[302]大村 浩一[2009 03/10 22:32]★2
>>282

 松下育男さんの詩誌「生き事」の4号(白井明大さんがここで
教えてくれた本)の冒頭に、廿楽順治さんの「化車」という詩が載っています。
 ちょっと長い詩なのですが3月10日が詩の中に出てくるので。
 今日は約10万人が殺された、東京大空襲の日です。


夢の島にいた

ちがうものになるのだからしょうがない
くずれて
いくのではないからとあれほどいったのに
だれも
きいてくれない
大の字
になったことばかりをおぼえていた
さんがつとおか
ちがう
ものになったから
おなじかたちのところはあるけない
(廿楽
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