漢詩 春酔/三州生桑
春酔
酒仙酣臥夢還天
独酌沈吟不可眠
美酒美人春一夜
詩人血涙酔千年
春酔
酒仙は酣臥して天に還るを夢む
独酌 沈吟 眠るべからず
美酒 美人 春一夜
詩人の血涙 酔ひ千年
春の酔ひ
大酒飲みの大詩人李白は、ぐっすりと眠って天に還ることを夢みたらうが
私は一人ちびちび酒を飲み、寂しく詩を吟ずるうちに眠れなくなってしまった
うまい酒もきれいな女も、春の一夜のやうにはかなくむなしいけれど
詩人が血や涙を流して作り上げた詩は、千年のちの人々をも酔はせるだらう
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