[7]半知半能[2004 12/24 00:07]
2004.12.23 深夜 (即興「連」しりとり連詩 をとか・ちづさ守り・半知半能)
「凍刻の六時」

雪 降る まぶたに
他人の 言葉に 載せられた
企み 静かに のしかかる

かるく かるく 
撫でられたものたちは
窓 と
踏み固めた時間の 気配と

配当はつねに死体か
退化した九月の郵便配達夫
立つ ふたりの背にまた雪は
行き渡る計画の予想図

渦巻く人 交差点が寂しい
遺灰が 空から
落下 する

擦る音 と 擦る音
手のひらと配達
つなげられた意図が複数のまま
ばらり かかる 屋上

情景は見渡す限り
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