知らずに
湧き出る
美しい泉を
探す
旅から
私は
知らずに
戻っていた


「きっとまだ
 あそこにあるに違いない」


やっと戻った
夢見がちな私に
窓辺の黄色くて ....
壊れそうな気がしていた
一瞬でも気をぬくとパンパンに張り詰めた風船のように
空気を全て吐き出して
しぼみ何処かへ飛んでいきそうだった
会社での私はそんな感じなのかもしれない

感情が分から ....
         ?

名古屋弁で言う「やぐい」タイプの俺
その主体性のなさゆえ
夜桜ツアーに参加したのだが

桜と言えば一本だけ
バス停のそばに二部咲きのがあったきり
かなりの数のヤ ....
テントの外は暗い闇
ブランコ乗りが落ちた。
テントの外に青い月
ブランコ乗りは落ちた。

 ネットはあった。
 多分あった。
 けれどもその
 網目は広い。
 
テントの中は無人で ....
ペルシアの海を挑む丘陵で
僕等は夜明けを待つ

(独りぼっち、俯せになり夜明けにウインクをする)

隣で眠る彼は鎮魂歌を子守唄にして
胎児のように膝を抱えて
まあるい小さな世界で ....
意思力がないので
団子をかじれなかった
意思力がないので
犬をけしかけられなかった
意思力がないので

よくしようとしなければ
きまりきった手順でいいのに

本物であるのと同程度に
 ....
鹿威しいっぱいの
クリアなサウンド
その響きは加速を感じさせながら一定のリズムを刻む端正なロックみたい
わたしは音が弾けた方向を見定めて手を伸ばし感情を掴もうとするけど予定調和みたいにそれは消え ....
ふるい塗料で
世のなかに
送電線は雨や 風

紙粘土の鉄塔が
削り取られ
魚のように
崩れそうに

土草ミズ艸
田んぼ道の
泥濘む足元に

横たえられてら


目の前の ....
あの遠くに見えるのが、
ダウンタウンのビルの群れ
ガラスの建物達が、光りを吸っている
白い家並みが黙っている木々の中
赤煉瓦の屋根は、みなが城と呼ぶ屋敷 
尖塔を空に向け 
放ち、教会のよ ....
友よ
僕は死ぬ
朦朧とした意識の中
それだけが
明確な事実


友よ
僕はいつの間に
ボタンをかけ間違えたのか
見上げた空の
青く染まったうろこ雲が
激しく上下左右
 ....
死んだ鳥みたいに止まり木にじっとしてるけど
お気に入りの曲がかかったらフロアに飛び出して
今しか命がないみたいに激しく踊るの

タップは踏めない(彼女裸足だから)
フロアは汗とアルコール ....
雪の降り積む
季節の頃に
じっとつぼみを
育んできて
やわらかな光が
いま やさしく包む

きょう、桜の花が
咲きました

これからずっと
幾年も
ふたりでいつも
過ごします ....
鏨(たがね)を打ち込む

光沢のある表面に
一閃の傷をつける
堅固な光沢のある表面に
鏨(たがね)を打ち込む

切断する術は腕一つ
ハンマーふりおろしの際の微妙な躊躇は
表面を滑 ....
 お月さま取ってきてよ
 些細なことでボタンを掛け違えて
 へそを曲げてしまった私に

 ちょっと待ってろよ
 今、長いハシゴ作っているから


 そんな我儘を言ったことも
 すっか ....
         おでこを触らせてと言ったのに
         駄目ですと
         触らせてくれなかった

         照れているのかなと思って
         もう一度 ....
文字もなく
舌根支える力もない

8両編成があんな赤い帯だったか
そんな些細な疑問が突っつく

みんな枯れ
上空三百メートル

黄砂のまんなか
あるのは火の警告灯だけ

衝突す ....
コンビニの袋をちりちりいわせながら歩いていた
夜風のなかに小便のような匂いがした
あたりを見回すとその匂いはツツジの群生からこぼれていた
それは甘くて涼しいヨシミの匂いにも似ていた

連休ユ ....
{引用=


それは

空洞と
いう名前の

留保に過ぎないのだと

口に出していた
或る夜

人はすべて
寝静まり

ベッドの上で時間が
ぐんにゃりとする

 ....
 
