ライト・ヴァース雑感 その2/ふるる
リカ内部での見られ方で言えば、「詩はむしろ、不幸な変わり者の文学であって、そもそも『アメリカ人が詩を書くというのは、非アメリカ的行為を犯すことである。一歩わきへ寄って、中心から身を遠ざけることである』」※2だって。実際、イギリスに行っちゃったり、自ら命を絶っている詩人も数多い。
で、その反骨精神・独立心というものが、アメリカの詩にもたらしたものが、エドガー・アラン・ポー(詩を音楽性のある芸術だとした)や、ホイットマン(英雄でない、普通の人を詩に持ち込んだ、アメリカ最初の「民主主義詩人」とか自由詩の父とか言われる)や、ディキンソン(まったく世間に出ず、ダッシュや大文字の多用など、独自の世界を築いた
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