言葉たちの反乱/atsuchan69
 
っ、かんじ好いぃ漢字じゃいぃぃっ〜 )))

しかしさくしゃは、
これらのしょうがいにまけず
よどおしキーボードをうちつづけた
アルプスのすそのにふきおろす
あのさわやかなかぜを、えがきたい
たったそれだけなのだった
みあげると、きらめくそらがむげんにあった

「じゃあ、また力をかしてやるよ

斑な雲がオレンジの光彩を孕んで
いつしか夜の領域が消えてゆく様を映している

罪の匂いが、闇を這うように
初々しい雲を湧き立たせ
険しい起伏は大地との境もなく
今尚、漆黒に包まれていた

黎明はあまたの瞬きを浮かべて見下ろし、
やがて下へ下へと沈む魔性の空白は

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