ぼんやりと歩いている様な気のする
ある者たちは
間違った方向に向かっていることに気づいた
父と会おうとする日の道を思うことすら難しかった
ましてや出ることなど

駅の改札は入ったところから ....
俺だったのかと気づかされている
労働者ですらなくならされた時に
ロックバンドを畳んでは 公衆電話の前でため息をつかされた

感情自体を叫ばされるようなロック自体を見かけなくなったものだ 運送会 ....
お前の長い黒髪を
撫でればズルッと抜け落ちる
わたしは屈んで拾い上げ
指に集めてブーケを作る
お前のネイルは艶消しの
触ればズルッと剥げ落ちる
死んでも伸びるケラチンは
貝殻みたいな ....
 
 
母の夢の中に
わたしは現れました

たくさんの人たちの
夢の中にも
わたしは現れました

母の夢の中に
ふたたび現れたのが
妹でした

彼女も同じように
数えきれな ....
3時に営業所に戻るとユキオの向かいの席に薄い黄土いろのスーツのカタヤマが座っていた
カタヤマがほんとうにどこかの国の蛇つかいのように見えた
ゆるいオールバックがターバンに見えないこともなかった
 ....
あなたを待っています


わたしは


いつまでもあなたを




果てしなく続く海の底で




苦しかった呼吸が途絶えた
締め付けられるような肺の痛みも消 ....
三月は忙しい
頭がだんだんごちゃごちゃしてくる
寝てる間に
パソコンにするように
デフラグできたらいいのにな
フラグだらけになっちゃうかな
何かわからなくても何かいいことの
予約が出来た ....
人を


愛さないと


決めた瞬間・・・




悲しみと同時に





強くなれる
4月 黄色い帽子とランドセル
小さな君たちの担任になった
何も心配しないで
私が守ってあげると約束した
校庭の桜も 笑っているよ
だから もう泣かないで

5月 日時計はゆるりと春を刻ん ....
ただでさえ寒いのに

雨がしとしと降りやがるわけで

レインコートを羽織ながら駐車場へと急ぐ道

雨が引き起こす微風が骨身にしみて

しかしその冷たさを

なにやら純粋に感じてしま ....
 
 
クラゲの夢の中で
わたしは一輪のタンポポでした
ぽかんと風に吹かれて
空を見上げているばかりでした
タンポポさん、と幼い声で
男の子が手を振ってくれました
わたしには振り返すた ....
卒業シーズン
周りがそつぎょうそつぎょうとうるさいので
俺もなんだか卒業しなきゃいけない気分になる
先生、僕は今、何を卒業すればいいのでしょう?
もう幼稚園も小学校も中学校も卒業したし ....
雪ん子 一人 顔 見せた
ピンクのネンネコ羽織ってる
ほっぺの赤い雪ん子一人
外は吹雪で氷点下
何を目当てで顔見せた。

雪ん子 一人 顔 見せた
おまえの目と目は細すぎて
どこを見て ....
御託


美意識


はたまた、


合図だよ
たかが
合図
たかがね
スイッチを

先っぽが冷えてしょうがない
そのままに
動かさない
眼も
指も
 ....
わたし自らが灯となる時 
周囲の人の瞳の内に 
不思議なほど無数の灯が 
同時に ぱっ と、ともります。 
初めに。

始めから言い訳を述べる時点で僕の情けなさがわかる。
いつかの君のように一言『ごめん。』と言えたらよかったのに。
必死に考えた言い訳を述べるよりよっぽど簡単で、
お互い、楽になれた ....
長い間、入院している痩せた男は 
夕暮れ時の屋上で 
かつて自分が働いていた 
スモッグの乳色に覆われた 
街の広がりを、眺める。 

見下ろす玄関には今日も 
無数の人々が蟻の姿で 
 ....
ペンを持つ手が震えている
私は私に もうすぐなれるのだろうか

一歩一歩積み重ねることの大切さは
今更、わかった気がする
でも 一番大切なものは
こんなものじゃない

幻が、呼ぶよ ....
みぞれと言うのか
雨が凍っているというのに
こんな夜にも走る男がいる
気が済まない、
習慣に中毒したのか自己啓発強迫なのか
こんな夜くらいはさぼろうという気がない
上空で
雨が凍るという ....
塀の上で危なっかしく
好奇心の瞳で這っていた 
三才の私 

