喩えるならば
結び目を

幾重にも
重ね重ねて

遂には絡まり

千切れ
離れてしまふ糸


喩えるならば
この身への戒め

唯、幸福の為の自虐だと云ふ
気休めと知 ....
之をあなたに綴ったところで
傷つくことを恐れるわたしは
結局あなたにおくれぬまま
月日が流れていくのでしょうか

わたしが本当に望んでいるのは
何なのでしょうか

わたしは今もまだ ....
煙突と空と煙が同じ色

風と埃と夜と泣き虫

30メートル上に赤い目光る
ふたつ光る

60メートル上に赤い目光る
これもひとり勝手に光る

そのうえに虹

夜なのに虹
思い出そうとして、思い出せないまま
思い出せないことを、思っている
みんなキレイで、神様みたいで、
キレイだってだけで、みんな神様みたいにきれいだ

季節が変わる/ハンドクラッピング ....
蝋燭の火で煙草に火をつけた。その蝋燭には赤い薔薇と黄色や青の花が散りばめられ、それらの花々の茎や枝は金色だった。母親の一人を弔うために、小さな町の教会で買い求めたものだ。教会の中庭には薔薇のアーチをく .... どんな時だって頼りになる
強い人だと思っていたけど
はじめて見せた君の表情に
痛いほど気持ちが伝わってきたよ

普段は弱みを決して見せない
一人で戦っては傷を作る
辛そうな姿を見るのが辛 ....
ちょっと

散歩してきます

と言って

君が出てゆく


その背中に

さよならと言って


僕のほうが

消えてしまいそうだ


そろそろ

大岡川の ....
売り子がガムを売り歩く、
煙草の販売機や
自動化された券売機
練り歩く先には椅子がいくつも、
傍らには近くの養鶏場からくすねた一個の卵、
家に持って帰って食べよう

新しいフライパンが用 ....
夜な夜な通う男があった。
おのれとは不釣り合いな貴人であると思ったから、
娘は誰にも告げなかった。

幾山越えて川越えて
林を抜けて森抜けて
夜な夜な参る者の名を
ちちはは知らずたれ知ら ....
くらやみのひかれた丘の上で
私は黙想している
近くに大きな河がある
冷たい風の向こうがわ
乳のように深くて豊かな河が
夜に寄り添うように
よこたわっている

河は今、水かさを増している ....
何にもないおもいでいられるきみたちは
ものおじした心のせつなさかもしれなかった
しかしそんなふうだったぼくの歩いてきたような気のした

そんなふうにしながらもあるかされていくじかんにけされてい ....
今日はあなたが生まれた日
一年に一度訪れる、特別な日
今日という日は
あなたがこの世界に来た
人生のはじめの一歩を刻んだ日

今日、あなたはこの世界を
ぐるりとひと回りしてきた
もう何 ....
僕は祈る
きみがいなくなるよう
目を閉じて
そのまま
次の朝を迎えることなく
この世から消え去るよう
僕は祈る


僕は迷う
きみと出会えなくなるよう
大陸の奥深く
タクラ ....
小蝿が旋回している台所、たくさんの腐ったイカの目玉がこちらを見ていて、嬉し恥ずかし、アイドル気分

今日も私は輝いている 

ストロボライトが私を照らす

今年の春に隣に越してきた素朴な ....
証拠はいつだって欲しかったけど
本当に望んだのは
そんなものじゃなくて

例えば全ての時間を共有しても
2人で何かを生み出しても
それ「だけ」じゃ意味がない

そうでしょう?

欲 ....
                 100317




よにお
かまたれと
ふと思うことがありました。
かまたれとは
かわたれのことだと分かった
分からないのは
よにおということ ....
 
