[103]深水遊脚[2011 12/09 22:13]
ない(善でもない。そういうものさしで測ることはできない)。栄養が少なくて過酷な深海の環境に、長い時間かけて適応してきた生態をみると発見も多いです。特に生殖。生殖の目的は遺伝子の交換で、一方は遺伝子のみを運ぶ細胞(精子)をたくさん作り、もう一方は遺伝子とたっぷりの養分を含む細胞(卵)を作る。養分の少ない環境だと、前者もそれなりに大変かもしれないけれど、後者のほうが圧倒的に大変。だから小さいときはオスになって精子をたくさん作り、十分に体が成長したらメスになって卵を作る魚(ヨコエソ)もいるし、メスは最大50センチに成長するけれどオスは3センチにしかならない魚(ミツマタヤリウオ)もいます。なかには小さなオ
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