日光宝石/キメラ
赤い信号灯の錯乱
ふらふら頭のすぐそばで変わり逝く
いとましく尖った雑踏に
いり込む隣接にとり乱す
なみだし儚い花びらが電脳をつき抜け
何時間オレは彷徨っていたんだろう
足下から水滴が逆流する狂気
おかしげな柱をたちあげ
ものすごいスピードで上空へ吹き上がる
どうやって気持ちを伝えようか
まちがえを意識するほどに
おろかしい取繕いに
ひかりが奪われてしまうなら
溜め息をつく夜の行列で佇んでいた
あの瞳から
どうしたら永遠をつかめるのか
そんな刹那的ないいわけすら
君をかくそうとするオレをのみこみ
香りが脳髄を刺激しながら
闇をたのしげに泳ぐ
オレ
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