はたらく お兄さんよ
わかいうち 修行さ

はたらく お兄さんよ
下っ端は 修行さ

上からみりゃ まだまだ
頼りないのさ

下からみりゃ なんでも
知っているのさ

はたらく ....
診察台の上では
まな板の鯉だ

あたしは
力を入れぬよう

ハッ ハッと
息を吐きつづける

早く 終われ
看護婦さんはやさしいが

あたしは
あられもない姿で横たわっている ....
充電中の星たちは
プラズマにあとを任せて

光らない速度で
都市と都市をつなぐ

その間にあるのは
エベレストナイルの船団

誰もたどりつけない海に浮かぶ
生まれてこの方甘やかされて育てられてきたから
苦労という苦労をしたことがない
ややこしいことに巻き込まれることはあっても
いつもかならず着地だけはうまくゆく
だからひとの心だとか貧乏の辛さなど ....
五十歳で転職した新人さんが 
仕事の後に、眉を八の字にして 
僕のところにやって来て 
日々の不安を、打ち明けた。 

物書き志望でベテラン介護士の僕と 
人生をやり直そうとしている彼が  ....
せっくすしたい
と言うのはキーボード
送信ボタンを押せば
世界に広がるマイヴァギナ
けれどもそこにはフォッサマグナのひずみを感じるほかなくそこに体温はない
本当はセックスなんて一つもしたくな ....
『ポパイ!ポパイ!!ポパイ!!!』って

白痴みたいな声で呼びやがる



ロングスカートのあの阿婆擦れが

私は一等賞の景品ですって態度で



俺を呼びつけやが ....
いつも背後で見守っている 
姿の無い彫刻家は 
私という素材の上辺を削ろうと 
鋭く光る刃を、手にしている。 

身を削る、痛みを越えて 
素材の中から彫り出され 
姿をあらわす、人の像 ....
浅い夜の沖の辺りに
目を凝らせば

深い場所にじんわりと
普段は誰にも気づかれず

隠れてるものが
見えてくる


柔らかな
月の明かりの下でも

眩しい
日差しの真ん中で ....
おまえらはおれのことがきらいだろうが
おれもおまえらのことがだいきらいだと
すごくいいたいが
いったらだめなので
服の端を噛んで我慢する

あと
ぶたやろうをマイルドにするため
ぷたや ....
知らないおうちで寝ました
おじさんと 
ひとっことも話さずに
暗い部屋で寝ました

天井のそばに
顔写真があって 目があって
こわかった
あれはだれ なんてどうでもいいけど
こわいな ....
傷だらけになって

息も 絶え絶え

それでも

ゆっくりと 翳した

てのひらを

強引に 掴み

立たせてくれたのは

まだ まだ 若い


 ....
なりません
なりません
いつまでたってもなりません
あたりまえでしょう
ならせてくれるひとなんていないのはわかっているでしょう
それでも
それでも
だれかがならせてくれるのをきたいしてし ....
好きな人が好きでいてくれることは
孤独を失うことにつながっていると
そう気がついた今日
外は雨ふりでした

雨の中、小走りにかけてくる
少しふるえてる感じの君に
目を奪われながら
心は ....
線をひく
二本の
それはノートからはみだして
線路のように
のびてゆく

そこからさきは
やめなさいとだけいわれるところ

だが二本の線は
平行をつづけてしまう

だれかが ....
雨の日の傘 最近は黒が多い気がするが
むしろささない人の群れの中
溶け込んでいるか不安な私

濡れて歩く自信がないので
傘さして 肩をすくめて歩きます
ななめに顔を隠しながら
午後まで続 ....


霧に包まれた類人猿の咆哮は
全ての言葉を包み込んだ
異様な振動を部屋の中に持ち込む
全ての言葉は何の目的で語られているのか

不明

類人猿は苛立 ....
焼野の匂いがして参りました
屹度戦が今し方終わったのでせうね

貴方は仰向けになって居るので
私からは貴方の顔を拝見出来ません
だうか此方を向いてはくれませんか
体を揺するだけでは困ります ....
絞ったばかりの洗濯物が 
油汚れに黄ばみ汗ばみ
色柄物の色まで落ちてる 
あの店員ときたら
わざわざ説明してくれたよ 
オマケにシャンプーリンスの試供品付けて
色柄白物を分けることなく
 ....
右手には拳銃を持ち
誰も居ないデパートで刺客に追われる
私が狙っているのは赤髪の少女
怯えながら逃げるその女を殺すこと

