壱;

とんがったピンセットを突っ込んで
耳の中をかき回す。

きっとここは中耳であろう
そこから先はぐっと地底に落ち込んだ
炭鉱の坑道であろう筈。
へい、地球人よ、ブラジル人よ
 ....
駆け出しても 
 追いつかないから

立ち止まっては 
 見送っている

生活は僕らの延長線上にある
死ぬまで生きていいかい

伝令
死ぬまで生きよ
生きよ

駆け出していく ....
反転する宇宙は
双子の銀河を吸い込み
軋む

宇宙の音は
霊的な波動を含みつつ
真空の中を揺らぎ

密林で見つけた石の欠片が
宇宙だったとは
誰も気付かない

反転する宇宙は
 ....
光あふれる世界
まぶたに輝いて花びらの海
見えざる敵を撃ち抜け
標的はいつもロマンスを奏でながら

鳥かごから逃れるために
すべての犠牲を払って
声など失っても構わないと
君は皮膚を切 ....
一つの空
真っ白な夜に
稲妻の撓る

幾許かの柳
揺れ急ぎ
倒れ飛び出す

無限の退歩が
幾許かの
行き着く先のない
言葉を呼ぶ
迦具土神(カグツチ)産みて病重く
この世を去ったイザナミは
出雲と伯耆の間 比婆の山に葬られ

黄泉の比良坂イザナギが
あきらめきれずに
逢い求め

拒絶されてつのる思い
灯りを ....
戦争の 写真を見せられる

傷ついた兵士 逃げ惑う人々

思ったことを 言いなさいと

先生が おっしゃった

となりの席の 男の子が

かわいそう といった

それを聞いた  ....
わたくしの寝息
しばかれる音
殺伐なんやて毎日の
怒号、それで落ちがつく
スーツ組もしばかれる
電車で
分けの分からん内緒の合図と
その延長線上の約束
いくつかの密会
出し抜 ....
きみは高らかに産声を上げた
その日がきみの誕生日
柔らかな光に包まれて
きみの姿そのものが、まるで光

きみの声は風のよう
まわりのすべての人たちを
やさしく包み込む風のよう
きみが起 ....
スマートな形で人に見留められたいか?

誰もが羨む生活をしてみたいか?

金に埋もれて一生を過ごす

「先生、さすがですね!」

お声をかける取り巻きのにこやかな顔、顔…
 ....
燃えている
空が、燃えている
夜になる
僕が、夜になる

燃えている
空が、燃えている
消えていく
僕が、消えていく
パターン化された世界は
変革をもたらすことなく
時間だけが
その存在を主張する


情報の荒波が
踊る人形をからめとり
電源を入れると
TVから
文明が切り売りされる

 ....
 僕は神さま。

 あなたがくれた名前でしょ?

 あなたがひとりのときは、
 あなたをそっと見てる。

 おかしくてね。


 あなたの考え方は、子供みたいで
 嫌いじゃな ....
遠い星からやって来た
僕らを救いにやって来た
地球に蔓延る悪党どもを
根こそぎやっつけるために

今だ
チャンスだ
コエンビームが炸裂だ

だけど
ヒュルルルル
ヒュルルルルルル ....
暗闇と心を分け合い
なぞられる無き言葉

茎の黄緑が集めた光
ガラスの氷と溶ける

土に立つ木漏れ日の中
鉢に割られた時と鳴る
遥か空よりも彼方
何処かの夢よりも遠く
歩いてたあの日は

本当に夢の様で


泣き出した空
夢の終わりに咲く花
散りぎわはきっと

後悔で一杯で


愛してた左心 ....
{引用=

柔らかい命を
踏んで楽しんでいると

いつも不思議な音がする

どこかから聴こえてくるような

すぐ近くのような

ものすごく遠くのような

友人が一人電話をかけ ....
 