新しい家の
まっさらな床を両手で撫でた 
五才の私 

学校という未知の国へ 
鼓動を、高鳴らせていた 
7才の私 
 ....
わたしの鼓動が
皮膚をつきやぶり
同心円状に
あらゆる事象の表面をすべっていく



こまやかで確かなひとつひとつを
機械にかけること、
解析すること、
それはかなしくなるようない ....
僕は月だから
太陽がないと輝けない
けれども
どうして世界は回っているのだろう
ならば
蛇行する時計に日射しを与えよう

黙殺するな、今
黙殺すれば、過去
限りなく未来を{ルビ労=ね ....
元気かい
達者かい
来るかい
飲むかい

昔の話をしよう
マージャンをして
語り明かした人生
部屋はタバコの煙で
曇っていた

君の触れた
手の温もり
何度もせがむ
マージ ....
机の右端に、
突如として、
全長5ミリぐらいの猫が現われ、
「みー、みー」言いながら、
ノートパソコンの上に登り、
「みー、みー」言いながら、
キーボードの上を通過し、
降り、
「みー ....
朝 目覚めると、僕の身体の上には一つの箱が置かれていた。
それは薄汚れていて、大きい。降るとカラカラと音を立てた。
「奇怪だ、目覚めたばかりの僕にこんなものが用意されているなんて。
 奇怪だ、こ ....
こんなふうに
手足が生えそろって
二つの目と耳があり
呼吸も嚥下もでき
発語さえできる口があるのは
不思議なことだ
それが人間の
かたちとして当たり前に
認められているのも
不思議な ....
(月を黒い種に、太陽を色彩の影のない輝きの雨にして)

ほんのりと甘い、果物の匂いがした
乾いた風が吹く緑の丘の上から
眼下に広がる果樹園を見下ろす
頭上の雲から誰かに見張られていて
けれ ....
わたしは自分の部屋の
樫の木のデスクの前の
座り心地のよい椅子に深く腰を下ろして
窓の外の様子を気にしている
今日は朝から細かな雨がたえず降り続いていて
それがもうやん ....
   *


   凭れたなら



   鳥のように

   木の欄干は鳴いて



   帯のゆるんだゆかたのむねと

   あのうみは

   つながっているよ ....
機械だと
称された私たちはいずれ
負け犬は御免

唱えるようになります
急ぎ足で
その役目を果たせば
あなたの枠に納まり
あなたの形を名乗ります

酸化したあなたの言葉は
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
駅中番田 210/3/10 1:44
ダンボール210/3/10 1:43
絶唱 貞子salco2+10/3/10 1:28
目覚め小川 葉110/3/10 1:02
蛇が泣く吉岡ペペロ210/3/10 0:51
果てしなく続く海の底でセルフレーム110/3/10 0:22
馬鹿のデフレとデフラグとフラグ海里1*10/3/10 0:08
虚しさみぃ010/3/9 23:52
ごめんね西日 茜4*10/3/9 23:36
今日も寒かった短角牛110/3/9 23:23
童話(タンポポ)[group]たもつ1010/3/9 22:54
卒業新守山ダダマ310/3/9 22:48
雪ん子……とある蛙9*10/3/9 22:12
冷えてしょうがないOz110/3/9 22:07
灯を、ともす。 服部 剛610/3/9 22:02
好物はブロッコリー。時雨210/3/9 21:50
夕景 ー病院の屋上からー 服部 剛110/3/9 21:45
3月10日as110/3/9 21:44
阿呆の星salco810/3/9 21:44
走馬灯の夢 服部 剛310/3/9 21:24
因子1*10/3/9 20:09
あさやけwithin4*10/3/9 19:58
徹夜の鉄っちゃんペポパンプ4*10/3/9 19:57
『ねこ』きゃっとむー...110/3/9 19:31
開封するはるやま3*10/3/9 18:25
人間のかたち岡部淳太郎710/3/9 17:54
果樹園楽恵1710/3/9 17:43
雨の日、わたしは窓のそばでホロウ・シカ...2*10/3/9 17:17
ファイルの終わり水町綜助510/3/9 16:02
食われるりこ3*10/3/9 15:25

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