揺らいだ現実に 

眼を伏せ

小さく漏れた溜息に

霞かかる上弦の月は


心模様 そのもの



知ることを躊躇【ためら】いながらも

距離を縮めてゆく



 ....
波打つ岩
小川がサラリ
蝉の声
雷ゴロリ

子供達の声
楽しい日々
ロック・ミー・アマデウス
オープン・アームズ

自然の演奏会
森の中のピアノの音
雨が降ってきた
晩ご飯は ....
                  100410





青と赤
どちらがお好きと
鴎の便り
飛行機のような胴体を
すらりと滑り込ませて
人混みの中を行く
美しい人だと ....
胸からぶら下げた
白いプラカードが標的の証


次々に降り注ぐ
憎悪のつぶて


血を吐き
涙を流し


それでも倒れることを許されず
ひたすら意味のないゴールを目指 ....
僕とお茶を。僕と散歩を。僕と夕食を。僕と一晩を。
僕と朝食を。僕と散歩を。僕とお昼を。僕とお茶を。
僕と午睡を。僕と夕食を。僕とキスを。僕とセックスを。
僕と季節を。
僕と一年を。
 ....
年月とは後悔ではなく
未来にならされるであろう 天国の
他人であり 肉体ではない
芝生の一つ一つの その意志を捉えさせられた
誰かに 夢を追いかける 日曜日の夜を
言葉のかけらすら無くさ ....
春に青さなんてない
あるのは春と言う季節

季節だって便宜上のものだろ?
春なんて空間だって
あるか疑わしいもんだ

青い春じゃなくて
過ぎ去った過去を
青という色で染めたら
きっ ....
 前から五列目が空席だったから、
 ネームレスマンがそこに座った。
 彼女の膝の上で猫が寝ていたから、
 ネームレスマンがそのうえに座った。
 冷蔵庫でネギが腐っていたから、
 ネー ....
 
 
アメリカでは
志願すれば
誰でも兵士になれた
九時から五時まで
一時間の
昼休み付きで

日本では
精兵だけが
兵士になれた
一撃で
敵を倒すはずだから
勤務時間も ....
夜な夜な嫁に空気をいれて
一方的に愛をささやき
日の出と共に洗って丸める
むなしくないかと言われるけれど
別にむなしいことはない
俺は嫁を愛しているから
20億円の豪邸を建てたら
お金がすっかり尽き果てて
今日たべる米も買えやしない
貧乏すぎて反吐をついたら
何も出なくて胃液がすっぱい
気分はまるでビタミンC
曲芸仕込まれた
アザラシとかの間にも
上下関係とかあるだろうから

限界感じて諦めてる
兄ちゃんアザラシなんかにも

トップアスリートな
奴らに嫉妬したりして

結局なんだよ
オ ....
篠突く雨の肌寒い日を過ぎて
惨い風に揺さぶられては砌を過ごし、
未だ、未だ幾日かの――
いつとも知れぬ散りぎわを

華やかな夜の影に埋もれ
ふたたび音もなく舞う、桜吹雪
いつか濃い朝靄に ....
しょっぱい雨が滴り落ちる
時折
視界が白くぼやける
火をつけたばかりの煙草の軸に
見事に雨粒がヒットする
もう一粒ヒットして
見事に折られる


温かいはずであった
 ....
好きなのに
近付けないんじゃなくて

好きだから
近付けない

わざと冷たくしてしまう

本当はもっともっと
色んな事知りたい
触りたい
心の中も頭の中も体も全部知りたいのに
 ....
それらしいことをいっておけば大丈夫だといわれたので
それらしいことをいうが
その際に異様さを伴う手の動きがあったため
不審がられる

それらしさを伴わない行動にこそ
寛容が必要なのは
若 ....
読むのは億劫だ。なにか話してよ
時は満ちた、海のように
嘘と幻 限りある幻  遠ざかる人 どこからも出て行ける 時間が あった

好き勝手に歌いだした。コントロールされたプログラムの理想を超え ....
読んで 呼んで
私の声を

ぽつ、ぽつ、と


聴いて
自由にして
翔んでいって

とぷん、と


緑の床に沈んで
葡萄色の世界に溺れて

眠り

たゆたう 海
 ....
 