 
まだ生まれていない
君を心配してる

生まれたら
誰も経験したことのない
君の人生が待っている
君が君であるために

僕は何度か死にかけたことがある
鼻先を
時速百キロ ....
始まりは
小さなひとりぼっちの細胞だったけど
音も立てずに分裂し
手と手をつなぎ
大きな心の器になった
それを魂というなら
魂はひとつの原点だ
踏み出した一歩は
おぼつかない足取りだっ ....
{引用=


一年と半年住んでいる七畳の部屋から
331歩
その角を曲がる瞬間にはいつだって
轢かれることを夢みてる

交わることのない飛行機雲
沈丁花の押しつけがましい匂い
片耳 ....
微かな指針を
街の人々に
あくる日の朝に
探し 消えていく
思いが 時計に

声ですらなくなった 母の
そんな姿すら 消えかけていく
風を さすらっているのかもしれない
投げかけたま ....
うさぎの足跡を
じっと見つめていた
長い月日をどこか
窓に ドアを
けれど 立たされた
手が 夜に
ひとりぼっち 縮む
手紙だった
記すためだった
ペンに捨て ひとり
存在を消 ....
雪の道をいつまでも立ちつくしていた
長い道は果てしなく 部屋のドアを
しかし 立たされていた
僕の 夜のひとりぼっちの 誰かの手紙だった

書くためだった ペンとして 捨てた
ひとりとして ....
じんるいは、


果てしない進化を遂げた。


21世紀に入り、

ますます発展を遂げていくのだろう。


じゃあなんで

なんで、



君は起きてはくれな ....
窓の外のオマワリさんの
拳銃が火をふいた

右によけて左によけて
血にまみれる

この青いブレザーの胸の内ポケットには
キミの裸の写真が入れてある

死ぬのはこまる
 ....
(1)

餅にはモチベーションという派生語じみた言葉が存在するのに、
同じく米から作った食物である団子には、それに対応するべき
ダンゴベーションという言葉が存在しないのはおかしい

そう ....
すべてが

キミのための

コトバになる。
隠さないで
見つけないで
探さないで
調べて

気付いているからさ
もういいんだよ

調子良い
逆さま
待って
ねぇ、
待って
晴々としてて

笑う
揺れる
融ける
昨夜ふと、後頭部に小指の先大のハゲがあるのに気づいた
何でじゃ。
バレッタばかりしているせいなのか
コーヒーばっか飲んでいるせいか?
不摂生な生活しているからなのか
それでこんな簡単に禿げた ....
いってらっしゃい


優しく、ぼくを突き放すことば


いってらっしゃい


そう言われた瞬間から


ああ、ぼくはひとりぼっち
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
耳の中salco1210/3/13 17:44
伝令[group]佐藤伊織010/3/13 17:38
反転する宇宙[group]310/3/13 17:09
スクラッチン・ザ・バードケージ瀬崎 虎彦210/3/13 17:05
真っ白な夜に佐藤伊織010/3/13 16:53
イザナミ[group]……とある蛙5*10/3/13 12:39
わからないくろきた8+10/3/13 11:01
日々捨て彦010/3/13 10:19
はるかな光kimkim210/3/13 10:02
カラス蒲生万寿1*10/3/13 9:54
_sh5*10/3/13 8:33
Killing Joke寒雪010/3/13 8:03
なまえとことばOhatu110/3/13 7:56
闘え!コエンザイムQ10花形新次0*10/3/13 7:05
つづり砂木3*10/3/13 5:32
新しい靴ユダ010/3/13 3:44
柔らかい命を踏んで楽しんでいると真島正人5*10/3/13 3:36
尊さのその先小川 葉4*10/3/13 3:27
わたしたちwithin5*10/3/13 2:07
332歩目あぐり4*10/3/13 1:42
母へ番田 110/3/13 1:28
投函2110/3/13 1:28
雪2010/3/13 1:27
鼓動♪ますたー‡...010/3/13 1:01
窓の外  歌詞A-292*10/3/13 0:28
グリン、コライダイン イーピヨル、パタゴーヌa310/3/12 23:46
あお。ぼくらのせか...010/3/12 22:42
Oz110/3/12 22:30
アイ ワンダー (3月12日生活分)salco110/3/12 22:13
いってらっしゃいくろきた210/3/12 20:57

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