読書スタイルについて/ななひと
。読みなさい、全く」という言葉は相手にその読書を強要する権力を発生する。それを読んで身につけた者は、それを別の「無知」の人間に強要するだろう。それが「教育」と言えば言える。
「読書」に話をもどせばどうか?私たちは「読書」の場においても無意識にこの「教育」イデオロギーに支配されていないだろうか。私たちは何を読もうとするか?世間にはいろいろな誘いがある。それから「読書」する。それは「蓄積」される。それは各個人同じ。問題は、その種の読書にも「権力」関係が色濃く反映されていることだ。ある分野の必読書。「詩」ではどうだろうか?ここでもやはり「権力」が発揮されている、『現代詩手帖』は未だ最高の権威たり得てい
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