現代詩フォーラム短歌部創部記念第一回いちごつみ歌会/山田せばすちゃん
 
はじめ

はいいろのうさぎのみみをかみしめてひだまりの味がするよとスプーンが(はいいろ)  汐見ハル

みみをそいだ画家がいました。自画像に包帯巻きたかったのね、きっと。(みみ) 山田せばすちゃん

青春の 怪我の包帯 取ったなら 死にぞこないの 浪人生が(包帯)  あっちょんぶりけ

あかつきの 水に溺るるあばら身か 死にぞこのうて春を知るらん(死にぞこ) 田代深子

☆つきの水にみぎくるぶしを浸らせる君の生まれる夢を見ていた(つきの水)  ピッピ

あかつきは束縛の色潔さを右踝につきまとわせて (みぎくるぶし) ちはや

屋上を蹴った少女の潔さ臓腑飛び散る前の涼風(
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  グループ"短歌部活動記録"
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