先生の言った言葉が離れないので
私は笛の通り 匍匐前進を続けます
多分未だ梅雨は明けてないと
塞ぎ込んでしまった穴に
降り注いでいる雨水
最近流行の酸性雨が草木と一緒に
私の事を溶かし ....
力不足
感じるあなたは
これから伸びる人。
満足
感じるあなたは休憩中。
生きるとは成長で
日々変わるから
同じ状態ではいられない。
今の満足もいつかは
不満になるでしょ ....
{引用=なつかしい気持ちになって
それでも変わんなくて
やさしい気持ちになって
涙がにじんで胸にしみこむ
さびしいね、
さびしいねって
今日はなんだか思うんだよ
今だけは ....
{引用=いみのない はなしをする
ぺちゃくちゃ ぺちゃくちゃ
おわりのない はなしだから
とてもくちがかわく
ぼくは すっからかん
はなすことがないんだ
つたえることも あまり ....
{引用=ぼくはね、いろんな 色をもってる。
だれにでも あって、他ひとつとして ないやつをね。
ゆずれないんだ。そう、だから
ぼくは すがたを けして みせるのさ。
あれは まぼろし ....
簡易包装で愛情を逆撫でして、テレビ放送で愛欲を売り物にする。
たいしたものは今更ないけど、発情する身体は求めあうことを忘れようとせずに、疼く芯を自らの手で慰めた。
ア、と声が漏れ ....
・四角い場所に跨る馬
・触れていること、断ち割られぬこと、
・独善的な非経過からの発言
・(生い茂ってはすり潰されていく)小さな子供の見ていた
・鳥の形式の虫の脚の曳船よりも白かった。
....
金がなくても踊りませんか
足がなくとも踊りませんか
顔がないなら踊りませんか
何もないなら踊りませんか
探し物はなんですか
見つけにくいものですか
アマゾンにもありませんか
ビートポ ....
生きてる花に水をやる
雨の日だって水をやる
あたし 忘れていないのよ
あなたを忘れていないのよ
生きてるクマにあいにゆく
生きてるあたしであいにゆく
クマはあたしを食べるだろう
約束 ....
今日は出かけたくないし
パーティーになんか行きたくない
きみの心に
ぼくの瞳が飼い慣らされ
踊れないステップを踏んだり
下手なキスをさせられる
会いたくないし
声なん ....
やさしく
やさしく皮を
一枚ずつ 剥いでゆこうと するのだけれど
途中で べろり しくじった
幾重にも
幾重にもくるまれた その中味は
あったかで やわらかで つるりとした
きっとそ ....
夜になる
麓に雪が降りる
白い路に、蛍光灯の光が反射して
瞬きの回数は増えていく
溶けて水になる前に
やわらかい握手をしたい
あなたは水になって
どこかへ行ってしまうだろうから
....
疲れた夜は
布団に突っ伏して
倒れこむ
布団の匂い
太陽の香り
フカフカだ
夢が夢なら
良いのにな
ここも少し
夢心地
このまま
空でも飛べたなら
体中が痛いの ....
果実はさやかな絶望をうしなった
あの日
果物ナイフの反射が映る
ひとみの淵にひとり青ざめている
またたきの一瞬
すべてを打ちよせた波に
月光はさえかえる
とうとう真夜中に
あれ ....
キンと寒い冬に
凍りついてしまった僕ら
日差しが柔らかくなって
何もかもほぐれてしまう前に
北へ逃げよう
太陽が東から昇ってきたら
銀色の瞳は火傷してしまう
西へ西へと逃げ続ける
....
タオル地のゾウさんは、ボタンの瞳
故郷のばっちゃんの瞳
とりあえず、ごめんなさい、ありがとう
トリスでいい 口のなかがあまくなればいい
真っ暗な部屋 独り鳴ってる冷蔵庫からアイマスクを探す
手元灯にさらしたらバターが凍ったものだった
甘くていい 知らなくていい
知りすぎ ....
あの時誰かが血を通わせただとかいう
そんな街はもうたくさんだった
*
新緑の葉脈はもちろん、
青噛むような桜
セルがひとつずつ
つぶれていく音が顎を伝う花びら、
そして秋 ....
1年生になったら友達が100人も出来て嬉しかったが
2年生になった時にはその内89名が私のもとを離れて行き
残る11名は全員が私の体を目的に集まったハイエナどもで
3年生に上がる直前になって私は ....
ジャンガリアンハムスターの情欲を数値化して
トレーディングカードゲームに仕立て上げたのは
あれは今にして思えば明らかに間違いであった
何にせよ私だって本当はあんな事したくはなかったし
またあん ....
しゃっくりを止め損ねて死んだら
死体はあの枝垂れ桜の下に埋めて
墓石も要らないし戒名も要らない
桜の季節に皆で会いに来てくれたら
それだけでもう他には何もいらないと
生前から近親者に伝えてい ....
(1)
弾力に富んだ餅を
下部で切断する図柄を見ながら
計算ドリルを解く
もうやらなくていいはずなのに
能力の検定に追われ
並行処理で時間を間に合わせるのは
やるべきことをやらな ....
サボテンに水をあげた
大切にしようとおもって水をあげた
だけど水をあげすぎて
サボテンは枯れてしまった
サボテンはどうおもっただろう
水をくれて嬉しかったろうか
それとも怖かっただろうか
....
記憶していたものは嘘だった。
時計のアラームが鳴る。
すでに世界は光に満ちている。
思い返すほどもなく、記憶は消えていく。
夢は、触れた肌、触れられた肌。
夢は消えていく。
私は使い古した水瓶の中にいた。
水は蒸発しかかっていて、僅かに足にへばり付くばかり。
ある日、大きな両の手がその空間の天井をずらし、私を拾い上げた。薄目で見下ろした水瓶の内壁には、藻のようなものが ....
僕らは
どうでもいいんだけど と言いながら
また大事な話をはじめる
ときおり必ず眠いと言いながら
タバコなんてやめたいと言いながら
コーラが
約束事のように置かれている
ポテトが ....
虚ろな空を切り抜いて
僕らは少し安心する
ボクラトカクノガキニサワルノナラ
ボクハトカコウ
形ないものに
形を与えたのは
先人の知恵だろう
....
まだ弱い陽気の下
雪の溶けきらない冷たい土と
微かに香る風
淡いピンク色の季節が
小さな葉を広げた
抱かれた温もりはゆりかご
湯船の揺らぎは子守唄
すやすやと寝息をたてはじめて
黄 ....
夜が来る前に
明日がはじまって
あわただしい町に
「いつかの未来の幸せを
おひとついかが?」と
販売車
昨日の味がするミント
これからのバニラと
はるか遠くのチョコレート
どれも ....
アイ、ポエット。
君よ知るやその三原則
いったい誰なら
真に詩を弁えているなどと言えるだろう
有るか無きかの何かの在り処
きっとどこかにはあるって
つまりそれが
見失って以来久し ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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