楽になる
リラックスじゃなくて
弛緩の問題
冬の朝
起きようとしても
布団から出られない
そんな感じで
流れていく
岩肌のトゲを
長い年月をかけて
取り除く
そん ....
声が聞こえる
とても遠いところから
すぐ近くから
ここにいるよと
声が聞こえる
わたしの隣の席から
贈り物が届いている
箱を開けると
欲しかったものばかり
微 ....
今日は
図書館が定休日だったので
ミスドにいった
勉強をおしえてほしい
という口実で
ミスドに誘おうとしたが
彼は
うまくかわしやがった
私には興味がないようだ
結局
「し ....
{引用=
どこまでも遠浅の海岸で
白波を追いかける明方
目覚めると涙を舐めていた
すぐ熱いシャワーで
洗い流そうとしたのに
いつまでも耳奥から波の音が消えずに
こんな音
溺れる前に ....
君のお気に入りになりたかったある日気付いたら私は君のお気に入りからはずれていたことが自分でも予想もしてないほど悲しかったことにびっくりだ
しょっきん
ともだちだと思ってたのにって言ったら君は軽蔑し ....
はるかかなたに悲しみを見据えて
黙り込むにび色の宇宙
風がはらむものに耳を貸して
忽然と姿を消すらせんの微笑
毟り取られて憂鬱を晴らせば
秋の日のようにどこかでだれかを待つ
その背中の ....
僕の詩はどこだ
出歩いてすらいない 君を
すべてですらなくなった 闇の破壊する
誰の 言葉だった
その感覚の趣向ではないサラリーマンでもなくなった
立ち止まった 夜でもなく ....
僕の子供私の子供は どうか素直な良い子に育たなくて良いからある程度人とおしゃべりできてクラスの中で浮かないように皆に合わせられる世間体をある程度理解しながら友だちと広く浅く付き合えるそれがそういうもん ....
もう一緒には
いられないね
星が散って
結目解け
流れる空に
花が咲く
もう一緒には
いられないね
骨が腐って
空が落ち
....
死んだ人の遺したそれは、決して起こらなかった何かを思わせる。
それは瞳に触れる直前に消え、冬のようにそこにある。
私はガラス窓に息を吹きかける。
そしてただ消えるのを待つ。向かいアパートのカ ....
苦しいことや悲しいことを
みんな吐き出していたね
寂しいことや楽しいことをみんなだまってたね
だからひとりぼっちなんだね
隣のおっさんからヨーグルトの香りがした
すごく嫌 ....
目の前に海があった。
白く塗られた桟橋を、水着の上に服を着た人たちが歩いていく。
コーヒーカップは私の皮膚を透過せずに、指先でとどまっている。
すれちがいも融合もせずに、触れあえることを不思議だ ....
蟹が十匹集まって
フォークダンスを踊ってた
お前それマジで言ってるのか
マジなら俺はもう駄目だよ
世の中の真実がわからない
蟹が十匹集まって
フォークダンスを踊るのか
あるいは踊らないの ....
うにの脱皮を見ていたい
三年二ヶ月見ていたい
うには脱皮をするのかな
うには脱皮をしないのかな
おかあさんにきいても
おばあちゃんにきいても
答えがぜんぜんわからない
おかあさんもおばあ ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね
もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
ブリーフの醸す哀愁を
誰もが誰かと分かち合う
そんな世界はもういやだ
もっとまともな世界に暮らしたい
そう思う人は解脱なさい
そう思わない人はこちらをクリック
ヤフージャパンに飛びますから
ヒロシが包丁を握っている
祥子はナイフを手にした
ねえねえねえってば
私がパソコンの画面指差してるのに
あの人は我関せずとばかりに出かけてしまった
公園の桜でも眺めに行ったのかな
パソコンの画面に目を戻せば何だか騒がしい
う〜ん ....
桜の花びらに見えましたが
それはお墓でした
とても小さな墓石でした
とても小さな人が
入っているのだと思いました
ところどころ緑に苔むして
たしかにそれでも
桜の花びらに見え ....
もう
だめだ
鳥が上空を飛び交う岩を見て写真を撮り
海辺の店でスナック菓子を買い
ショッピングセンターでマグカップを買う
もう
だめだ
ふすまで仕切った隣の三畳間で
頸動脈 ....
外に出て歩きたい
陽の光を浴びて
鳥の声が聞こえる。
日常部屋の中ばかり
雨の日も晴れの日も
わからない。
夢も希望も
ない毎日
愛情がほしい。
寂しい。
自立支援
....
時として
慟哭の色合いを持って
透明なハンマーが
君の頭を穿つ
散る最中
途切れる瞬間
微かな振動
その塊を紐解いて
中心へ向かえば
光輝く幻が
君の指先の示唆を
辿って ....
僕には、あなたが
いてくれるだけでいい
何をしてくれとは言わない
そこにあなたが
いてくれるだけでいい
あなたがそこにいることが
僕は何よりもうれしい
たまにしか会えないから
また会え ....
エイト・ビートを告げるカウントの
ワンとツーの間に落ちたものを探す
飯を抜かれた犬のように
鼻先をヒクヒクさせながら
裏通りで寝そべった時に見上げた釈迦の掌は
光化学スモ ....
笑うことが苦手な君は()の中で笑っている
掴んだ言葉や色を
悲しみの下地に上塗りする
黒の透けた白い肌が
本当の君から目を反らす
人々は摘んで食べては
口々においし ....
{引用=・・・私死ぬのね
はらはらと満開の桜が散る中
私死んで行くのね・・・}
最後まであなたの愛にすがって生きていたかった
少しは私に愛が残っていると思っていたのに
結局あなたは私 ....
泣け
泣きたいだけ泣けばよい
あなたの涙だ
あなただけが流す涙だ
男だろうが
女だろうが
むしょうに泣きたくなったら泣けばよい
誰の為でもない ....
天井でメッサーシュミットがぐるぐる回っている
弟の塗装はいつも雑だ、片側の窓がカーキで潰れている
ヒトラーは演壇で熱弁をふるっており
ドイツ語はさっぱりなので、盛んに繰り返されるClitoris ....
色褪す、ぐんじやうに
烏めが群れを成し、
おれの盲目に羽ばたいた
街の夕顔、
一度なれどもどよめかん
お前の中のノスタルヂアは
既に此処にはない
悲しいか。
終末の電車 ....
僕の体を悲しく流される
歩きかけた 老人の生かされた 音に
闇の光らされた宝石は 僕の心の外を歩こうとした 心の中の
無い 僕の何にもない 彼方を旅立つ
深海の言葉を唱えている
その ....
3369 3370 3371 3372 3373 3374 3375 3376 3377 3378 3379 3380 3381 3382 3383 3384 3385 3386 3387 3388 3389 3390 3391 3392 3393 3394 3395 3396 3397 3398 3399 3400 3401 3402 3403 3404 3405 3406 3407 3408 3409
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.62sec.