炎
闇
炎
闇
炎
闇
炎
闇
・・・・・・
境界には Blue
やわらかに 滲む 蒼
You can touch ・・・
....
クラスメイトは好きだったけれど
ずる休みした日の午後は テレビゲームすらやり飽きていた
ぼんやりとアスファルトの上に見つめていた やがて
曇り空が流れる床で 過ぎた日の
神社の光を思い浮かべて ....
夜になる
部屋の中にカラスがやってきて、出口を求めて飛び回る
壁紙はズタズタに破れ、床には一面黒い羽根が散乱し、白壁には至る所に血痕が見え隠れしている。
壁面の古傷はとうに変色してドス黒 ....
迷いすぎてどろどろに
溶けた気持ちをもてあそびながら
今夜もうたをうたいます
外の雪がちょうどよく
心を冷やしてゆきました
今日と明日のつなぎめは
とんがり角でできている
月も星 ....
間違えないで、空
ざくざくと刻んで煮込む白菜も
頬を薄く赤く染める風の痛みも
機械みたいにぎこちないゆびさきも
そろそろ片付けようと思っていたのに
ちらほらと芽吹いている梅の ....
昨日の話しは夢であり、
現実には起こらなかった。
一夜の夢物語
また夢を見る。
酒を飲み
煙草を吸い
缶コーヒーを飲む
くだらない話をする。
パチンコ、競馬、競艇
皆負けた。 ....
見えない冷たさ
夜の手のひら
わたしわたされ
ひらめく見えなさ
指に映る指の影
花でくるみ ひとつ剥がし
鳴る夜の外
夜の外
やわらかな針
風 ....
まぶたの上から
眼球に生えては消える棘のかたちを
なぞっていた
花
匂う(少女の)
匂う(少年の)
街にはアナタたちが息づいてイル
人は時々に氷のように
輝き消え、溶け、反射し、再結晶し
揺れ、 ....
三月になると思い出す
透明な夢をみてた人
・・・頭イタイ
死んでしまった詩人が言っていた
たとえば
校長が説教した
では詩とはいえないが
校長が木に登った
なら詩といえる
遠くにある言葉を繋ぎあわせて
あるイメージを ....
何ものにならんかな
月にならんかな
地より仰ぎ見る
黄色い待宵草々
天を照らさんかな
人を喜ばさんかな
地より請い願う
夜の明るさ待宵草々
....
彼が祈ったのは、眩しさに無感が押し潰された日。
厳しく繋がれた巨大な孤独はついに皮膚を突き破る
茫然自失。しかし吸い込まれるほど鋭利で
歓喜にも似た覚醒感に両の拳が打ち震え、加速していく鮮烈は反 ....
砂の上で
歩きながら考える。
このまんまでいいのか?
進歩がない。
本も読まない。
ゲームして
TV見て
カラオケする。
行きつけのスナックに
入りびたり
酒をあびるように ....
感受性が邪魔
自殺願望の芽がひっこり出てから12年3カ月と5日
死ぬことができないまま
冬支度を終えて
春に向けて成長し続けて
今じゃ立派な木になりました
切なくも初々 ....
ゆらゆら
立ち上る陽炎の中
近くにいるはずなのに
手を伸ばした刹那
遠ざかってしまう
あなたって
逃げ水みたい
いつもいつも
必死に追うのは私
でもね
....
朝起きて呼吸のしづらさに違和感を覚える
出した声は絞め殺された鶏のようで
ああ、やっちまったな。と生温いため息
体はだるいが腹は減る。ここら辺が痩せない理由か
冷蔵庫の中には麦茶と酒とつまみと ....
G線上の旋律を
独りぼっちの風が流している
聴衆は
梢たちの林
純白のドレスを着た君に似て
痩身な それでいて 気高く聡明な
巡る四季に彩られることなく
いつまでも白い壁
ひっそり ....
今日は君のことばかり考えていたよ
じゃあ3ポイントあげましょう
今日はテレビに出ているグラビアアイドルに可愛いと言ってしまったよ
それじゃあマイナス2ポイントだね
今日 ....
あたしにあんまり優しくしないで
噛みつくからって逃げないで
リップサービスなんて要らないし
生意気だったらきつく叱って
俺を見ろって言ったあとに
笑わないで、誤魔化 ....
赤い塗り絵の重圧を感じる革張りのソファの硬さに比肩する
未だ消えず手に残る、万力の無慈悲な感触の記憶
事あるごとに呼び出されるそれらにより
サイバネティックの壁画はものの見事に完成された
....
先生と夜食事でもしなさいと今朝社長から電話があったのでユキオはカタヤマを食事に誘った
カタヤマは意外に乗り気で、ぼくもきょうそうしたいなと思っていたんです、と嬉しそうな顔をした
営業車にふたりを乗 ....
アイツが迎えに来るよ
もう随分と前に捨てちまった
あの手をふりほどいてやったはず
最近私を引き戻すために
記憶から今に飛んでくるの
お ....
二番目の器の中で
笑っている子供たち
悠久の久しさは 星と星の小径のように
細く 遠い
それでもきっと声は届く
道を横切れば
そこは尖端
けれども進む
未開の道標を踏みしめ
膨ら ....
楕円の皿にわたしの指紋が乗る
楕円 私は 指紋のひとだ
ゆらゆらと少し苦い棒茶をすする
大鉢の下は銅の網が敷かれ
光沢もない
格子戸から黴がこぼれる
吹き抜ける風と
カーブミラー ....
山脈のようなオウロラの荒波に生まれる渦の中心へ
螺旋状に繋ぎ合わされた音符が捻れた旋律となって注ぎ込まれる
歓声と悲鳴 奇声と怒号
明動 脈動する大気
その揺れを揺り篭にして触れる空気 ....
自分らしさ見失いかけて
もがいた日々に終を告げて
今
真っ白な心の景色に身を委ねて
降り重なる悲しみの雨
打たれて崩れ落ちる無残な有りさま
とめどない心の叫び声
....
ガラスのコップ
飲み物を入れるためのもの
注がれる液体に
おまえは愛情をこめるのか
でも
おれは
缶から直接
おいしくいただくのだ
おれにはコップなんて必要ない ....
刺激さえなく
入り込む余地さえなく
雨音だけが満たす
平衡感覚の欠如
はじめから普通でなかったこと
心なしか不安
室内香の香り
もどかしさだけを抱え
その先を見遣る桟橋のたもと
....
空に墨を塗ったら
穴に住んでる鳥が鳴いた
「病気はどこにでもある
赤い熱は誰もが持ってる
だから苦しまなくていい」
やさしい言葉をかけたいけど
フェルト生地ばかり重ねて
尖った万 ....
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