連音/ほうげんふだ/AB(なかほど)
親父が子供の頃に本土政策で使われた方言札が
民族資料館に陳列されている
それをなつかしそうに見る人達は
子供の頃それを首からぶら下げて
きっと鬼ごっこのように
友達の背中を叩き
アガーと言わせていたのだろう
鬼になってしまった子も
自慢そうに走りまわっていたのか
と思う
そこにやすらぎがあるので
という理由で
前に進むことを停めた友へ
この頃そんな君の落ち着いた顔を見ると
ちょっとだけ痛い
先生もやっぱり痛かったのかな
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