特徴的な2つの噛み傷
羽が経ている6月
反主義者が美しい弓になって
天空の空中に踊る8本の矢
乗りこなせないユニコーンに
今度こそ轡をかけて
不愉快なきもちよさに酔って ....
昔のように
直ぐに見られる場所は
かなり少なくなった
山奥の綺麗な川に行けば
たくさんの蛍に逢える
まるで銀河のように
魅力的に飛び交う
蛍な夜
蛍の歌が聞こえてきそう
....
部屋の片隅で
一生懸命首をふりながら
頑張ってくれている
風のメロディー届けてくれる
気づかないぐらいの優しい風
雑多な音を引き連れて迷い込む
窓 ....
祇園の石段の上から
灯の街を眺めさせたいと
私の腕をむりやりつかんで
つれて来た あなた
遠い異国の昔
王宮の血汐がはねあがった日
革命の巴里祭
そして日本では祇園祭 ....
○「生と死」
僕たちは
生きているかぎり
死に向き合わなければならない
○「信じる」
僕たちは
信じる気持ちを失ったら
生きていけない
○「感謝」
感謝する心こそ
幸せの源 ....
『
たとえ どうして 流れを {ルビ留=と}める 事 は できない
時計の 針の {ルビ音=おと} あかい 水 あのときの 紫に 覆われて
過ぎ去っていく その ことを 情景の 景色に ....
岩の破れ目が血を流す
昔ここで殺された人がいた
岩を鉄槌で砕いて
削る
あなたが付け足した余分なわたしを削る
有名な魔女の判別方法
水に沈めて浮かんでこなかったやつはシロ
浮かん ....
2023年ももう半年・無化しました。
パソコンがつぶれかけで買い替えたいんですけども。
もう童心のかけらも残っていないじぶんにとては、
民間信仰に願うよりも、トホホ・公営博打に賭けちゃう
....
海は準備活動を終え
ひらかれるのをを待っている
次つぎと飛沫をあげくる
首から下が海にとっては
たくさんの人間達のように
いつかは愛したいよ
あの空の
離れるほどそそ ....
感覚の光
思い出のように
余韻 響かせる時、
赤 青 黄
三原色の
鮮やか輝き
騒ぎ出し、
未知ゆく人を陽気に踊らせながら
光のオーラに弾み震え
燃え上がる水の空に
光 ....
感じる それ
そう過ごす時期がきて
すべての穴 おし拡げられて
戸惑いも
空が必要なくらい 青いから
蜜が欲しいくらい 痛いから
人としても必要とされたい
一度きり
....
アタシって
このマンションロビーのガラス張りな壁の隅で
時たま 糸垂らしてるわ
アタシが植え込みの陰で寝てる間に今日
プレイロットに大きな笹飾りが持ち込まれていてね
夕飯時さ ....
この夜陰、
向かいの家
ガラス越し、
灯る明かり
忙しく動く人影
ふと吹きつける暖風に包まれ
やわらか わたしは私を感じ
只 静かさ奥に横たわる
夏の夜空に
打ち上げられた花火を
僕の車輪にして
遠く離れた
君のいる場所まで
漕いで行く
群青の草原を
駆けて足りるなら
炎の縁に
君を飾りたい
花火が街を照らす間に ....
荒れ果てシラケた大地に
束の間打ち立てられた愛に
育てられた私は、幼年
秘密基地を造り遊んだ広大な草原
巨大な無機ブルトーザーに押し潰され
破壊され消滅し更地に成ってゆく光景
ひたすら歩き ....
吾輩は猫ニャンである
名はレンである
兄ニャンの
蒼い目をした白ニャンは瑠璃
妹ニャンの
吾輩と同じキジトラは摩耶
何故に吾輩だけは
片仮名ニャのか
親分は言った
流行りの映画か ....
視界端
路傍の草花揺れ
オレンジに
輝き在り
只粛厳と、
実在の刻印
魂に響き
はたと立ち止まる
オレおどろき
その時、
視界向かい
用水路に降り立つ
白鷺の巨 ....
願いが叶わなかった日
遠く、命の向こう側から聞こえてくるのは
ニイニイゼミの声
毛穴から染み入り、毛細をとおって
脳内に聞こえてくる
頭上を爆撃機がかすめて飛んでいた
なのに街は箱庭の ....
会社の大会議場のお客様控室に
ちょっとアンティークなドレッサーがある
清掃に入ると鏡を拭くついでに
ヘアスタイルを確認したりしてしまう
くもりない三面鏡が私を映す
一面に ....
君は丸いうさぎ
丸うさ
タヌキみたいでかわいいよって
いっちゃったけど
タヌキを目指すのは違うんだ
お腹を叩いたり
ちょうど良い葉っぱを探したり
キツネに会っても
勝負しち ....
灰青色のかなしみが
時計の針にまつわるので
空気が気怠さを増してゆく部屋で
六月の似合うそのひとを
あなた という二人称に委ねないために
窓外に滲むあじさいを
しずかにただ眺めていた
....
線で満たされていく
形ばかりの電話帳と
電話帳ばかりの形
ただ笑い続けるコップが
羨ましかった
助走
午後に向かって
身体や言葉から
剝がれていく
ちぐりすからの手紙が届く
....
雨上がり、片足の鳥はしっとりとした
青い匂いに近づいてくる
昨日と星を糸に結んで
夢を夜空を浮かべている
爪先には
赤い月が撓んでいて
その下には時が這いつくばっていた
廃線の駅にも ....
こんにちは海の向こうの友達
あなたと手紙を交わした7日間のことを今
考えています
あなたの
妙に説教くさいところ
綺麗事ばかり言うところ
ロマンチックなところ
納得できないことばかり ....
スコーン
スコーン
コイケヤ
スコーン
スコーン
スコーン
コイケヤ
スコーン
カリッと
サクッと
美味しい
スコーン
カリッと
サクッと
小池泰子
速度0から
バスがゆっくりと動き出す。
時間は命だ。
そんなのは嘘だ。
ただ、私は時給0円で待っている。
家につくのを。
景色が展開する
街が離れる。
ごちゃついたものが
夜 ....
夏の昼間の空は
澄んでいて
空っぽの
わたしの頭のようだと思う
どこまでも青くて
遠く冷たい宇宙と
頼りない月に
手を伸ばしている
呼吸も
愛情も
欲望も
暑くて仕方ない ....
「行かないで!」
後ろから抱きついて
俺がリングへ向かうことを
止めようとした
おまえの胸が
あまりに
あまりに
貧乳過ぎたので
リングで俺を待っている
ホセ・メンドーサよりも
....
漲る力よ、
力に潜む自我よ、
私よ。
夢の浜辺に横たわり
黄金の日の出 仰ぐ
あんなに懐かしかった
潮の香り 充満し
炸裂する 瞬間
夢の浜辺に
覚醒の到来し
見開く眼よ、 ....
曲げた躰をハートの形に触れ合わせ
あおく短い空を翅ごとに掴む
(静かに震えながら)
何を見ている
何を感じた
(水と血が滲じむと)
小川に沿って気流が乱れ
深い茂みが盛り上がる度 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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