m先のマクドナルドのドライブスルーの
マックシェイクストロベリーの匂いがそれを証明してる
....
行方知れずの星を
また探しにゆこうか
今日は君と一緒じゃないけれど
いつもの道へ
渡る橋はもうかかっている
ひとりだってこわくはないよ
君はそういって振り向かずに歩く
音をたてずに君 ....
あした、そう明日。明後日が通り過ぎても、きっと、ちょうどいいぐらいの朝だったとして、どこかにわたしはいる、と思う、
そうして、ころあいをみて、きっと、遠くにある透明な、街、、、を眺 ....
ひとりぼっちの叫びは
雑音に埋もれて
私は群衆の真ん中で
ただ 立ち尽くすだけ
ホームに溢れるエキストラ
誰も知らない
私は 彼を
彼は 彼女を
彼女は 私を
誰も知らず ....
生まれる
ずっとまえから
さまざまの小さな
かけらたちがあつまって
この心身をかたち
つくってきていた
それらの小さないのちたちの集積で
ここにいるほどよい大きさのいのちがある
その後 ....
ひとだまは火の玉
ことだまは木霊
ことだまにもひとだまにも姿はないけど
ひとだまには熱があるね
冷たいけれども
ほんのすこしぼうっと光る
ことだまには何があるかな
何かあ ....
テレビのドラマで
「結婚しているんですか?」
「いやまだなんです。」
と言っていた
そこに流れる
複雑な思い
男ははにかんで
うつむいていた。
やけに子供の
あつかい方が
....
とある男が
じっと石を眺めていた。
一日中である。
それこそ寝る間を惜しんで、石の前に座り徹していた。
「その石は何なのですか」
尋ねると、男は答えた。
「これは石ではない」
....
下着売り場で羽化したセミたちが
越冬のために南へと渡って行くのを
ぼくらは最後まで見届けた
空の遠いところにある白い一筋の線
あれは飛行機雲じゃない
だって、ほら
指で簡単 ....
出勤まえにアイラインを引く
鏡の向こう側で
いつも私の代わりに私を演じてくれているもう一人の私と目が合う
季節外れのプールみたいな彼女の眼球の中央に
黒い硝子の宇宙、
私の魂の出先機 ....
あなたの声が、ききたくて
教室のドアを開ける、私がいる
「くろきたバカだからキライ」
「くろきたに友達いんの?」
「いるわけないじゃんかー」
「くろきた受験するの?」
「いくつ受けるの?5校?」
「ちょっと合格鉛筆かしてよ ....
気づいたときには 独りぼっちで いつの間にか 慣れていく
優しさだけに引き寄せられて 何も見えなくて五感が鈍る
本物 なんて見分けられずに 指の隙間からこぼれおちる
良い人 悪い ....
日本史の授業、
カゼで教室には二人だけ
先生はつじつまを合わせるために話しかける。
私はそれに乗っかっていく
言葉がやり取りされる中で、
「飴玉」なんだと思った。
止まってべたべたしす ....
キャラメルの匂い
芝生の感触
白い机と椅子
小さなあの子が
オモチャの車で
犬っころを追いかける
目をつむってみて
想像できるでしょ?
そんな夢を明日も見たい
手を差し伸べて
....
凪の海からひとつ
またひとつ
大小のみずばしらがそそりたち
消えて
また生まれ
抑揚
クレッシェンドが見えてくる
乳白色に似た
朝焼けの視界
ヌードカラーのドレスで歩む
なんらかの ....
この窓の外には
光の世界
私はひとり檻の中
淋しくなんてないわ
窓の外には危険が
この部屋には平穏が
私はひとり檻の中
だけど淋しくなんて
ないわ 決して
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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