鉄棒のように目を覚まし
自分の肌と同系色のものを食べ
いつの間にか飛行機に乗らなければいけない
ということに気づき
慌てて二階にしかない部屋で
知っている限りの身支度をし
途中 ....
そして
またひとり
熱を帯びたままの情熱は
時に人を傷つけ
答えなんて変り続ける世界で迷子にならずに辿りつけることは
とても とても 難しい
とても
....
これから生きてく人に
言えることなんてあるのか
僕にはねーな
うるさいぐらいにヒマだ
真理なんざシンプルなもんだ
そんなもんだな
てってーせよが売り文句
でも
真理なんかしんじ ....
蒸し暑い
でも
その丸い地面の反対側で
寒いやつも
居るらしい。
話しでしか
わからないけど
それを知ってる僕がいて
おやすみ
反対で ....
きみは朝からウキウキ
いちごはきらい
でもケーキはだいすき
プレゼントにもらった
さかなひこうせん片手に
家じゅうバタバタ
とまるかもしれないと言われた
その心臓はおおきくなって ....
紙切れを全部
宝石にかえてしまって
世界から落とすと
もうひとつの世界では
踊るヒトデが
それを重しに
深海に沈んでいく
100507
年齢がばれる
こまったと
案ずるなかれ
その時は
ロケットで逃げればよいと
ロボナビを確認したら
北行きは明日だ
....
僕は、雨が嫌いだ。
というよりは、雨で濡れるのが嫌いだ。
だから、雨が嫌いというよりは濡れるのが嫌いなのかもしれない。
しかし、シャワーを浴びるのが嫌いじゃないことから、水に濡れるの ....
雨は洗い流さない
雨は塗りこめてゆく
だれかの思い出に私の想いを重ねるように
ヒフから冷たい記憶がはいりこむ
なくしてゆくことが生きてゆくこと
それは間違いないことなのに
宣告されるこ ....
ウィルス流出前
私は裁判所に勤務していた
それで今は
弁護士さんと呼ばれている
彼は医者だ
先生さん
獣医だったが
今はヒトを診ている
ヒトだけを診ている
....
下見れば地べたがある
見上げれば大空が広がる
後はオマエ自身だ
生まれ死ぬまで
そこにオマエがいる
朝、空を見て
なったばかりの蛙は思う!
高くて広い。
ジャンプしても届かない。
空
何が空の上澄みなのか?
知りもしないでジャンプすることをあきらめた,
空の高みをあきらめて
下ば ....
撃つなら撃て!
縫いつけられた数字が
存在を証明することはない
与えられた害毒が
所在を明らかにしたりはしない
出口が見えなくても
絶壁が消えなくても
自らの尊厳に命 ....
泥になって
まもろう
あなたの
すこやかな睡眠と
思想を
まもろう
ひやりとあたたかく
まもろう
泥になったわたしには
思想もなく
身体もなく
ただそこにあるよう ....
1年半前
自室のテレビが
壊れた
寿命だ
すぐ 買わなくても
よかったのに
地デジ 地デジと
騒いでいた時期だったので
なけなしの 虎の子で
BSも観られるテレビを購入
....
進化の枝につかまって
落っこちそうになりながら
僕らはみんな五本指
ものをつかむための指
進化の枝につかまって
落っこちそうになりながら
僕らはみんな四本指
速く走るための指
進化の枝につかまって ....
手も指も 言葉もうまくあやつれず 今ここにいる。(勝手に動く私の体)
レース編み 金色の華奢な編み棒が指の間でもだえて
(きらきらきらきら白さ倍増)
窓を開 ....
厚顔無恥な私を
やわらかな笑顔で迎え入れてくれたその家で
酒をごちそうになった
しどろもどろの
要領を得ない
私の話に
やわらかな笑顔で相槌をうってもらいながら
温かい
温 ....
誰がいたのだろう
いたのだろうここに 誰がいたのだろう そうして
違った道を進まされてきたような気のする僕はいたのだろう
憂鬱など無くなった道に 立たされていた
イギリスじゅうの 知りもし ....
絵画とはなんだろう。いつも考えている。ただ、そうではないものがあるにしても、絵画に自分自身だけは存在しないように思う。だから、どんな作品においても殺風景な感覚があるのかもしれない。自画像は、自分を投影 ....
一日を重ね続けて
それが人生になる
昨日を生きたから
今日が在り
今日を生きるから
明日が在る
何もかもを
抱き締めて
未来へ持ってゆく
産みの苦しみもあるかもしれないが
すべてを捨てたように
生まれの苦しみもあるかもしれないのだ
まっさら ということは
「お腹が空いたぞ」と大声でさわいでいい ということだ
「ね ....
たとえばティーカップ。
かしゃん がしゃん ぱりん ばりん
かしゃん! がしゃん! ぱりん! ばりん!
かしゃんっ がしゃんっ ぱりんっ ばりんっ
かっしゃん がっしゃん ....
先天的な性質
どんなに抗おうとも
それはシーツの上での舞踏に過ぎない
反響する命の別名を半分だけ受け継ぎ
残りの半分は空気との親和にくれてやる
後天的な性質
魂である影を捨ててまで欲す ....
ちから
ちから
あかくながれる
ちから
ちから
みわたすかぎりの
ちから
ちから
まぐまがもえる
ちかから
ちから
わたしのははと
ちちから
ちから
ぜ ....
非常階段で
指切りした
非常だから
爆弾が
落ちてくる
爆弾を
避けながら
約束した
知らない国の
戦後の春
階段は
ただの階段に
なっていた
....
受けとめきれない言葉が在るのは
なんら不思議ではなく
すべての言葉を
受けとめきれるつもりで
自らを削ぎ落としてしまう行為こそが
とても不思議で
ただ哀しい
それなのに
まったく等 ....
ひとつ、指を折る
ふたり、目を閉じて
見えぬ、ものを抱く
夜は、闇を呼ぶ
いつか、捕まえる
無縁の、愛を歌う
名を、呼べぬままに
やがて、時は止まる
ここの、 ....
スーツケースに座って
迎えの車を待っていると
これから旅立つ人たちがいて
不思議
一秒のすきまもなく
誰かが空の上にいて
未来を保留し続けていく
胸が痛むような思いをしてない
ふいに窓が開いても外を見ないことがある
カリフォルニアの陽射しと乾燥に
肌がもつれた
その重さは
私のために作られたものではなかった
眠っているうちに誰か ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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