不連続体/あやさめ
──ちょうど躓いた小石の先に連なった足が
氷柱を踏んで動かされていくようだった──
映像はいつもコマ割の上で音をあてていく
それは今日の病室でも変わらないまま
カーテンの外の動きも
「○、○、△、○、□、○。」
と並べられたように彼らの高感度カメラが捕らえていく
メトロノームがならなくても目覚まし時計が用を成す
次の風景画への異動/移動していく手品のネタを明かして
もう一度結合した前/全断絶部分はこうして揺るがされて
周りから声が鳴るから駅でいつも目覚めている
車の中ではもう眠れない。
一定の明るさだけ提供されて
遠心力に気づかなく
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