ライト・ヴァース雑感 その2/ふるる
 
だったんだなということです。19世紀以前は、イギリス詩の下手な口真似が多く、それ以降は、イギリス詩からの無言の圧迫、劣等感を感じ続けながらの、「ヨーロッパをも含めた過去の巨大な遺産を前にして、それに挑み、それと対決しながら、そして多くの場合、詩自体の概念をさえあらためて問い直すといった根本的な反省を重ねながら、自分の世界を築き上げていく他はない。」※1という状況だったそうです。イギリスから見たら、アメリカ英語っていうのは野蛮に聞こえるらしいんですね。田舎者っぽいというか。それで、イギリス英語にあわせて詩を作っていたんだけど、いまひとつだったと。なので、自分の国独自の詩が欲しかったと。さらにアメリカ
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