二機は、一晩中逃げ回っていた
飛行機は、蜘蛛の巣に引っかかっていた
「プレーンモビルって言うんだよ」
「ふーん」
夜、僕らの残骸が、露に濡れて光を放った
蜘蛛、手をつないだ僕と君
バランスをとって緩や ....
駆け上がったスケールの天辺で
頭にティアラを乗せられた途端
3オクターブ下の森へと転がり落ちた
黒鍵に打たれた身体に赤い痣が散る
地面に投げ出された
ティアラの真直ぐで静謐な輝きは
脆い影 ....
                    
内地から釣りに来た太陽と恋人たちを
島尻の斎場御嶽にガイドする。
財布から百円玉を取り出し受付機でパンフレットを買うのを指笛に
午後の観光が踊る。
 ....
君からメールが来た

今更だ

今更何でだ?

今更何を言えばいいのか

今更何を聞けばいいのかな…

出てくる言葉は

『何で?』と『どうして?』

何を言おうが

 ....
ぼよおん ぼよおん ぺろん
ハイッ!

「ぼよおん ぼよおん ぺろん」

ヨシッ!

ぼよおん ぼよおん ぺろん
ハイッ!

「ぼよおん ぼよおん ぺろん」

ヨシッ!
もっ ....
踊れないのは だれのせい
腐ったあしと 脳みそと
20の指を もうすこし
じょうずに使ってみなさいよ

踊れないのは だれのせい
迎えにこない ママと彼
そんなのぜんぶ 捨てちゃって ....
{引用=

翌朝いそいそと出て行ったあなたは
スーパーの袋を提げて夕方再度戻ってきた

おやつを作るよなんて突拍子も無いことを
つぶやく彼女がばたばたと何かを始めだす

へらりと笑いな ....
歩き疲れたから 空とんだ
外見をおいて 空とんだ

ばたばたしてるその様は
地面と変わりないみたい

じたばたしてるその羽は
落ちそうで 落ちそうで 忙しい

枝で休めていたいけど
 ....
好きな映画を観て
好きな小説を読んで
サントラを何度も 聴いて

あんまり遠出はしなけど
うちの前に咲く桜
はなみずき

もう 深い緑はきらきら輝いている
木々が風に揺れる 音になら ....
終わりが悲しいからじゃなくて
えぐられた傷口がみっともないからじゃなくて


炎に焼き滅ぼされるような
狂おしいまでの情熱を思い出せないから


ぼくは雪が舞い散る水銀灯の下
 ....
荒川放水路にかかる鉄橋に
次兄とぼくは向う
川の土手にある踏み切りから
線路にはいる
手をおくと微かな震え
枕木に膝をついて
線路に耳をつける
太鼓の低い音
「電車がくるぞー」
ぼく ....
いじわるをいわせないためには、どうしたらいいだろう







最近の話をしようとすると
思考は酷く曖昧で
断片的なものになってしまうから
こんな形をとっ ....
41
前向きな人として有名な彼は、後頭部にもう一つの顔を隠しているので、いつも前しか向けない。

42
彼は、彼女が、あなたはまるで風見鶏ね、と非難したのを聞いて、風に向かって立ついい男だろう、と自慢 ....
私は、
闇。オリオン、

恒星の、
灰。瞬き、
地中にー


私は、
写真の、番号。

戦争はー
数。
 
 
やはんすぎから
ふりはじめたあめが
あさめざめると
やんでいる

それはきっと
そぼのしわざだ

まいあさ
ひめくりをめくる
そぼをみていた

しわだらけのゆびで
 ....
綺麗に真っ白に
してしまいたい夜がある

君の緑を夢に見たまま
立ち尽くす私の
足元に広がる蝉時雨
白い花弁は雨に消えるの

むかしあたしは
透明になりたかった
どこまでも拡が ....
アクセスしたら
繋がるなんて嘘だ
皆気まぐれで
酔いたい時には
酔わせて貰えない

すべての情報を
シャットダウンして
あたしは真っ暗の
ゼロに閉じ籠るだけ

いちめんの ....
私の視覚が無くなって

あなたの口臭がなくなったら



私は

あなたがあなたであることをわかるだろうか




あなたの口臭は


おそらくけっこうニンニクだろう
 ....
思いがけない虚しさを 
変わらぬものは
いつまでも 
空を隠した雲でさえ 
雨が降るまで気付けない

寂しく笑う心にも 
変わらぬものは
いつまでも
闇を照らした光さえ 
夜が来 ....
つけまつげとグロスとカラーコンタクト
ipodにジャパレゲ
黄土色のエクステ

吉田さんか、山本さん
松井さんだったか

だれだおまえ

どれと会話してもクローン

何体もいる
 ....
 