 
カニの甲羅に
雪が降り積もる

ブランコは揺れる
誰かの言葉の
力を借りて

食べ飽きてしまったね
紙の形は

自分の目を覗き込むと
動いている人の
背中が見える ....
どこか遠い国に隕石が落ちて大変だったらしい、と
地面に広げた新聞紙を父さんが読んでくれている
僕はその声を聞きながら

イカれた導力エンジンの分解に取りかかる
それはもう何十年も前の新聞 ....
つぶさに観察する 肌のふるえは
ワーグナーの夕暮 悲しいと口にせず
夜の海の不気味さ 重なっている
しのびよる闇に無限の波

新しい歌などどこにもない
はじめからあるものしかない
たぐり ....
ぼくのだいすきなキリンは
いまは海の底に居る

まだぼくの魂が
果実のようにやわらかだったころ
キリンが夜泣きをやめられないぼくの
なみだをそっと舌でぬぐってくれたのをおぼえている
キリ ....
温かい夜を過ごしたいなと
願っていた真昼間のサイレン
回転寿司でも食べようかなと
罠を仕掛けて誘い込むわざと
ずっと興味があったお前
最近バタバタしてるとかで
会えなかったが一緒に飲まれ
 ....
雨空の月曜日。

昨日のうちにホテルに移動。今回は荷物が少ないので楽だった。
フロントで部屋着を貸してほしいというと、
そのまま外を歩けそうな暖かいローブをくれた。

今日もいつもと何も変 ....
その国
国なのに王を持たず
恋人もいない

波打ちぎわが逃げ続けるので
海は憧れの的

         つぐみの子が口を開け
         「夢が叶った」
         と ....
花のような実際さで
ただ胸を一刺しするだけで

そんな考え方しかできない
僕らはもう助からないね

レブラント川に流されていく
花束と柩の航跡が
いつまでも心に残るようには

 ....
僕はただ綺麗な花が見たいだけなんだ。

道端で丸くて綺麗なものを拾ったのは、学校から帰る途中のことだった。
ただそれが何であるのかはわからなかったが、綺麗であることだけは間違いなかった。
だか ....
国境には

別に線など引かれてはいない

インドとネパールには

ただ歓迎のゲートがあった

トルコとギリシャには

白くほこり立つ

コンクリートの橋があった
 ....
   
     1

明るい陽光を浴びて
僕の黒猫は
幸せそうに膨らんだ
黒い鞠となって
朝から眠り込んでいる

彼女の黒い体毛は
朝の陽光を吸い込んで
幸せ一杯に膨らんで
 ....
ゆらゆらしていたぼくらの帝国は終わりアジアがカンフーな世代に新しいものなんかないのです。iPhone裏面のリンゴの鏡面に夕暮れが切ない反射の家族atショッピングモール的な幸福に、はしゃぎまわる子供とは ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
宵の秘め事tomoya...010/4/12 13:00
ペポパンプ4*10/4/12 12:02
赤い蒼玉あおば4*10/4/12 11:25
Prisoner寒雪210/4/12 9:35
僕と明日を。虹村 凌0+*10/4/12 9:23
民族などについて、ニューヨークから番田 110/4/12 3:18
青春kei99010/4/12 2:02
ネームレスマン草野春心010/4/12 1:57
新しい戦争小川 葉310/4/12 1:48
空気嫁セガール、ご...210/4/12 1:08
発見010/4/12 1:08
パンとよーかん0*10/4/12 0:41
桜吹雪atsuch...19*10/4/12 0:05
霧の中浮きは沈まず北村 守通210/4/11 23:19
むずがゆい 好きくゆら210/4/11 23:09
サリエリの刑罰a010/4/11 21:27
9月nia010/4/11 20:26
stray宙空 心210/4/11 19:31
降雪たもつ610/4/11 19:27
セントニコル地方mizuno...310/4/11 19:06
ハピネス瀬崎 虎彦310/4/11 19:01
ぼくのだいすきなキリン蠍星7*10/4/11 19:01
ご飯が二人前くれいじー・...610/4/11 18:47
heritagemizuno...110/4/11 18:35
嘘の国[group]ふるる7*10/4/11 18:15
palmmizuno...310/4/11 18:14
綺麗な目玉に咲く綺麗な花敬語1*10/4/11 17:19
国境蒲生万寿2*10/4/11 16:24
猫二題[group]……とある蛙9*10/4/11 16:07
ウェア、ウェアnm6210/4/11 15:13

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