[5]……とある蛙[2011 10/06 14:59]☆
言葉という固まりの解体ができない(山本陽子さんなどは解体しているが)以上、その意味の範疇の組み合わせで、鑑賞者との関係性を構築して行くしか言葉の第2の意味を獲得することは出来ない。
言葉を解体すれば、無意味な記号でしかないので、無意味な記号を並べて曼陀羅模様みたいな抽象画にするしかないのかもしれない。言葉の意味の範疇を厳格に考えて行くと詩などはとても書けなくなる。詰まるところ感覚の問題でしかない。そして読者が一人でもよいと言うことになると芸術としての詩作など成立しなくなる。表現された創作物が、ある種の感動を鑑賞者に与えるものであっても、地域的普遍性と時間的普遍性を獲得しなければ芸術作品とは言えないであろう。
※現状の多くの詰まらない現代詩を参考にしたような上手な作品を読んでも、ほぼ無感動で退屈なのは中身がないからです。→それであれば意味を解体してしまえというのは一つの方向だと思います。我慢して読んで素晴らしいなどと言っているのは嘘くさい。
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