しうしう、と
沈黙する。 アシッドに。
並んでいる 夜が逃げる、
山羊の、惰性と 六月。
女の乳房を噛む弦、
GとFを繰り返す
挑発的に。
海だ。
陽射し、
読谷村の職人、
波照間島の潮騒、
ウルワトゥのケチャが
ビジョンして、
サウンド
する
。錆の
泥濘に、
指を突き刺して
君たちは指先をう
しなう。こうしよう
じゃないか、あの空
岩間 に連れてゆく眼差し
に朽ち果てる その炎と
鵺。森全体が
ぬらぬらと揺れる
しうし
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