エレベーターを逆に駆け上り
デパート内を逃げながら追いかける
ま ....
二十歳になる前の日
やることもなくて
働いていた
変わりない生活
何かが新しく
変わるわけじゃない
分かってた
ただ
天文学上
戸籍上
二十歳になる
それだけのこと

 ....
ペンを握り使い古した言葉を
並べ立てている今この時
浪費している空気や水や食べ物への
謝罪の要求はすべて終わった後にしてくれ

やり残していることなんて
実は思っていたより無い
血の巡り ....
お好み焼きちょうだい
と声かけて
奥からハーイと生返事
大丈夫かなぁと思いながら
しばらく待っていれば
窓の外に山が見える
頂上はきれいな銀灰色
杉の梢は空高く
引っ張ればぼろっと落ち ....
雨の広がる匂い
土の匂い
黒みを増して
透明に変わる
アスファルト

つやりと光る
紅い新芽
杉の匂い
色とりどりの
揺れるパンジー

バス
窓に描く直線
囁く猥談
アナ ....
ぱっと広がる白い空から
ゆらゆら落ちてきた 見上げたら
一瞬だけ変わった

何にもなれなかった君が歩いてる 背負った猫背も板につく
後ろからもう一人歩いてる 木枯らしに当たったら砕けそうな
 ....
眠たいね
(そ)んなこたないさ
もう日がのぼってる
(そ)んなのは嘘さ
僕らは疲れてるし もう充分過ぎる位働いたよ

でもだれにくらべて

いつも誰かと自分を比べてたら
気づいて ....
林檎のかおりがする 天の河
もう随分と走ってきた
星へのひとり旅

白十字も恐竜の化石の海岸も通り越し
鳥を獲る人は、とうに降りてしまったし
銀のすすきの野をみるために
列車の窓を開 ....
空っぽエンプティの神様は
融通がきかない
シジフォスのように岩を
頂に押し上げる
朝から雨だと
出かける気がしないのは
小学生の頃から
変わらない

生きていることにテーマはない
 ....
雨が涙を少し残して去った後
生温い風のにおい
また春を積み重ねて
いつの間にか大人になんかなって

“新しい今の暮らしは愛おしいものです”
誰にどう説明すればいいのかも分からず
切なげな ....
 
 
いつからか
りょうしんのせなかに
はねがはえている
まだそらをとべるほどではないから
あんしんしてるけれど
それはすこしずつ
おおきくそだっていることが
あうたびにみてわかる ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はたらくお兄さん短角牛210/4/28 1:50
診察台森の猫2*10/4/28 1:46
last convoymizuno...410/4/28 0:10
坊ちゃん吉岡ペペロ10+10/4/27 23:47
珈琲たいむ 服部 剛7*10/4/27 23:44
ソーシャルネットワークシステム情事接続ピッピ310/4/27 23:33
オリーブTAT4*10/4/27 23:32
青年の像 服部 剛3*10/4/27 23:24
浅い夜松本 涼510/4/27 22:53
ぶたやろうa110/4/27 22:45
再婚朧月110/4/27 22:14
  彼 方李伍 翔2*10/4/27 22:09
うごかぬ日々一華110/4/27 21:26
そうしつ水中原動機210/4/27 19:27
平行の世界美砂2*10/4/27 19:14
雨降りお使い朧月310/4/27 16:55
月の嗤うさき1〜2[group]……とある蛙9*10/4/27 14:32
土の恋梨玖110/4/27 13:58
お洗濯、楽よ〜(落陽)[group]板谷みきょう1*10/4/27 13:36
一時間の夢梨玖210/4/27 13:31
二十歳寒雪210/4/27 13:15
『生きる』東雲 李葉2*10/4/27 12:39
お好み焼き春日線香410/4/27 11:44
雨が降るプル式4*10/4/27 11:00
空から粉薬粉末010/4/27 6:39
月に暈がかかって新しい靴を僕は紙ナプキンで磨く竜門勇気2*10/4/27 6:22
銀河鉄道月乃助14*10/4/27 6:18
空っぽエンプティwithin5*10/4/27 6:06
空の向こうからかのこ210/4/27 5:42
とり小川 葉810/4/27 3:41

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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