 
日々は繰り返しの波
雨が降れば雨のように泣き
晴れわたれば歌うたう
雨のち晴れや
晴れのち雨や
いつまでも晴れない気持ちに
ときどき気が遠くなり

それでも
ふと見上げ ....
この皮膚が 境界が
邪魔だ

「触れている」証拠
なんていらない

ドロドロに溶けてしまいたい


君と一緒に
中学が終わる日は

『んじゃ又な』って中学の知り合いと別れたし

高校が終わる日は

『んじゃ又な』って高校の知り合いと別れた


 ....
{引用=

午前三時、まどろみの淵で眠りについて、午前六時三十分、母の声で目が覚める。何もしていないのに、何故か身体中が痛い。きっと大きなクマが瞳の下で寝そべっているに違いなかった。目が、とてつも ....
今日のお昼は今年初のまめごはんを食べた
新婚ほやほや妻の手作りである
はっきり言って自慢である
社内のみんなに自慢したいまめごはんである
俄然鼻息荒くなるまめごはんである
窓際族であるが ....
いろんなことが 
ぐちゃぐちゃしすぎているから
もう全部 おなべに入れてシチューを作る

真っ白な クリームシチューを作る
いつもの手順で

気持ち抑えて 切るしかない野菜を
ひと呼吸 ....
クリスタルガラスの煌めきの向こうで二五時の世界が崩れ落ちてゆく、お前はなにを見ていたんだい、手を伸ばせば届く距離でかすかにも触れられない何かが俺たちの間にはあった…水槽のエンゼルフィッ .... 抱擁がすべてだと
言ってしまいたい

熱に触れて
泣きたくなるほど

眠る
正体を隠すのではない
内側に隠れた正体を
暴くものとして
仮面を与えよう

すべて通り過ぎるもののあとで
後悔することのないように
うたかたの戯れとして
仮面を与えよう
本当に救いようのない人間をすくうことは
なまみの人間では無理なのに
すくおうとしたから無理が出た

それは肉体的に
歯が銀歯になっていたり
息がくさかったり

選民思想に彩られていて
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空色めくりクローバー3*10/5/14 20:11
armoire caprice渡 ひろこ24*10/5/14 19:38
蝶の廃棄楽恵19*10/5/14 19:19
再会伽茶110/5/14 18:44
特訓2花形新次1+*10/5/14 18:34
踊れないのはだれのせいはるな210/5/14 15:10
ホット・ケーキ空白さん5*10/5/14 14:30
無様な鳥朧月110/5/14 12:36
ここにいるよ森の猫2*10/5/14 11:33
Reason For寒雪110/5/14 9:05
生まれ変わる殿岡秀秋310/5/14 6:39
男女山中 烏流11+*10/5/14 3:46
全手動一行物語(41〜50)クローバー2*10/5/14 3:25
体、陽。番田 210/5/14 2:24
空色めくり小川 葉3*10/5/14 2:17
カジジャイコ110/5/14 1:41
interface010/5/14 1:40
ニンニクしだ  よう010/5/14 0:42
変わらぬもの板谷みきょう1*10/5/14 0:29
きぐるみにお面カチキ110/5/14 0:21
空色めくりベンジャミン1*10/5/13 23:53
融解三上あず2*10/5/13 23:44
百万回生きてもTAT2*10/5/13 23:42
目覚めた朝に、生まれたい。黒木みーあ210/5/13 23:26
まめごはん冬野 凪2*10/5/13 23:07
クリームシチュー朧月310/5/13 23:06
JOYホロウ・シカ...1*10/5/13 22:36
行かないでゆず1*10/5/13 21:46
六月に仮面瀬崎 虎彦210/5/13 21:25
カークコ メンa010/5/13 20:59

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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