夕方の公園で男が一人
ブランコをこいでいる
くたびれた感じのスーツを着て
サラリーマンのようにも見えるけれど
首から上に頭は無い
代わりに
水の入った水槽が乗っかっている

水槽 ....
小さい時大好きなホワイトチョコレート
テレビのCMでやっていた。
それを食べると感動していた。
それが夢でありませんようにと

ところがある時から
チョコレートを見たくなくなった。
押入 ....
躊躇いがちに触れた指先が冷たくて
思わず肩を震わしたわたしに
君は苦笑しながら吐息をかける

春の始まりが垣間見えるこの頃なのに
夕闇に融けたそれは白く拡散した
ひっそりと二人を照らす電灯 ....
私の想いをころせ
何度もつぶやきながら
埋める 春の景色の中に
いっそうくらい 春の景色の中に

桜舞うか 舞うか桜の花は
私の眠るカラダを抱いて
舞うか桜のはなびらは

きりきり  ....
私はあなたがインターホンを押しただろうかと考える

そのドアの前に立った何週間か前のあなたが今日、あなたの携帯電話の画面を見たら果たして

あなたの今日のその笑顔を見たら果たして
「天才ってどうなるの?」

脳が歪んで
愚問が産まれた

「そんな奴いないでしょ」

脳より先に
口から漏れた

「才能」は価値
「無能」も価値

天才になりたいなら

 ....
マスク依存症になった
別に風邪でも無ければ
花粉症でも無い
それでも手放せない

マスクは楽だ
表情を気にする事も無い
電車でヨダレの心配もない
隣のくしゃみも気にならない
口臭も鼻 ....
マスク依存症になった
別に風邪でも無ければ
花粉症でも無い
それでも手放せない

マスクは楽だ
表情を気にする事も無い
電車でヨダレの心配もない
隣のくしゃみも気にならない
口臭も鼻 ....
今朝
なわとびをして
残像のまま
戻らなかった
公園で追いかけっこしたら
あっさり治った
ああこれはピスタチオの匂い
君が僕の唇に触れた指先
僕はたゆたう 海月のようにたゆたう
窓越しの月もまどろんでゆれる

悲しいことはすべてなかったことにして
手拍子に合わせてわらったりおど ....
ゆっくり
隙間をぬって
全てが満ちる
瞬く間に
全てが弾けて
波紋だけが
静かに漂う

丁度いいから
笑っただけ
指を差して
眼を開けて
口を広げて
全てが丁度良かった

 ....
銃があったら撃ち抜いていたが
ないから撃ち抜かない

ベンゼン環を3つ重ねて
かたちづくる

土星にはカッシーニの輪という輪があって、
それが地球の軌道に微妙な影響を与える


 ....
耳をふさぎ

目をふさぎ

口もふさぐ

そうして

我は裡なる幽かな音を聴く

脳髄の朧げな像を見詰める

静かなる心の奥にある

張りつめた湖に向かって  ....
一体何が重要なんだ?
拘泥した泉の中で
底抜けたスコップを玩んでいる
一体何が大切だ?

YES・NO
で応えられる問題なのかも分からないままで
自分が進んでいるのかも判らない
時 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
結びやぶさめ010/3/18 2:02
真実はどこ010/3/18 2:01
それから月しべ110/3/18 1:47
季節が変わる/ハンドクラッピングrabbit...8*10/3/18 1:06
海面上昇8510/3/18 1:06
表情1486 1...4*10/3/18 0:54
芽吹きAB(なかほ...4*10/3/18 0:49
手紙番田 010/3/18 0:49
針刺して[group]佐々宝砂9*10/3/18 0:33
メソポタミアの遺丘楽恵15*10/3/17 23:35
バスで行くには近すぎて番田 110/3/17 23:35
birthdaykimkim110/3/17 23:26
遺言寒雪010/3/17 23:21
ぼららbanjo210/3/17 23:12
あかしやや0*10/3/17 22:50
ふとあおば0*10/3/17 22:44
たもつ710/3/17 22:36
【チョコレート】チョコレート同盟企画作品ペポパンプ5*10/3/17 22:30
遠距離恋愛‐君印‐愛心3*10/3/17 22:07
いっそうくらい朧月110/3/17 21:39
未来が想像できなくてもLayla0*10/3/17 21:30
脳内コンピューター逆鱗社長1*10/3/17 20:53
マスク依存症プル式1*10/3/17 20:45
1*10/3/17 20:45
なわとびえりくさちえ...3*10/3/17 20:25
窓越しに見えた月も瀬崎 虎彦510/3/17 18:25
ベルOz210/3/17 17:52
熊沢蕃山、オルラントーa1+10/3/17 17:09
trip蒲生万寿0*10/3/17 17:02
YES・NOkope*c...010/3/17 13:35

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.79sec.