難しい言葉は、だいたい忘れた
少しずつ、人間が好きになってきた
飛べなくてもいいや
人間は最低だけど、あたしには似合っている
裸になって、必要なことだけを言う
大人と ....
ぼくの大好きなひとはシゴトガデキナイ
ぼくはそれをなんとかしたい
起きている時間の
大半を働いているわけだから
ぼくはそれをなんとかしたかった
せめてふつうに
....
漢字の練習とかでさ
同じ字をずっと書いていると
突然
あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね
娘がポツリと言う
漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
虚ろな瞳をした、縫い包みの少女。力無
く、窓辺に凭れて。部屋のドアを開いて
入って来た少年は両手にかかえ、胸の蓋
を開いた暗闇の燭台に、マッチの灯をと
もしてそっと、窓辺に戻す。
窓外に ....
くずりのけたわだちは
ひわたののどにねむる
ゆするとなのはなめに
もたれたこくげんのよ
つづらめざめしらかげ
あがないくうからきる
此の指、口に触れれば静けさ現れて
此の手が耳を覆えば、ほら、音色は心に届く
今此処に両足で立ち無二を彩るのは
新しき神を産み出し目醒めさせるため
此の腕を、高く伸ばせば
詩を歌う声は ....
遠い海のむこうに
大陸があるということの方が
なにか現実的ではない
たとえ話なのではないだろうか
大陸というとらえかた自体
イメージそのものなのではないだろうか
....
「大好きなお母さんといっぱい一緒にいられて
大好きなことを全部していていいなんて
ぼく夢みたい」
そんな君の心の声に
私はとろけそうになってしまう
君がど ....
日々漠然と感じる不安を煮詰めてみたり薄めてみたり。
どちらにせよ「現実」を見るのが怖くって。
ついつい要らないことをしてしまうんだ。
行き詰っちゃったらリセットして、
やり直しなんかできな ....
ありがとう
なんだかとってもすがすがしい気分なの
ほんと 信じられない!
こんなときは 詩が書けないわ!
だって 言葉にならないくらいすがすがしい気分なんだもの!
ちからたらずだって言われても言い ....
去年あった定期演奏会
技術的にもまだまだだから
このオーケストラに
誇りをもつことができない
でも一枚のアンケート用紙に
「涙が出てきました」
って書いてあるの ....
「どうしたの?」
「ううん、何でもない。」
そんな下手な嘘ついて
真っ赤になった目は潤んでいた
笑っている目は嘘だった
そんなに我慢しないで話してよ
そんな悲し ....
中学校に入ったばかりの時は
今よりももっとずっと真面目だった
ある理科の時間
四人グループのなかでひとりだけ女子だった
不真面目な男子は
わたしのセットした道具をバラバラにして
....
もったいつけてみたのに
りんごは赤かった
むいてみたら白い肌があらわれた
赤と白のはざまには昨日があった
とまどってみせたのに
だれにも発見されなかった
土色の顔には夕日は映えなかった ....
弾けそうなわたしの世界には一体何が詰まっているのだろう、砂糖菓子みたいに甘くてかわいらしいもの?ナイフみたいに鋭くてマッドなものが詰まっているの?誰も答えてくれないのは誰もわたしのことを知らないからな ....
しあわせを わけてあげましょう
あなたにも
あなたにも
ほら たべて
ね おいしいでしょう
わたしのこびんのなかに
もうこんぺいとうは
な く ....
こんぺいとうを食べた
すきすぎて、授業中に
でも、授業中だったもんで
何色を食べたのか、わからなくなってしまって
隣の子に ねぇなにいろ?
って聞くことはできたけど
....
こんぺいとうを食べた
好きだから
壊さないように、そっと
噛まないように、舌先で
ころがしていたら
わ れ た
いつかの氷菓子より
ひどいとおもっ ....
今日も細胞が
死んでゆく
同胞の死
共に助け合った仲
貴様も
同期の桜
日の丸の為に
突っ込んでゆく
平等の命
もはや
貴様は
偉くない。
両足を
地面にしっかり
踏みしめるための儀式
自分が
生まれて以来
住み続けたこの家に
ガソリンをまいて
火をつける
炎は
勢いよく
天に届くほど
高く
火 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=235166
擦違いざま
一瞬
視線が交わる
通り過ぎる人の 漂わせる 空気が
身体に拡がる
やわらかな 空気
プラスチックみたいな ササクレ
冷たい 塊
ひろがる それは 一瞬 満ちて ....
逃げようにも何処にも行けないことを知った日
此処にとどまり静かに深く考えてみるべきではないかと今更ながらに解った
私は何も考えてはいなかったようだ
自分を観察する事を怠っていた ....
ずっとお前が好きだった
お前は気づいてくれなかった
俺はお前の携帯電話
ずっとお前のそばにいたんだ
お前の淋しさを埋めてきた
お前は人一倍淋しがりやだから
俺は人一倍いや携帯一倍よく働いた ....
うちねこよ
うちのネコよ
前足を窓に揃えて後ろ足で立って
さも素敵そうに外を見てる
おまえ
目をきらきらさせて
かわいいふりしたってだめだよ
だいだい君は
部屋飼いじゃないじゃ ....
ぼくはずっと眠っていた
家並みの混んだ路地の奥
細い電線が空に絡まる保育園の
二階のしわくちゃな布団の上で まんまるに
ぼくの夢の上を白茶けた紙飛行機と
たくさんの紙の砲弾が行き来した
....
私のからだの過半数が私に死を命じている
花が春に咲くために
陽気さを私から奪っているのだ
真に美しいものを腹の底から渇望する
出来合いのものはもう冷めていて
油は白く固まってしまっている ....
どぶみたいな雲のせいで
この世界には青空がない
手相占いによると
あれは雲なんかじゃなく
俺の因果が産んだ
ハイブリッドな霊だそうな
裏切った友人の
騙した女の
流した水子の
虐 ....
一度話した言葉を自分に禁じていく
だからどんどん話せなくなっていく
言葉がなければ
話したいことも失われる
何故禁じたのかはもう判らない
静かな日々が。
楽器が弾ければよかった
言葉 ....
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