[63]ヤギ[2005 06/25 04:34]★5
六月二十三日夜明け前
一分連詩
・持ち時間は一分
・素敵さ<早さ
・話の筋<勢い
後半は時間の定義が変わる(一分と思えば一分だ)
ヤギ→フユナの順で一行ずつ
「one minute rain」
夜空を蹴った低い雨
カバは、その大口を開けていた
金色蜜にも負けない味に
とりとめのなさがスパークしている
もう間に合わない私を追い抜き
水溜まりからサヤエンドウの蔓
ぐんぐん伸びて朝日を待つのは
雨に応えた甘い動物
アアア、おひさま気持ちいいよ
ずっとでいいから照ってておくれよ
そういう拍子に息照らされて
私はカバに、この
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