柔らかくアキレス腱を煮る作業
大鍋に水とアキレス腱を入れて
下から炎でがんがん煮たてると
工場にアキレス腱の匂いが広がり
作業に携わる男たちの額には
玉のような汗がきらきら輝いて
見ていて ....
あなた。
私。
死ぬ。
生まれる。
生きる。
生命。
宇宙。
全て。
ひとつ。
AUM。
雨が降るよ
春がくるから
雨が重たく降るよ
肌にむずがゆく、すいつくように
風が吹くよ
春がくるから
風が海から吹いてくるよ
タンポポのわたぼうしをとばし
空に白い雲をころがし
....
【内容まとめ】
2人でするあそび。1人が、動物の毛が抜ける理由を聞く。もう1人がそれに答えて理由をいう。
(例1) A「猫をさわると毛が抜けるのはなぜかな」
B「毛を抜かずとどめる ....
「何のために産まれて
何のために生きているのか、
わからない。」
母に言われて悲しかった。
「でも、私もおんなじだよ」
そう母に言ったら、
母も悲しいみたいだった。
野良猫がなにかを待っている駐車場
壊れた街灯がまばたきしている路地
さびしげな風が吹いて扉が閉まる
いつもこんなふうに僕は
君の影を追ってばかりいるわけじゃない
冷たい窓ガラスに当てた指先
....
まよいあぐねてたどりついたは
もりよりふかくかくれた麓
かわやきやはたけがありのままにほうちされ
わきみちにあるふるいじぞうがぶきみにほほえんでいる麓
そこの麓びとらはみないんきにこちらをみや ....
雨になりそう
バスがぐるぐるまわって
ETCレーンを抜ける
分離帯の植え込みが
千切れ飛んで
そしたら一本目の川を超える
珈琲色の田が広がる中洲
土手に目を向けると
赤いジャー ....
今日もネットで
あなたとこんにちわ
お元気ですか?
今日もおしゃべりしましょう
他愛もないお話を
液晶画面越しに広がる世界で
楽しいですね
うん 楽しいで ....
埃まみれになって汚くなった薔薇に
陽の光がきらきらあたってきれいだね
スーパーでオレンジを買う。みずみずしいオレンジを手でほぐして、きれいにわって
あかるい、オレンジの
スロー ....
汚い言葉のほうが好きだな
人間くさくて
君らしくて
きれいごとは苦手だな。でも好きだな
だってきれいな部屋は好きでしょう、
きれいな彼女はすきでしょう、
夜見える星に心をと ....
なんでこんなに寂しいんだろうね
透明でちいちゃい瓶の中にたくさん海を詰め込んで
息ができないと困るから少し間をあけておいて
でも海につかっていたいんです
透明がすきでした
....
うんざりするような
晴れた日
僕は
君が
首を吊って
死んでいくのを
見たよ
目が飛び出て
口から
舌がだらしなく
たれさがり
小便と糞の臭いが
僕の鼻腔を
不快 ....
虻が一匹
蛍光灯に
絡みつく
飛び回る
明滅する光に
狂乱しているのか
落ち着くことなく
重くなったり
軽くなったり
僕の周りの重力は
気まぐれに変わる
差し伸べられた眠りに ....
半分だけ
年がながれて
君の顔の特徴も薄れて
もう夢にも
見なくなった君の事
好きです
伝えるだけなのに
怖くて、怖くて
いつも無口なフリをして
....
嘴(クチバシ)の殻が割れ 稲妻とも都心の電車網ともつかぬ
亀裂が走る いや、ネット網、電線、ケーブル、
光ファイバーの中を羽ばたく一羽の分身、bird、そんな
スペル、レ ....
弱々しい光が まどろみに咲く
鈍く 浅い眠り
左右に滲む 時計の針音
指輪の中に 溶ける指
白い時間に
記憶が 目覚めの中に ほどける時
物憂い 発光は ぬるい痛みを帯びて
....
終わるくらいなら
あのこであった、あったあのこじゃない
あなたを貸して
あなたが作ったんだ、揺れてる私
風がくるよ、音が漏れるよ、窓を全部閉めて
私の妹はどこだ
こ ....
すきじゃないのに
すきなふりしてたから
かなしかったよ
すきなのに
きらいなふりするより
ずっと
あなたが笑っててくれればそれで良い
あなたが生きててくれればそれで良い
あなたの笑顔で存在で僕は生きていけるんだ
戦闘機が買えるくらいの端た金なら要らない
地球を買い戻せるくらいのお金なら欲しいけれど
貰っても使えないさ
ドブに捨てる事なら出来るけど
そうだろう?
友達も恋人も入れないような
そん ....
お前の歌が聞こえない
まぎれも無く俺の青春だったのに
お前の夢も見ない
思い出も聞こえない
俺の青春だった
お前が
ポートアーサーで生まれた
あの女の歌は聞こえる
岡山で生まれた
....
風が
五月を終わらせる風が
不規律なステップを踏み
わたしは
ほどけないからだで臥せったわたしは
頬をゆかに押しつけ
網戸越しに流れ込む黄や薄青や緑を
血の通わない指で
ゆう ....
しどろもどろの口説き文句
口先ばかりの酔いどれ男
募る想いに夢を紡いで
そんなアンタは大嫌い
あん時悲しくてどうにもならず
泣いてすがって弱音を吐いた
そん時アンタが歌ってくれた
ト ....
ねえ
どうして記念日が必要なの?
どうして特別な日が必要なの?
まるで
それが法律であるかのように
型にはまって恋をする人達
そんなの関係ないよ
とに ....
そいつはこの上なく獰猛で
このうえなく強い顎の中に
鉄をも貫きそうな頑丈な牙を備えている
だけど死体だ、死体だ、死体だ
建築計画が頓挫した
コンクリが剥き出 ....
人は少しずつ変わる
まずぼくに
最初の紅茶がやってくる
砂糖の少ない紅茶が
ぼくはしばらく
砂糖の少ない紅茶をすする
それからゆっくりと
考える
だれがどんなふうに
変わった ....
大好きだよ
君のことがね
こんな私のもとへ来てくれた君のことがね
本当に心から大好きだよ
君がね
私のお腹に宿ったと知ったあのときに
お母さんはなんて素晴ら ....
彼女はいつも小さなベランダから
校舎裏の駐車場で
憂鬱に潰されてかかっている俺を見つけては
静かに螺旋階段を下り
情熱も慰めも含まれていないキスをくれた
唇が触れた跡には淡い火傷のような感触 ....
こわい夢をみました
こわい夢はこわいものになって
私を覆っていきました
なぜこわかったのか
それは私にはかなわないものだったのです
私がなにをしても なにを言っても
言葉が通じなかった ....
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