 
冬の雪の下
土の中で正座していた足を
今ゆっくりとほどいていくように
私の足にも
春がおとずれている

痺れる感覚に
気を失いそうになりながら
すみずみまで血がめぐる
生 ....
雨の日の朝 台所で
僕は君の“おはよう”を待つ
きっとまだ起きないだろうけれど

一人の昼 一人の部屋で
僕は君を想いながら本を読む
儚い恋の終わりと重ならないように祈りながら

寒い ....
バイバイ

とか

さよならじゃなくて

またな・・・


そう、言ってくれたのは
夢の人でした。
      螺
         旋
              階
                 段
               の
     ....
ディ・スタンス

心地よいものごとを心地よくするのはわたしの脳みそ
捕まえられない速さで電気信号が駆け抜けて
きみの指は
きみの声は
わたしによってわたしにとって意味を持つ

 ....
 
 
 
【死が二人を分かつまで】
 
 
 
 死が二人を分かつまでに、あとどれくらい
 私はあなたを愛することだろう。
 
 かけがえのない時を刻みゆく中で
 限りあるこの ....
女の子とセックスしながら
出来ることなら挿入しながら
ボードレールを音読したいと
思っているのは僕だけではないはず

あたしはこんな退屈な人を
彼氏にしてしまってよかったのだろうかと
ダ ....
咲き誇る桜の下
舞い上がる花びら
煌びやかな装いの中
きみは静かに微笑む
いつまでも
途切れることなく


これは
一枚のスケッチ


見上げると空に
一筋の雲

 ....
ピアニカみたいな歌の彼女
彼女に振られたけど
心地よい悲しさだよ
心地よい悲しさ

心地よい悲しさ
グミで出来た剣を振り回す
普通グミを剣にするはずはないよ
でもそれをさも当然のごとく ....
人だ。

そいつは人なのに

純粋すぎるライオン

に似ているジュンさんだ。

ジュンさんだ!

ジュンさんだ!


見えないのか。

首の周りの毛が。

聞こえない ....
落ちる.

落ちていく.
落ちていく,自分が分かるのがイヤだ
すれ違うだけで
目を合わせるだけで

落ちてしまう.


離れていくのは簡単で
崩してしまうのは容易くて
ヒトは
 ....
本を閉じるように雲を抱え
糸くずのついた縫いぐるみに
兄弟の名を教える

のぞきこまれた気がして
草のつぶやきに
片言で行くと答え
噛み付くように
草をむしり切り捨てた

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
黄色い花さき510/3/28 23:09
球体採取[group]暗闇れもん210/3/28 23:07
ジャパニーズ カルトハイドパーク6*10/3/28 23:01
ブランコ乗り亜樹210/3/28 22:42
夜明け前Shaka010/3/28 21:45
20100328a1+10/3/28 18:08
傾き15フィール...010/3/28 17:37
しべ410/3/28 17:35
ゴンザレスの丘月乃助11*10/3/28 16:48
Where Are They?寒雪010/3/28 16:29
ROLLはるな110/3/28 16:02
桜 咲く鵜飼千代子14*10/3/28 13:23
鏨(たがね)……とある蛙6*10/3/28 12:14
月 の 雫鵜飼千代子10*10/3/28 9:44
おでこを触らせてと言ったのに6*10/3/28 9:29
25しべ210/3/28 6:12
蛇たちの天体吉岡ペペロ710/3/28 2:59
あどけのない空洞真島正人7*10/3/28 2:38
許せない春小川 葉4*10/3/28 2:34
寒い夜 窓際のベッドYuLia210/3/28 2:12
またないのせんと010/3/28 2:04
Spiral唯視110/3/28 1:50
届かないので測れない______...3*10/3/28 1:41
死が二人を分かつまで綾瀬たかし310/3/28 0:20
女の子とセックスしながら瀬崎 虎彦1+*10/3/28 0:13
Bend My Knees寒雪010/3/27 23:19
ピアニカみたいなグミぽこぽこへッ...3*10/3/27 23:16
ラッキーライオンボーイおかず110/3/27 22:53
崩れ去る代名詞.らぐ110/3/27 22:52
空を折るには指がたりない砂木4*10/3/27 22:42

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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