現代詩フォーラム短歌部創部記念第一回いちごつみ歌会/山田せばすちゃん
 
風(潔さ) ちづさ守り

屋上にぶらさがってる蝙蝠が見ていた相合傘のぼくらを(屋上) 本木はじめ

蝙蝠は黒、ぬくもりの闇。なら私、染まれない白、冬の太陽。(蝙蝠) 汐見ハル

海風に一人で吹かれていたかった絞り染めのシャツ裾翻して(染) 山田せばすちゃん

仕事中狭い机に鍵掛けて一人で餅の名札をつける(一人) りっと(里都 潤弥)

野原から顔を出すなら目を突かれ あれれ草木に名札が見える(名札) 最果タヒ

(☆印は参加者互選による秀歌)

  グループ"短歌部活動記録"
   Point(9)