君に対して
誠実な言葉を口にすることが
できなくなったのは
君が僕を軽く扱うから
それは僕が
気が付かないまま
不誠実な行為を繰り返して
いたからなのか
ゆっくりと壊れてゆ ....
起きる意味がない
あなたはそう言って眠り続ける
目がさめてもそこから
出ようとはしない 窓の内側
だれにも同じ時は流れ
その音に胸は苦しくなり
私の正義であなたを切りつける
常識の旗 ....
OKなの?KOなの?
あたしは十分ばかだから
あたしのもってるもの
ほとんど無駄なもの
無駄は省けない
っていきがって
両手にラメを集めている
なんか
記憶は共有できるもの ....
廊下にある
黒板消しのクリーナーの台に
花も水も入ってない空っぽの
白い花びんがある。
生徒たちがふざけ合い、走り回るからそのせいで
花びんにぶつかるか、ぶつからないか
そんな状況をハ ....
金色の粒子が降り注いでそこら中
寂れた町も今日は暖かい
素肌の風が髪をさらう
息吹をBGMに
きみといつまでも溶け合っていたい
こんな日には
きみと離れる
方法を模索する
きみと繋がる ....
不幸になりそうな顔をしているから
不幸になったという説明が
発せられたために
皆が納得したおももちで
論議は終結したが
本当は偽物なのに
本物の中に混じっていたから
うまくいかなかっ ....
ドブネズミが
行き倒れた乞食の指を喰い千切る
ヤマトタケルを祀る社で
知恵遅れの男と女が性器をまさぐる
それを見ながら自慰をする老人達
七色の穢れた色彩が惨い熱 ....
「先輩可愛いです」
お世辞とは分かっているものの
同性の後輩に言われた言葉に
正直喜んでしまった
言葉や態度では冷静に振舞っているつもりなのに
頬が紅くなってゆくのを感じた
扉が
しずんでしまう前に
瞳をひらく
決意をしよう
内に
あふれる
海原をのがれ
足を
こわごわ立たせる場所が
小さくてもいい
流れ着いた
この岸を
いまは
瞳に焼き ....
干からびた革の装丁に
そっと手のひらを添わせ
花びらのように軽い
ページをくるわたしの内奥に
懊悩は滴る
融点の低い金属の
自由さとまたひとつ季節を
経巡りここへたどり着いた
....
{引用=
約束の時間に間に合う為に道路に飛び出してきた子猫を轢殺す
目の前の死にそうな人間を救うより偉業を成し遂げる為に労力を使う
そんなあなたは時々泣いてみせる
苦しい重荷を一身に背負ったヒ ....
ぼくらあまりにもユメ見がちなせいで
いつしか静かにひびが入ってたんだ
この世界で二人だけのような気がしたのも、
いまや、呆れた思想と脂肪の過剰摂取による不可抗力で
(その眼差しは遠く)
....
山の麓、谷間の果てる所に家はあり
冬場はいつも風花が舞っていた
ストーブは子供の役目で
おっかなびっくり薪を割り
煙にむせびながら火を起こし湯を沸かした
町までは午前と午後に1本ずつ ....
爽快おにいちゃんがパンツを流した 快進撃おとうとも
パンツを流れる 飛び出す春につぼみは月膨らみガガガ
ガ―と来てプププゥと 貨物列車は芽吹きアンテナ一本
二本を ....
砂漠の昼
降るはずのない雪が
乾いた砂を覆い
静かに静かに降り積もる
大人は光景に言葉を失い
子供は寒さを忘れて遊び
静かに静かに降り積もる
白い結晶
鳴り響い ....
新雪の上にあし痕をつける代り鮮血を垂らす
雪の原(畑で可)に裸の女3人をしゃがませる
1の女は経血を垂らす
2の女は死産児を産み落とす
3の女は陰部にナイフが刺さっている
3人の女の流血 ....
終わりのない貴方の肌を必死に捕まえようと
夜が明けてしまう前に 癒されない 私は
時間は無垢である そして残酷だ
ここは砂漠 灼熱/酷寒
過ぎていく焦燥の中で私は何を掴み取り何を遺棄したのか ....
君と初めて会ったとき
あたしの顔を
しっかりと見つめてくれた
とても新生児とは
思えない
子供子供したまっすぐな
瞳だった
ぷにぷにの手首
やわらかいほっぺ
君は家族の中心に ....
炬燵の常夏で猫は寝ている
ここ2、3日の寒の戻りに私の厚着より彼女は薄着だ
居間の空気は停滞している
日当たりも悪いし仏壇まであってモルグのように寒い
私はそこで幽霊のように座りキーボードを叩 ....
それは嘘かもしれない
いや、
本当かもしれない
まさか、
嘘でしょ?
じゃあ、心に聞いてみな
心は嘘つかないから
本当に?
じゃあ、風に聞いてみな
普遍的な事を教えてくれるは ....
光のない部屋で
草木は頼みもしない花を咲かせ
ほころびた香りが鼻先にまとわりつく
風の無い部屋で
種はその不幸に気付きはしない
(今夜 ルーリードに手 ....
赤い水玉模様に抱いた
未だ物心もつかぬ幼児の
ばたつかせる手が拭う
白粉の下に隠れた象皮に
深く刻まれた街区の端では
青痣と浮腫が今日も賑やかで
皆に愛されるお時間です
強いばかりの ....
灰色だったアスファルトがあった
鉄道への彼女の声を聞いて
走る道の脇を専門学校へと歩いた
スポーツ用品店の角を曲がる
テニスボールの色に
通っていた日々を思い出す
山手線は緑色だった
....
不完全な僕たちは
その間抜けなF音に縋って
つま先の置き場に困っている。
(飛びたいのか逃げたいのか)
(消え去りたいのか喚きたいのか)
(縛られたいのか駆けずりたいのか)
....
ぶり大根を作る
お頭が入ってた、ぶり大根用のパックの中に
気持ち悪いと言ってきれいなビニール袋の中に捨てた
数分して血があふれかえっていた
あの瞳は指で押すとぐにぐにしていて
死んだ魚の目を ....
声のない生活にも慣れ雨音と会話もできそうだ。
滴る粒は虚しさを積み上げ見ているはずが逆に見られているような、
錯覚。もしくは他者を望むがゆえの幻覚。
ここには最低限のものしか無い。生きるためには ....
yahoooo!yahoooooooo!
あ・しんめとりー・あ・あ・しんめとりー・あ・あ・あ・あ
暖房の効いたあけがたのへや、アイスクリームをたべながらもじもじPCをいじる ....
大切なものは隠しておけ
誰の目にも見つからぬよう
気持ちがハイエナ野郎に
食いちぎられて
俺は言葉にレイプされる
頭の中から
想いという想いを絞り出され
俺はがらくたになる
....
あの夕焼けを誰よりも美しくしたためることが出来るなら
まかり間違って詩人になってもいいと思ったわけだし
ポジティブシンキングで幸せになることはないことぐらい
鱗を散らして空に溺れた魚の目を見るよ ....
春のせいにしないで
花びらもつぶやくのに
君は去ってゆく
春の風はゆるやかだと
思い込まないで
春はいそぐ
春はうつろうから
ゆったりだと思おうとして
君を捕ま ....
3379 3380 3381 3382 3383 3384 3385 3386 3387 3388 3389 3390 3391 3392 3393 3394 3395 3396 3397 3398 3399 3400 3401 3402 3403 3404 3405 3406 3407 3408 3409 3410 3411 3412 3413 3414 3415 3416 3417 3418 3419
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.98sec.